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年間100万トン以上輸入される海外バナナは国産バナナと何が違う?

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:
管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年5月 9日

バナナはリーズナブルで栄養満点の、家計にも優しいパワーフード。常備している人も多いだろう。スーパーの果物売り場を訪れると、数多くのバナナが陳列されている。台湾、フィリピン産など、原産国もさまざまだ。しかし、日本産のバナナに出くわすことは滅多にない。バナナのほとんどは輸入物なのだ。その理由は一体何なのか?今回は、海外バナナと国産バナナの違いまで合わせてお届けしよう。

1. 海外バナナと国産バナナの現状

スーパーのバナナを見てもわかるように、日本で販売されているバナナのほとんどが輸入品である。数字で見てみると、99.9%が輸入、国産はわずか0.01%だ。輸入バナナの原産国は、フィリピンが群を抜いて多く、次いでエクアドルやメキシコといった南米諸国が挙げられる。日本でバナナと言えば、海外バナナを指すのがポピュラーなのである。

バナナの生産量1位は?

世界で見てみるとバナナがもっとも多く生産されているのは、意外にもインドである。その量は2757万トンを超えており、海外バナナのなかでも群を抜いた量と言える。次いで、中国、フィリピンが多い。ちなみに国産バナナは、たったの126トン。かなり少ないことが分かるだろう。

バナナの育つ場所

バナナは、赤道を挟んで南緯30°、北緯30°の地域で主に栽培されている。熱帯亜熱帯気候に分布することが多い。すなわち、暖かな地域で育つ植物なのである。日本で主に栽培されているのは、沖縄や鹿児島など一部のみ。生産量が少ないわけである。

2. 海外バナナと国産バナナの種類

バナナの歴史

バナナは、かなり古くから人々に食べられてきたと考えられている。当初はタネのある品種が主流であったが、5000年ほど前に突然変異で、現在食べられているようなタネなしのバナナが誕生したと考えられており、広く栽培されるようになった。東南アジアでは今でも、タネありバナナを食べる地域もあるようだ。ちなみに、日本にバナナが輸入されたのは、明治時代になってから。長らく台湾からの輸入が続いた。

バナナの種類

多くの種類があると言われているバナナ。バナナは料理に使われることも多く、生食用と加熱用の2種類が存在する。日本では生食がポピュラーであるが、海外では料理に使うこともかなり多い。日本でもっとも知られているバナナは、生食用のジャイアントキャベンディッシュという品種で、そのほかにも小さいモンキーバナナ、ラツンダンなどがある。現在では、昔人気があったパナマ品種を改良したものも誕生している。加熱用の品種は、ツンドクやリンキッドなどである。

3. 海外バナナと国産バナナの違い

農薬の問題

国産バナナは、無農薬で育てられているものが多い。海外でも現地で食すバナナは、無農薬や減農薬で作られていることもある。ただ、輸出用に大規模なプランテーションで栽培されているバナナは、農薬が散布されているものがほとんどだ。これは大きな違いである。また、国産バナナは海外バナナと異なり、輸入することがないので、ポストハーベストの心配もない。

皮まで食べられる?

近頃、話題になっているのが、皮まで食べられる国産バナナである。田中節三氏が編み出したとされる、凍結解凍覚醒法で栽培されたものだ。これは元来、暖かいところでしか育たないとされてきたバナナの種を一旦凍結させ、氷河期のような体験をさせることで、潜在的な能力を引き出したものである。絶滅したパナマ品種から作り出した品種で、クリーミーな味わいが魅力。農薬を使用していないため、皮まで食べられるそうだ。海外バナナには存在しないものである。

結論

バナナは、剥く、切るなどの手間をかけることなく、簡単に食べることができる点も嬉しい。海外バナナと国産バナナの大きな違いは、農薬の有無、そして品種にある。国産バナナはまだ知名度が低く、海外バナナに比べると価格もかなり高め。ただ、安心して食べられるものが多いので、これから需要が伸びていくかもしれない。
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