1. 冷蔵庫では乾燥を避けて

絹さやは2日~3日経つと、鮮やかさや張りが失われ、ヘナッとしてせっかくの歯ごたえも悪くなってしまう。できれば購入した日に食べ切るのがベストだ。店頭では袋やケースに入っていることが多いが、開封してしまうと乾燥してくるので、すぐに使い切る予定がないが場合は、次の手順で冷蔵庫に保存しておこう。
- 絹さやを水を張ったボウルに入れ、流水でサッと洗う。
- ザルに上げ、キッチンペーパーで水分をしっかりと拭き取る。
- キッチンペーパーを水に濡らして絞り、その中に絹さやを包むようにして入れ、ジッパー付き保存袋(または密閉容器)へ。
- 冷蔵庫の野菜室に保存する。
このようにして水分を補給して保存すれば数日~1週間はもつが、様子を見ながら早めに使い切ろう。
2. 冷凍のコツ

絹さやは生のまま冷凍すると、解凍時に水っぽくなり、加熱するとへなへなとして食感も悪くなる。少し手間がかかるが、短時間の下茹でをした後に冷凍しておけば、日々の料理に重宝するので、次の手順を参考に保存しよう。
- 絹さやを水で洗って、筋とへたを取る。
- 鍋に湯を沸かし、塩を少々入れたら、絹さやを投入する。
- 約10秒茹で、すぐに冷水に取って色止めをして、ザルに上げ、熱を冷ます。
- キッチンペーパーで水分を拭き取ったら、ラップに重ならないように並べ、上からもラップを重ねて包む。
- ジッパー付き保存袋に入れて、冷凍庫へ入れる。アルミなどの金属製の皿の上に置いておくと急速冷凍が可能だ。
4の段階で、先に金属皿に並べて冷凍し、2時間ほどして凍ったら保存袋に移すという方法もある。いずれにせよ、薄くて重なりやすい絹さやが、解凍時にくっつかないようにしバラバラにしておくことがポイントだ。また、下茹での際は、シャキッとした食感を損なわないように、くれぐれも茹で過ぎには注意しよう。
3. 解凍方法/自然解凍でも凍ったままでもOK

冷凍した絹さやを解凍するには、次のような方法がある。
◆サラダやちらし寿司などのトッピングとして使う場合
◎冷蔵庫に移してゆっくり自然解凍
◎保存袋に入れたまま流水にさらして解凍
◎保存袋に入れたまま流水にさらして解凍
◆味噌汁やスープ、煮物などに使う場合
◎凍ったまま料理に投入
火の通し過ぎによって食感が悪くなることは避けたいので、仕上げの少し前に凍ったままの絹さやを鍋に入れればOK。絹さやの色が変わり火が通ったら完成だ。その他、電子レンジで解凍する方法もあるが、柔らかくなり、水分も飛んでしまいがちなので、あまりオススメできない。
火の通し過ぎによって食感が悪くなることは避けたいので、仕上げの少し前に凍ったままの絹さやを鍋に入れればOK。絹さやの色が変わり火が通ったら完成だ。その他、電子レンジで解凍する方法もあるが、柔らかくなり、水分も飛んでしまいがちなので、あまりオススメできない。
結論
シャキシャキした食感を料理に生かしたい絹さや。できれば新鮮なうちにすぐ食べ切りたいが、たくさん入手した場合は、ぜひ冷凍保存を。下茹で時間10秒以内を守って、硬めに茹でて水分をしっかり拭き取れば、食感もキープされる。料理が彩り鮮やかで華やかになるので、冷凍庫からサッと出して、様々な料理に用いたい。