1. そもそも糖質とは?

糖質とは、主に穀類、芋類、果物類、砂糖類などに含まれている、身体を動かすためのエネルギー源となる栄養素のこと。代表的な物質はブドウ糖であり、このほかに果糖、ショ糖、乳糖などの糖類も存在する。(※2)糖質量は一般的に「炭水化物量-食物繊維量」で算出される。
2. 白米の基本的な糖質量

「日本食品標準成分表」には、精白米に関して炊飯前の「水稲穀粒」と炊飯後の「水稲めし」などの栄養価が収録されている。それぞれの白米の100gあたりの糖質量は以下のようになっている。
白米の100gあたりの糖質量
・精白米/水稲穀粒:77.1g
・精白米/水稲めし:35.6g
・精白米/水稲めし:35.6g
3. 白米以外の米類の糖質量

「日本食品標準成分表」には、玄米、発芽玄米、もち米といった精白米以外の栄養価も収録されている。それぞれの100gあたりの糖質量をまとめておく。なお、全て炊飯前の「水稲穀粒」である。
白米以外の米類の100gあたりの糖質量
・玄米:71.3g
・発芽玄米:71.2g
・もち米:76.7g
・赤米:65.4g
・黒米:66.4g
・発芽玄米:71.2g
・もち米:76.7g
・赤米:65.4g
・黒米:66.4g
4. 白米以外の主食の糖質量

「日本食品標準成分表」には、食パン、パスタ、うどん、そばなどの栄養価も収録されている。ここでは白米以外の主食の100gあたりの糖質量も確認しよう。
白米以外の主食の100gあたりの糖質量
・食パン:42.2g
・生パスタ/生:45.4g
・うどん/生:53.2g
・そば/生:48.5g
・中華めん/生:50.3g
・生パスタ/生:45.4g
・うどん/生:53.2g
・そば/生:48.5g
・中華めん/生:50.3g
5. 白米の糖質量をオフする方法

白米の100gあたりの糖質量は77.1g(白飯は35.6g)であり、糖質制限中は糖質量が多く感じることだろう。もし白米を糖質オフしたいなら市販の「低糖質ごはん」を試してみるのもおすすめだ。低糖質ごはんは糖質カットされているため、本来よりも少ない糖質量でご飯を食べることができるだろう。
市販されている低糖質ごはんの例
・大塚食品:マイナンごはん
・ブルボン:低糖質ごはん米5kg
・三菱食品:糖質コントロール ごはん 大麦入り
・サラヤ:へるしごはん
・バイオテックジャパン:糖質コントロールごはん
・ブルボン:低糖質ごはん米5kg
・三菱食品:糖質コントロール ごはん 大麦入り
・サラヤ:へるしごはん
・バイオテックジャパン:糖質コントロールごはん
結論
白米の100gあたりの糖質量は77.1g(白飯は35.6g)となっている。一般的にご飯茶碗1杯分の量は150g程度とされているため、茶碗1杯分の糖質量は53.4g程度(炊飯後で計算)となる。糖質は身体を動かすために欠かせない栄養素だが、摂り過ぎると肥満などの原因になるため注意しよう。
(参考文献)
- ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/ - ※2:e-ヘルスネット「炭水化物 / 糖質」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-018.html
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