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グレープフルーツ【ルビー】の特徴や産地、旬の時期を徹底解説!

グレープフルーツ【ルビー】の特徴や産地、旬の時期を徹底解説!

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

鉛筆アイコン 2020年1月15日

1970年代から輸入されるようになったグレープフルーツ。生食でそのまま食べるのはもちろん、ジュースやスイーツなど調理加工してと、今ではすっかり日本の食卓には欠かせない果物となっている。そんなグレープフルーツには、いろいろな品種があるのをご存知だろうか。今回は、ピンクの果肉が美しく甘みの強い品種「ルビー」の特徴や産地、旬の時期について解説する。

  

1. グレープフルーツ「ルビー」の特徴

ルビーとは

1970年代から日本への輸入量が拡大したグレープフルーツ。当初のグレープフルーツは、果皮がさわやかな黄色で、果肉は白に近い薄い黄色をした品種「マーシュ」が大半であった。このマーシュには、果肉が薄いピンク色の「ピンクマーシュ」あるいは「トムソン」という品種があり、「ルビー」はトムソンの変異種として1929年にアメリカで発見されたといわれている。現在は、輸入されるグレープフルーツの半分がルビーである。

ルビーの特徴

ルビーは、果皮が黄色からオレンジ色で、果肉は赤身を帯びたピンク色をしている。「ピンクグレープフルーツ」と呼ばれることもある。ルビーの味わいは、ホワイト系のマーシュと比べると酸味が少なく、糖度と酸味のバランスがよく、種が少ないのが特徴だ。

2. ほかのグレープフルーツとどう違う?ルビーの産地と旬

日本で流通しているルビーのほとんどは、アメリカのフロリダ産、カリフォルニア産と南アフリカ産である。国内では、愛知県の知多半島など、一部の地域で栽培が行われている。最も輸入量の多いフロリダ産のルビーは、10月から6月まで収穫が行われるが、2月下旬から5月にかけての時期は特に味がよく、旬である。

3. グレープフルーツ「ルビー」の美味しい食べ方

グレープフルーツ「ルビー」の美味しい食べ方

輸入されたグレープフルーツには、果皮に農薬や防カビ剤が残っている可能性があるので、ルビーを食べる際は水で果皮をよく洗うとよい。横半分に切ってスプーンですくって食べるのが一般的だが、半玉の量が食べきれない場合には、くし形に切るスマイルカットがおすすめだ。果皮と果肉の境目にナイフを入れると、さらに食べやすくなる。

グレープフルーツ ルビーの選び方と保存方法

美味しいルビーの選び方は、基本的にはホワイト系品種のマーシュと同様。形が丸く整っていて色がよいもの、果皮に凹みなどがなく、張りとツヤがあるもの、手に持った時にずっしりと重みを感じるものを選ぶのがポイントだ。保存方法についても共通していて、風通しの良い冷暗所や冷蔵庫の野菜室で保存すると、1~2週間は美味しく食べることができる。

4. βカロテンを含むグレープフルーツ!ルビーの栄養価

ホワイト系のマーシュとルビーの栄養価における大きな違いは、β-カロテンが入っているかどうか。ルビーには、グレープフルーツの中では珍しく、β-カロテンが含まれている。β-カロテンは、体内でビタミンAに変わり作用し、発育を促進したり、肌の健康を維持したり、暗いところでも目が慣れて見えるようになる機能に関わったりする。また、ルビーには、強い抗酸化作用を持つといわれるリコピンも含まれている。

グレープフルーツは、ほかのフルーツと比べて果糖の量が少ないのが特徴で、まるごと1個のグレープフルーツを食べても、そのカロリーは100kcal以下。ダイエットを気にしている人のデザートやおやつとしてもおすすめの果物である。

また、グレープフルーツの果皮や袋、皮の裏側の白い綿状の部分的には食物繊維であるペクチンが多く含まれる。ペクチンは、水に溶けるとゼリー状に固まる性質があるため、水分の少なくなった便をやわらかくして排便をうながしてくれる。下痢のときは、ゼリー状の膜になって腸壁を守りってくれることから、整腸効果も期待できる。

結論

ルビーは、ホワイト系の品種マーシュと比べて酸味が少なく、糖度と酸味のバランスがよいうえに、種が少ない品種である。最近では、流通している品種のおよそ半分がルビーだ。見た目にも鮮やかで、ピンクの果肉が美しく食卓を彩ってくれる。β-カロテンやリコピンなど栄養価も高いので、店頭で見つけたら購入してみてはいかがだろう。
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  • 公開日:

    2019年6月10日

  • 更新日:

    2020年1月15日

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