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缶詰には食べ頃があるって知ってた?原材料別に美味しい食べ方を解説

缶詰には食べ頃があるって知ってた?原材料別に美味しい食べ方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2020年3月16日

長期にわたって保存が出来る缶詰。しかし、長期保存できるからこそ、中身の味の変化にも気を配りたいものだ。缶詰の製造方法にも触れながら、それぞれの原材料に合った食べごろの時期を紹介しよう。また、缶詰の選び方や扱い方についても解説する。

  
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1. 缶詰はこうやって作られる

缶詰の食べごろを知る前に、缶詰がどうやって作られているのかを見てみよう。
  • 原材料の選定
    新鮮な原材料は風味を損なわないよう短時間で加工することが、美味しい缶詰づくりの基本だ。
    そのため、水産缶詰の工場は漁港の近く、果物・野菜の缶詰の工場は原料の産地に建てられていることが多い。
    果物によっては、収穫後に追熟してから加工するものもある。
  • 洗浄・調理
    原材料をきれいに洗浄し、汚れなどを落としたのち、スピーディに調理される。
  • 詰込・注液
    調理された原材料を缶詰に詰め、調味液やシロップを注入する。
  • 脱気
    中身を詰めた缶を密封する前に中の空気を取り除くことで、加熱殺菌中の空気の膨張による缶の変形や、缶内面の腐食、食品の栄養素の変化などの予防を行う。
  • 密封
    空気、水、細菌などの缶内への侵入や、缶詰の変質、腐敗を防ぐため、「二重巻締」という方法で完全に密封する。
  • 加熱殺菌
    密封された缶詰は、加熱殺菌され、内部に残っている可能性のある細菌などを完全に死滅させる。
    原材料の種類によって加熱温度と時間を変え、それぞれの風味を保つ。
    ・酸味の強い果物や果汁、ジャムなどの缶詰・びん詰は、100度以下で短時間殺菌し、味や香り、ビタミンも保持する。
    ・野菜や魚介類、肉類などは、100度以上の温度で時間をかけて殺菌する。殺菌後にはただちに水で冷却して品質変化を防ぐ。
  • 検査
    きちんと真空されているか、詰め過ぎや軽量ではないか、凹みなどがないかなどがチェックされる。かつては打検棒で軽くたたいてその音で判断していたため、「打検」と呼ばれた。

2. 缶詰の食べごろ

このように、缶詰は調味液やシロップを注入したのち加熱殺菌されるため、すぐに食べるものから寝かせることで味わいが変化するものまで、原材料によって食べごろが違ってくる。
もちろん、缶詰は長期保存できるので、いつでも美味しく食すことができるのだが、より美味しく食べられる時期を知っておいて損はないだろう。

・果物系

果物のフレッシュさを味わいたいなら、製造からすぐのものがおすすめだが、シロップの甘みが果物にしっかり行き渡るには半年ほどかかるとされているのでお好みで。缶詰の賞味期限は3年とされているため、製造年月は賞味期限から逆算するとよい。

・肉類・魚介類の味付け煮

保存していくことで熟成され、味が染み込み、うまみが増すとともに味に丸みが出るため、1~2年ほど過ぎてからがおすすめといわれている。

・野菜などの水煮

野菜や豆などの水煮は、どんどん食感がやわらかくなってしまうため、製造後すぐに消費するのがよいだろう。
ちなみに、果物や野菜などは収穫量も増える旬の時期に缶詰が作られることも多いため、一般的には旬を外れるものよりも味が濃いうえ、栄養価が高いともいわれている。

3. 缶詰の選び方と扱い方

1.缶詰の選び方

缶詰を購入するときには以下の点に注意しよう。
  • 外観がきれいで、塗装がはげたりサビたりしていないものを選ぶ。
  • 印刷した缶やラベルに、名称(品名)、原材料名、内容量、賞味期限、製造業者または販売業者の名称と所在地などがはっきり表示されているもの。販売店によっては正しい表記のない缶詰が出回っている場合があるので注意が必要だ。
  • 内容については、JASマーク(日本農林規格合格品)を目安とするのもよい。JASマークは基本的に農畜水産物すべてを対象にしており、JAS法に基づき製品が基準に適合しているかをチェックしたうえで付けることのできるマークであり、適正に判断されているかについては、厳しい監視体制が設けられている。

2.保存について

缶詰の保管には、なるべく涼しく風通しのよい、湿気の少ない場所を選ぶことで、保存性が高まる。普通の温度で貯蔵した場合の缶詰の賞味期間は、おおむね3年とされている。
また、ひとたび缶を開けたら、すぐ全部使いきるようにしよう。
もし使い切れずに残ってしまったときは、果物の缶詰は、残った中身をシロップとともに別の容器に移しかえて冷蔵庫へ。1~2日で食べきるようにしよう。
また、魚介類や肉類は火を通して、濃いめの味付けに調理しなおして冷蔵庫に入れよう。2~3日で消費したい。

結論

缶詰は長期保存できるが、その食べごろを知ることで、さらに美味しく食すことができる。栄養価が高く旨みも強い旬の食材を詰めこんだ缶詰を上手に利用したいものだ。好みの味の缶詰を見つけておくことで、もしもの時にも非常食として活用できるだろう。

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  • 公開日:

    2018年10月16日

  • 更新日:

    2020年3月16日

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