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日本古来からあるスモモ【ケルシー】の特徴とは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年7月28日

ケルシーは多種類あるスモモの中でも、見た目、色ともに特徴的である。見た目は果頭がとがっており、色は淡い緑色である。一見酸味が強そうに見えるが、甘みが強く果皮が薄くプリっとした食感が楽しいスモモである。今回はケルシーについて紹介したい。

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1. ケルシーの特徴と名前の由来

まずはケルシーの特徴と、ケルシーが持つ意外な歴史と名前の由来について知ってもらいたい。

ケルシーとは?

ケルシーは日本スモモの一種で、「牡丹杏(ぼたんきょう)」や「広州大巴旦杏(こうしゅうだいぼたんきょう)」などとも呼ばれることのある、生産数が少なく希少価値の高いスモモである。見た目は淡い緑色の果皮と、とがった形が特徴で中央には空洞がある。その見た目から、「トガリスモモ」と呼ばれることもある。味は甘くて酸味が少ない。果皮は薄めでプリっとした食感である。生産地は生産率の一番高い山梨県に次いで山形県がある。山梨県での生産率は全体の80%以上を占める。旬は8月下旬9月上旬と短い。

ケルシーの歴史と名前の由来

ケルシーはもともと「牡丹杏(ぼたんきょう)」や「広州大巴旦杏(こうしゅうだいぼたんきょう)」という名前で山梨県や岡山県で栽培されていた。それがアメリカ人のケルシー氏によってアメリカに輸出されたことから、アメリカでは「ケルシー・ジャパン」という名前で紹介された。その後アメリカなどで栽培され、再度日本に逆輸入として戻ってきたときにはケルシーという名前となっており、現在ではケルシーと呼ばれることが最も多い。ケルシーは大きさや見た目、味、香りともに品種改良されていない古来からある品種として貴重な日本スモモである。

2. ケルシーの選び方と保存方法

美味しいケルシーの選び方と保存方法を紹介したい。じつは、ケルシーは冷凍保存もでき、生で食べるのとは違う美味しさがある。

美味しいケルシーの選び方

果皮が薄くムラなく色付いているもの。表面に白い粉(プルーム)があり、形が全体的に丸く整ったものが新鮮。白い粉がないものは、熟し過ぎている傾向がある。ちなみに、白い粉は植物が、雨などの水分から実を守るために付いているものである。

ケルシーの保存方法

洗わずにポリ袋に入れて、冷蔵庫で保存する。熟していないものは新聞紙などに包み、常温で追熟させる。乾燥に弱いので、直射日光や風が直接当たらない場所に置く。

ケルシーの冷凍保存

ケルシーは冷凍保存をすることもできる。完熟しきる前のほうがほどよく酸味も残りおすすめだ。まず、ケルシーを水洗いして水分をしっかりきり、種を除いて食べやすい大きさに切っておく。ラップに並べて空気が入らないようにさらに上からラップをかぶせ、フリーザーバッグに入れて保存する。食べるときは完全に解凍させず、半解凍のまま食べることがおすすめだ。シャーベットのような食感で美味しい。丸ごと保存する場合はしっかりとラップで包むことが大切だ。丸ごと保存した場合は解凍してジャムやソースに使用するとよい。

3. ケルシーの美味しい食べ方

ケルシーはそのまま食べて香りや食感を味わうこともおすすめだが、加工して長く楽しむ方法もある。

ケルシーのジャム

用意するものはケルシー(冷凍でもよい)と同量の砂糖、レモン汁のみである。ケルシーは種を除いて切り、鍋に入れる。砂糖をケルシー全体にまぶし、ケルシーから水分が出てしんなりするまで置く。(約10~15分)レモン汁を入れて強火にかけ、沸騰してきたら中火にして1/2量の砂糖を加えアクを取りながら煮込む。さらに10分たったら残りの砂糖を加えてとろみが付くまで煮込む。
パンに塗るほか、ヨーグルトやアイスクリームにかけても美味しい。ケルシーは皮が薄いため、皮付きのままでよい。

ドライケルシー

用意するものはケルシーのみである。ケルシーは皮付きのまま種を取り、5mmほどにスライスする。天板に並べ、余熱なしのオーブンで1時間ほど乾燥させる。1時間たったら裏返し、また1時間乾燥させる。できあがりは様子を見ながら、水分が残っているようであればさらに加熱する。

結論

現在ケルシーの生産量は少なく、希少価値が高いが時期になると売られることがあるかもしれない。そのときのために、とがった果頭と薄緑の果皮という特徴を覚えておいていただきたい。また、売り名が牡丹杏や広州大巴旦杏である可能性もあるので、別名もしっかり記憶しておこう。
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