1. 玉ねぎを生のまま食べる方法
玉ねぎを生で食べる場合、一般的には薄切り(スライス)やみじん切りにすることが多い。ここでは基本となる「オニオンスライス」のやり方・手順について確認しておこう。
オニオンスライスの作り方・手順
1.玉ねぎの上下を切り落とし、外皮を剥く
2.玉ねぎを半分に切ってから、芯部分を切り落とす
3.玉ねぎの頭部分が右側になるようにまな板に置く
4.できる限り等間隔で薄くなるようにスライスする
2.玉ねぎを半分に切ってから、芯部分を切り落とす
3.玉ねぎの頭部分が右側になるようにまな板に置く
4.できる限り等間隔で薄くなるようにスライスする
2. 玉ねぎの辛味を抑える2つのポイント
玉ねぎの辛味には「硫化アリル(アリシン)」という成分が関係している。そんな硫化アリルは切り方を工夫したり、空気にさらしたりすることで抑えることが可能だ。ここでは玉ねぎの辛味を抑えるポイントについて確認しておこう。
1.繊維を断つように切る
玉ねぎの辛味を抑えたいなら、繊維を断つように切るのがおすすめだ。繊維を断ちたい場合は、玉ねぎの頭部分を右側(または左側)に置いてから、包丁をまっすぐ入れるようにしよう。このようにして繊維を断つと、辛味成分が抜け出やすくなって生でも食べやすくなる。
2.15分程度空気にさらす
玉ねぎに含まれる硫化アリルは、空気や水に溶けやすい性質を持つ。そのため、スライスした玉ねぎをお皿などに広げてから、15分程度そのままにしておくと辛味を和らげることが可能だ。なお、水にさらすことも可能だが、玉ねぎの栄養成分が逃げ出してしまうので注意したほうが良いだろう。
3. 生の玉ねぎを使った料理3選
辛味を抜いたオニオンスライスは、サラダ・マリネ・ピクルス・カルパッチョ・和え物などで美味しく食べられる。また、みじん切りにした玉ねぎはソースやドレッシングなどに使うことも可能だ。ここでは生の玉ねぎを使ったおすすめ料理をいくつか紹介する。
1.オニオンサラダ
生の玉ねぎの定番の食べ方のひとつが「オニオンサラダ」だ。辛味を抜いたオニオンスライスにポン酢醤油、ゴマ油をかけて、かつお節などをトッピングしたら出来上がりだ。また、万能ねぎと黄身をトッピングして、彩りの良いオニオンサラダを楽しむのも良いだろう。
2.玉ねぎのマリネ
生の玉ねぎを使った「マリネ」を作るのもおすすめだ。スライスした玉ねぎに塩を振り、よく揉んでおく。玉ねぎがしんなりとしたら、酢とサラダ油を混ぜたマリネ液と合わせれば出来上がりだ。そのまま食べても美味しいし、サンドイッチの具材などに使うのもおすすめとなっている。
3.玉ねぎの和え物
生の玉ねぎは「和え物」にしても美味しく食べることができる。「ポン酢醤油和え」「ゴマとゴマ油和え」などの種類があり、いずれの場合も調味料と和えるだけで手早く作れる。玉ねぎのシャキシャキとした食感を楽しめる料理といえるだろう。
4. 生でも美味しい玉ねぎの種類
玉ねぎには、一般的な黄玉ねぎをはじめ、赤玉ねぎ、新玉ねぎなどいくつか種類がある。このうち特に辛味が少なくて生食に向いている玉ねぎについて確認しておこう。
1.赤玉ねぎ(レッドオニオン)
赤紫色の見た目が特徴的な「赤玉ねぎ」は、一般的に辛味や刺激臭が少ないことで知られている。特に湘南レッドなどは甘味種に分類される玉ねぎである。これらの赤玉ねぎは生のままサラダやピクルスなどで美味しく食べることができる。普通のスーパーでも見かけることがあるので探してみよう。
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2.新玉ねぎ
収穫後にすぐに出荷される「新玉ねぎ」も、みずみずしくて辛味が少ないため生食に向いている。辛味が少ない理由は、一般的な玉ねぎと異なり乾燥させずに出荷させているからだ。一般的な新玉ねぎの流通時期は3~4月頃であるため、この時期にスーパーや八百屋などで探してみると良いだろう。
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結論
玉ねぎは一般的に加熱調理することが多いが、サラダ・マリネ・和え物など、生のままでも美味しく食べることができる。しかし、生のままだと辛味が強いため、繊維を断つように切ったり、空気や水にさらしたりするなどの工夫を取り入れるのがポイントだ。また、赤玉ねぎや新玉ねぎは辛味や刺激が少ないことで知られているため、これらの玉ねぎを生食してみるのも良いだろう。
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