このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
オマール海老と伊勢海老の特長と違いとは?美味しい食べ方も紹介

オマール海老と伊勢海老の特長と違いとは?美味しい食べ方も紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

鉛筆アイコン 2020年2月 6日

海老は、ハレの日に欠かせない食材の日のひとつ。なかでも伊勢海老は、高級海老として知られる存在だ。日本同様、海外ではオマール海老が有名。それぞれ大きな海老であることは知られているが、その違いについて考えたことはあるだろうか?また、そのほかロブスターなる海老も海外には存在する。似た者同士のオマール海老と伊勢海老、そしてロブスター。今回はその違いをまとめていきたい。

  

1. オマール海老と伊勢海老の特徴

オマール海老とは

オマール海老の語源はフランス。ハンマーの意味をもつフランス語homard=オマールと呼ばれていることから、日本ではオマール海老と呼ばれるようになった。ちなみにロブスターとは、その英語表記。つまりオマール海老=ロブスターということになる。エビ目ザリガニ下目アカザエビ科の属する海老で、大きな体と、さらに大きなハサミが特徴。ハサミにテープが貼られた状態で販売されているのを目にしたことがあるかもしれないが、これはオマール海老が非常にどう猛なため。漁獲後は、すぐにハサミを固定される。体長は50cmほどで、アメリカ東海岸やヨーロッパ海域、南アフリカなど、世界中広く生息する。

伊勢海老とは

伊勢海老は、トゲのたくさんついた甲羅で全身が覆われているのが特徴。エビ目イセエビ下目イセエビ科に属しており、非常に長い触角を有していることでも知られる。体長は35cm程度。全身が美しい朱赤をしており、火を通すとより美しい色合いになる。日本では伊勢が産地であったため、この名がついたとされており、かなり古くから愛食されてきたようだ。伊勢海老と聞くと日本古来の食べ物という印象が強いが、実は朝鮮半島周辺、インド洋、オーストラリアやニュージーランド周辺など、海外にも広く生息している。

2. オマール海老と伊勢海老の違い

ハサミと触角

オマール海老と伊勢海老最大の違いは、ハサミの有無にあるといえるだろう。オマール海老は、仲間を引きちぎるほどに強力なハサミを有しているが、伊勢海老は長い触角はあれど、ハサミは見当たらない。

表皮の違い

表皮の状態と色にも違いがある。オマール海老は生の状態だとやや赤黒く、表皮はつるんとなめらか。対して伊勢海老は、生の状態であっても朱赤で、表皮はとげがありゴツゴツとした印象だ。オマール海老は肉感があり、プリプリとした食感を楽しむことができる。対して、伊勢海老は少し柔らかめ。どちらも強い甘みが特徴だ。

3. オマール海老と伊勢海老の美味しい食べ方

オマール海老や伊勢海老は非常に高価であるため、自宅でこれらを食べる機会は、そう多くはないだろう。ハレの日やイベント時に購入するとよいだろう。素材そのものに旨味が強いので、手の込んだ料理はレストランにお任せして、自宅ではシンプルにいただくのがおすすめだ。

おすすめの調理法

グリルやボイルももちろん美味しいが、蒸すとさらに甘みが強くなる。オマール海老は殻にも旨味が詰まっているので、上手に活用するとよいだろう。いったん乾煎りした殻を、水と白ワインまたは酒、ハーブと一緒に煮込むと、旨味たっぷりの出汁が取れる。パスタやスープのベースにはもちろん、これで米を炊き込んでも美味い。伊勢海老の頭も同様に活用でき、味噌汁すると驚くほど美味い。

結論

オマール海老と伊勢海老は、そもそも異なる品種の海老である。最大の違いはハサミの有無。ハサミを有しているのはオマール海老で、ロブスターとも呼ばれるものだ。味わいはどちらも甘みと旨味が強く、非常に美味しい。リーズナブルとは言い難いが、見た目にも豪華で華やかなので、ホームパーティーやハレの日に奮発してみるのもよいだろう。
この記事もCheck!
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2019年6月13日

  • 更新日:

    2020年2月 6日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧