1. 煮る:鍋物で、ブイヤベースで
冬になると鍋料理が食卓に上る回数が多くなる。鍋物は具材や調味料に厳密なルールがあるわけでなく、家にあるものだけでも手軽に作ることができるので、便利な調理法だ。その中でも寄せ鍋はダントツの人気者。つけダレも必要がないので、鍋に入れて火を通せば出来上がり。そのうえ栄養満点で、洗い物も少なくて済む。
そんな寄せ鍋にはタラが必需品。豆腐やネギ、ニンジンやキノコなどとともに、とりあえずタラさえ入れておけば、立派な寄せ鍋になる。良いダシが出て、しかも高タンパク質、低カロリー。カニやフグなどの高級具材にも負けないシーフード系鍋料理の代表選手だ。
一方、タラを主役にブイヤベースを作ることもできる。ブイヤベースは、魚貝類をトマトや野菜で煮込むフランスの鍋料理。発祥の地マルセイユでは一般家庭で普通に食べられているもので、日本の寄せ鍋と同じ感覚だろうか。
具材はタラをはじめ、エビやアサリ、ジャガイモやトマト、玉ねぎなど。これらを、ニンニクやオリーブ油、白ワインなどで煮込めば出来上がりだ。本格派を目指すなら、サフランを入れれば鮮やかな黄色いスープとなる。
そんな寄せ鍋にはタラが必需品。豆腐やネギ、ニンジンやキノコなどとともに、とりあえずタラさえ入れておけば、立派な寄せ鍋になる。良いダシが出て、しかも高タンパク質、低カロリー。カニやフグなどの高級具材にも負けないシーフード系鍋料理の代表選手だ。
一方、タラを主役にブイヤベースを作ることもできる。ブイヤベースは、魚貝類をトマトや野菜で煮込むフランスの鍋料理。発祥の地マルセイユでは一般家庭で普通に食べられているもので、日本の寄せ鍋と同じ感覚だろうか。
具材はタラをはじめ、エビやアサリ、ジャガイモやトマト、玉ねぎなど。これらを、ニンニクやオリーブ油、白ワインなどで煮込めば出来上がりだ。本格派を目指すなら、サフランを入れれば鮮やかな黄色いスープとなる。
2. 焼く:ムニエルで、照り焼きで
スーパーに行くと、生や甘塩のタラの切り身が売っている。あらかじめ切ってあるので、簡単に料理することができて便利だ。生のタラを使う時は、塩・胡椒で下味をつける。10分程おくと水分が出てくるので、キッチンペーパーで水分を拭き取ってから調理を。一方、甘塩のタラの場合は塩をふる必要はない。
ムニエルにする時は、水分を拭いてから小麦粉をまぶす。フライパンにオリーブ油を入れ、皮の方から焼く。こんがり焼けたらひっくり返し、白ワインを入れる。一緒にシメジやホウレン草などを炒めてタラに添えると、見た目も美しくなる。塩・胡椒だけでも十分に美味しいが、バター醤油で味つけすると絶品だ。
照り焼きの場合は、小麦粉をつけずにフライパンでそのまま焼く。両面が焼けたら、ダシ汁、醤油、酒、みりんで味付けし、照りが出るまで加熱する。また、味付けをしないで焼き、食べる時にたっぷりの大根おろしをのせ、ポン酢をかけても美味だ。
ムニエルにする時は、水分を拭いてから小麦粉をまぶす。フライパンにオリーブ油を入れ、皮の方から焼く。こんがり焼けたらひっくり返し、白ワインを入れる。一緒にシメジやホウレン草などを炒めてタラに添えると、見た目も美しくなる。塩・胡椒だけでも十分に美味しいが、バター醤油で味つけすると絶品だ。
照り焼きの場合は、小麦粉をつけずにフライパンでそのまま焼く。両面が焼けたら、ダシ汁、醤油、酒、みりんで味付けし、照りが出るまで加熱する。また、味付けをしないで焼き、食べる時にたっぷりの大根おろしをのせ、ポン酢をかけても美味だ。
3. 蒸し焼き:ホイル焼きで
アルミホイルを広げ、タラと具をのせて包み、焼くだけ。皿も汚れず、簡単でしかも美味しい。作り方は簡単。広げたホイルの中央にタラの切り身を載せ、その上に好みの野菜やキノコを。玉ネギや人参、シメジや長ネギがオススメである。その上に、レモンの輪切りやバター、マヨネーズをひとまわしかけてもよい。
ホイルの側面と上側をきっちり閉めて蒸気が逃げないようにし、オーブントースターで約15分焼く。フライパンに水をはって包んだアルミホイルを並べ、フタをして蒸し焼きにしてもOK。食べる時にポン酢やレモン汁をかけよう。
ホイルの側面と上側をきっちり閉めて蒸気が逃げないようにし、オーブントースターで約15分焼く。フライパンに水をはって包んだアルミホイルを並べ、フタをして蒸し焼きにしてもOK。食べる時にポン酢やレモン汁をかけよう。
4. 揚げる:フライで、フリッターで、さつま揚げで
タラのフライでまず思い浮かぶのは、イギリスのファストフードともいえる「フィッシュ&チップス」。フィッシュはタラなどの白身魚をフライにしたもの。チップスはフライドポテトだ。フィッシュは酢と塩で食べるのがスタンダードだが、レモン&塩や、タルタルソースなどで食べることもある。
フリッターはふわっと揚がるので、身が柔らかいタラで作ると抜群。卵白をツノが立つまで泡立てた後に、卵黄と小麦粉、ベーキングパウダーを加えてさっくり混ぜる。ニンニクと塩・胡椒で下味をつけたタラをひと口大に切り、衣をつけてふんわり揚げると完成。タバスコを加えたトマトケチャップをつけて食べると、ビールのつまみに最高だ。
タラでさつま揚げを作ることもできる。手作りだと揚げたてのアツアツが食べられるので、一度作ってみてはどうだろう。
フリッターはふわっと揚がるので、身が柔らかいタラで作ると抜群。卵白をツノが立つまで泡立てた後に、卵黄と小麦粉、ベーキングパウダーを加えてさっくり混ぜる。ニンニクと塩・胡椒で下味をつけたタラをひと口大に切り、衣をつけてふんわり揚げると完成。タバスコを加えたトマトケチャップをつけて食べると、ビールのつまみに最高だ。
タラでさつま揚げを作ることもできる。手作りだと揚げたてのアツアツが食べられるので、一度作ってみてはどうだろう。
【さつま揚げの作り方】
- タラをザクザクに粗みじんにし、塩を加えてボウルで粘りが出るまで混ぜる。
- 生姜、卵、片栗粉を入れてさらに混ぜる。味付けは、酒と醤油。
- ネギのみじん切りを加えて、丸い球形や小判型などに形を整える。
- 低い温度でゆっくり揚げ、火が通ったら最後に強火にして、こんがりさせれば出来上がり。
アツアツを頬張れば、妻も子供もみんなが笑顔になる。
結論
タラは北半球の寒い海に生息し、日本では北海道や東北で漁獲される。古くから食べられていて、山形の「どんがら汁」や青森の「じゃっぱ汁」など、各地でタラを使った郷土料理もある。世界中で様々に調理され食されているタラ。煮たり焼いたり揚げたりと、どんな調理法でも美味しくいただける愛すべき魚だ。