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おひたしにして味わいたい春の味覚!「菜の花」「のらぼう菜」の違い

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:
管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年5月22日

おひたしは、旬の味覚を味わうのにもってこいの調理法である。その時期しか出会えない葉物を、しっかり取った出汁に浸して味わえば、実に風雅な一品となる。春を代表する味覚である菜の花と、まだそれほど名の知られていないと思われる、のらぼう菜は、何が同じで何が違うのか。それぞれの特徴をまとめてみた。

1. 菜の花の特徴

春の訪れに先立ち、冬の間から黄色い花をつけて、人々の目を楽しませてくれる菜の花。おひたしにすると、つぼみから垣間見える黄色が美しい。また、そのほろ苦い味わいで、舌をも喜ばせてくれる。

菜の花はアブラナ科に属し、ブロッコリーの仲間である。つぼみの形状から、なるほどと思うかもしれない。最盛期は2~3月。選ぶときは、葉の色が濃いこと、つぼみがそろっていることなどをチェックポイントにしよう。

含まれる栄養素

緑黄色野菜である菜の花の栄養価において、とくに多いのが、βカロテン、カルシウム、ビタミンCである。

おすすめの食べ方

定番のおひたしのほか、からし和え、ペペロンチーノ風味のパスタなどの調理法がよく知られている。また、菜の花をてんぷらにすると、甘みが引き出されて、ほろ苦さとのバランスがより楽しめる。

2. のらぼう菜の特徴

のらぼう菜の名前を初めて耳にした人は、当然その見た目も想像できないはずである。
のらぼう菜は、見た目は菜の花と似ている。というのも、アブラナ科アブラナ属であるからだ。菜の花と似ていて紛らわしいが、「なばな」と呼ばれることもあるという。

名前がそれほど知られていないのにも関わらず、実はのらぼう菜は新種の植物ではなく、ずっと昔から東京の西部や埼玉など関東で栽培されてきた野菜である。江戸時代の飢饉に、のらぼう菜でしのいだという話も伝わっている。
それなのになぜ、名前が知られていないかというと、足がはやいからである。すぐに傷んで葉がしおれ、栄養価が下がってしまうことから、一般のスーパーに出回らず、産直などで取引される。

のらぼう菜の旬は、菜の花よりも少し遅い。3~4月という、まさに春の野菜である。

含まれる栄養素

栄養素としては、βカロテン、カルシウム、鉄、食物繊維などが豊富に含まれている。

のらぼう菜の食べ方

菜の花と違って、つぼみは食べない。葉や茎を食べるのが一般的だ。そして苦みが少なく、甘みさえあるというのが、のらぼう菜の特徴だ。あっさりしているので、子どもにも食べやすい。

朗報としては、少しずつ産地が拡大しているということだ。これからは、地元の産直などでも手に入るようになるかもしれない。

3. 菜の花とのらぼう菜に似ている野菜

菜の花とのらぼう菜が似ている理由には、同じようにアブラナ属に属している、ルーツが似た植物だということが挙げられる。
であれば、アブラナ属の中に、菜の花とのらぼう菜に似ている植物があるはず。そこで紹介したいのが「かき菜」である。

・かき菜

栃木県佐野市で栽培されている、アブラナ属の植物。成長中の植物の若芽を手で掻き取って収穫することから、かき菜と名付けられた。のらぼう菜よりも茎が細いのが違いである。その茎には、アスパラガスのような甘みがある。比較的、淡い色合いだが、茹でると色鮮やかになる。ビタミンA、ビタミンC、鉄分、カルシウムなどが豊富に含まれている。

結論

菜の花、のらぼう菜の違いはお分かりいただけただろうか。まとめると、花まで食べられてほろ苦いのが菜の花。花は食べずに、苦みやえぐみが少ないのがのらぼう菜、ということになる。おひたしにするとき、大人には菜の花、子どもにはのらぼう菜を用意してもよいかもしれない。子どもは菜の花の見た目から菜の花を欲しがるかもしれないが、独特の苦みは好みの分かれるところだろう。
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