1. 新鮮な鰹の選び方

まず、スーパーや市場で鰹を購入する時のポイントを見ていこう。同じ時期に同じ店で買うものに大きな差はないかもしれないが、より美味しい商品を選ぶためにも次のようなポイントを押さえておきたい。
・目が澄んでいる
すべての魚に共通することではあるが、頭付きの魚を買うときは目の色をチェックしてみよう。古い魚は目が白く濁っているため、魚を比べてより透明度の高いものを選ぶとよいだろう。
・傷がなく身がしまっている
魚は海から引き上げられたときに身を打ち付けられて、傷がついたりアザがついたりするものがある。鰹を選ぶときは体が硬くしまっていて、表面に傷やアザの少ないものを選ぶようにしよう。
・大きさ
鰹の場合は、体が小さいものと大きいものではその美味しさに差があると考えられている。鰹を選ぶときにはなるべく体の大きいものを選ぶようにしよう。
・身にツヤがある
色やみずみずしさは新鮮さの指標となる。切り身でない場合は身の状態まで確認することはできないが、エラ蓋を開けて、鮮やかな色をしているか、みずみずしさがあるかを確認してみよう。
2. 旬な鰹の美味しい食べ方

・生の鰹を食べる場合
青魚は鮮度が落ちるのが早いので、生で食べる場合は購入後なるべく早く処理するのが望ましい。たたきなど刺身として食べる場合は、商品に「生食用」や「刺身用」と書かれているものを選ぶとよい。その方が自分で処理をするよりも衛生的で安全に楽しめるだろう。
・加熱調理して食べる場合
加熱をして食べる場合には、ソテーや揚げ物などの調理法がある。揚げ物は下味をつけて衣つける竜田揚げや、唐揚げなどが定番の食べ方だ。
<下味に使う調味料>
醤油・砂糖・生姜・にんにくなど
3. 鰹は煮付けでもOK?意外と簡単な煮付けの作り方

魚は刺身や焼き魚という簡単な調理法が定番である。しかし、カレイやサバのように煮付けが定番の魚もあり、意外かもしれないが鰹でも煮付けを作ることは可能だ。煮付けというと難しく感じるかもしれないが、コツさえ抑えれば美味しい煮物が作れるのでぜひチャレンジしてみよう。
鰹の場合は大きいものでサイズが全長60cmにもなるため、切り身にして煮込み調理するのが望ましい。自分で魚をさばくのが苦手な人は無理をせず、切り身を準備してトライしてみよう。
鰹の場合は大きいものでサイズが全長60cmにもなるため、切り身にして煮込み調理するのが望ましい。自分で魚をさばくのが苦手な人は無理をせず、切り身を準備してトライしてみよう。
鰹の照り煮の作り方
<材料>
鰹・醤油・砂糖・酒・みりん・しょうが
<作り方>
- 鰹は皮をはがし、角切りにする。熱湯をかけてさっと茹でて、ザルに上げる。
- 調味料をすべて鍋に入れて煮立たせる。
- 水を加えて角切りにした鰹と千切りしたしょうがを加え、落とし蓋をして煮詰める。
- 落とし蓋をとって、煮汁を鰹にかけながら煮込んで、とろみが出たら完成。
4. いつもの食べ方に飽きたら...鰹のたたきの華やかアレンジ

鰹のたたきというと定番はおろししょうがや小口ネギをかけて食べる方法だが、たれやのせる具材を変えればいつもと違った味わいを楽しむことが可能だ。
・韓国風
ごま油とキムチを使ったピリ辛風のアレンジ。ご飯の上にキムチをしいてたたきをのせ、醤油とごま油で下味をつけた鰹のたたきをのせる。長ネギ、生卵、すりごま、刻み海苔をかければ完成だ。
・マリネ風
オリーブオイルとレモン汁、塩を合わせたものに鰹のたたきを漬けてトマトと合わせ、黒こしょうやバジルをかけるとイタリアン風になる。
・生春巻き
チリソースと玉ねぎレタスなどを合わせて皮で巻き、スイートチリソースと一緒に食べれば鶏肉やエビとはひと味違う、濃厚な味わいの生春巻きになる。
結論
鰹はたたきや揚げ物としてだけではなくさまざまな食べ方ができる魚だ。また、健康面から見ても魚食はおすすめである。一尾を丸ごと買って捌くのもよし、切り身やたたきを買ってくるのもよし。お好みの食べ方で栄養満点の鰹を存分に味わってみよう。
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