1. おじやとは?

おじやとは、味噌や醤油などで味付けして煮込んだご飯料理のこと。雑炊の女房言葉であり、煮込む音である「じや」や、「じやじや」と時間をかけて煮込んだことから「おじや」と名前が付いた。地域によって味付けや具材などは異なり、菜類や根菜をはじめ肉類や魚類などを入れる場合もある。また、鍋料理の締めとして残り汁にご飯を加えておじや(雑炊)を作ることも多い。
2. 雑炊やお粥との違いとは?

地域や家庭によってはおじやと雑炊が区別されることもある。また、広義で見るとおじや(雑炊)はお粥の一種となっている。そこで、これらの料理とおじやの違いについて確認しておこう。
雑炊との違いとは?
一般的にはおじやと雑炊は同じ料理とされているが、地域や家庭によっては区別されることもあるようだ。区別の方法はいくつかあるが、例えば「水洗いしたご飯で作るのが雑炊、水洗いしないご飯で作るのがおじや」としている場合や、「塩で味付けしたものが雑炊、味噌や醤油で味付けしたものがおじや」としている場合もある。そのため、別の料理として認識されていることもある。
お粥との違いとは?
お粥とは、米を普通よりも多めの水で柔らかく炊いた料理のこと。「入れ粥」と呼ばれる炊いた白飯を使う作り方もあるが、一般的には「炊き粥」と呼ばれる炊く前の白米から作ることが多い。そのため、通常は「白米を柔らかく炊く料理をお粥、白飯を柔らかく煮る料理をおじや」と呼ぶのが一般的だ。なお、お粥には白粥もあるが、卵、梅、菜っ葉などの具材が入っている場合もある。
3. おじやの基本的な作り方

おじやは、比較的簡単に作ることが可能だ。必要な材料は白飯、野菜類(大根・人参・ネギなど)、キノコ類、卵、顆粒だし、醤油などとなっている。これらの材料を用意したら、さっそく以下の手順で卵味のおじやを作ってみよう。
おじやの下ごしらえ
・大根:細切りにしておく
・人参:細切りにしておく
・ネギ:小口切りにしておく
・シイタケ:薄切りにしておく
・人参:細切りにしておく
・ネギ:小口切りにしておく
・シイタケ:薄切りにしておく
おじやの作り方・手順
1.鍋に水・顆粒だし・大根・人参を入れて煮る
2.煮立ったらネギ・シイタケ・白飯・醤油を加える
3.煮立ったら溶き卵を回し入れて固まったら完成
2.煮立ったらネギ・シイタケ・白飯・醤油を加える
3.煮立ったら溶き卵を回し入れて固まったら完成
4. おじやのアレンジアイデア

おじやは洋風おじや中華風おじや、餃子おじや、カレーおじやなど、さまざまな味付けで楽しむことができる。ここでは、そんなおじやのアレンジアイデアについていくつか紹介しておこう。
その1.洋風おじや
コンソメやオリーブオイルなどを使って「洋風おじや」にすることも可能だ。具材にはベーコン・玉ネギ・人参・キャベツ・キノコ類などを合わせてみるのがよい。残りご飯をリメイクしたいときにもおすすめだ。
その2.中華風おじや
味付けに鶏ガラスープの素やすりおろしニンニクなどを使って「中華風おじや」も作れる。中華風おじやを作るときには、きくらげ・シイタケ・人参・ネギなどの具材を使ってみるのがおすすめ。中華風の味付けと野菜の美味しさが楽しめる一品となっている。
結論
おじやは雑炊の女房言葉であり、炊いたご飯を煮て作る料理のことだ。シンプルな卵おじやをはじめ、洋風おじや中華風おじやなどさまざまな具材・味付けで美味しく食べることができる。もし白飯が残ってしまったときには、「ほっ」とする温かさのおじやを作ってみるのもよいだろう。
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