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ムロアジって知ってる?その特徴や産地及び旬を紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 平原あさみ(ひらはらあさみ)

2019年10月21日

ムロアジという魚をご存知だろうか?アジの仲間ではあるが、店頭で見かけるのは、主にマアジで、ムロアジは、産地以外では、鮮魚としてほとんど目にすることがない魚のようだ。しかし、クサヤの最高級食材として重宝されている魚でもある。今回は、あまり知られていないムロアジを採り上げ、主な特徴や旬、産地、栄養価についてご紹介しよう。

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1. ムロアジの特徴と名の由来について

ムロアジは、アジ科ムロアジ属の青魚で、アジの仲間だが、アジに比べると体型が細長く、紡錘形で、背が青いといった特徴がある。また、体側に、黄色い縦帯が一本通っていて、ゼンゴ(稜鱗)と呼ばれる棘のような鱗が、側線の後まっすぐなところの大部分に付いている点も特徴として挙げることができるだろう。
ムロアジは、主に、干もの(くさや)や節(あじ節)などに加工され、産地以外では、鮮魚として店頭に並ぶことは滅多にない。稀に、並んでも見慣れないために、買い求める人は少ないようだ。
その名は、播州(今の兵庫県)の室の津という場所で、よく獲れたことに由来するようだ。同じく、和歌山県の牟婁という場所でよく獲れたことに由来するという説もある。
また、地方によって呼び方も異なり、アオアジ、アオムロ、アカゼ、アカムロ、アジサバ、イチジムロ、モロ、モロアジをはじめ、他にも様々な名で呼ばれているようだ。

2. ムロアジの主な産地

ムロアジは、元々、温い水温を好むため、伊豆諸島や日本の西南の沿岸で主に漁獲されているようだ。農林水産省が公表している平成28年度のムロアジ類の漁獲量は、宮崎県が最も多く、全体の31%を占めている。その後、鹿児島県(17%)、和歌山県(12%)、長崎県(8%)、大分県(6%)、高知県(6%)、愛媛県(6%)、兵庫県(6%)、静岡県(1%)と続く。
全体の漁獲量の三分の一に迫る勢いの漁獲量を誇る宮崎県は、ムロアジの主要産地といえそうだ。
ムロアジは、1年を通して漁獲されているが、市場に最も多く出回るのは、7月~9月で、その時期が旬と考えられている。つまり夏が旬ということになるだろう。ただ、関東地方では冬場の寒い時期が旬と考えられているようだ。

3. ムロアジの栄養は?

青魚であるムロアジは、良質の脂質であるDHAやEPAが豊富に含まれている。ちなみに、DHAは、生の場合100g中に、900mg、焼いた場合は、770mg、干物にした場合も800mgとかなり豊富だ。DHAは、脳の情報伝達をスムーズにし、脳細胞を活性化する働きがある。また、脂質の脂肪産生を抑制する働きもあると言われている。
EPAも、100g中に生の場合で、350mg、焼いた場合、300mg、干物の場合は、310mgほど含まれているようだ。EPAは、血管・血液の健康維持に重要であり、「血液をサラサラにする」「中性脂肪値を下げる」「血管年齢を若く保つ」などの働きがあると言われている。
また、ムロアジには、ビタミンB群(ビタミンB1、B2、B12など)も豊富に含まれている。ビタミンB1は、主に糖のエネルギー代謝に関与するビタミンで、不足すると脚気になると言われている。
ビタミンB2は、主に脂質のエネルギー代謝に関与するビタミンで、体内の粘膜の機能を正常に保つ働きがある。
ビタミン B12は、赤血球やヘモグロビンの合成に関与するビタミンで、野菜や果物にはほとんど含まれておらず、肉類や魚介から摂取する必要のあるビタミンでもある。
さらに、マグネシウムやリン、鉄分などの各種ミネラルも豊富だ。

結論

鮮度のよいムロアジは、刺身や焼き魚としても食されるようだが、マアジよりも血合いが多いため、鮮魚の味は、マアジよりも劣るとされている。ただ、釣り人たちの間では、旬で脂ののったムロアジの刺し身は、絶品でマアジを凌ぐ旨さという定評がある。鮮度が落ちるのが早いので、刺し身を味わえるのは、釣り人の特権ともいえそうだ。
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