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大量に果物を買った時に使える!コンポートの作り方と保存

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 出口美輪子(でぐちみわこ)

2018年10月 3日

果物の長期間の保存方法としてよく知られているのがジャムやドライフルーツだが、短期間保存する場合、果物本来の食感や見た目を損なわない調理法としておすすめなのが「コンポート」だ。果物の日持ちを長くしたり、甘味が足りない果物をおいしくよみがえらせたりすることができるコンポートについて見てみよう。

1. コンポートとは

コンポートは、果物の果実を丸ごとあるいは大きめにカットし、水や薄いシロップなどで煮て作る、ヨーロッパの伝統的な果物の保存方法の一つだ。ジャムに比べ、果実自体の形状や食感、風味が残っており、糖度も低いのが特徴だ。基本的にジャムにできるフルーツはコンポートにも応用できるといってよい。
家庭では、果物の保存性を高める以外にも、果実そのものに甘みが少ないときなどにおいしさをアップさせる目的で作られる。他にも固くなってしまったもの、大量に手に入って余ってしまったものなどをコンポートにすることが多いようだ。
コンポートは、一般的には果物を材料としたものを指すことが多いが、家禽類や野菜をワインで煮込んだ料理も含まれる。
コンポートと似ている言葉として挙げられる「コンフィチュール」はジャムと同義語として使われることも多いフランス語だ。ジャムは、大きくは「果物などに砂糖類などを加え、焦がさないように煮詰めてとろみをつけたもの」と定義される。果物重量の同量程度以上の砂糖や蜂蜜などを加えて加熱濃縮し保存性を高めた食品だ。
ジャムまたはコンフィチュールは長期保存を目的にしているため糖度と粘度が高いが、コンポートはどちらかというと甘みの少ないフルーツをおいしく加工するという位置づけだ。

2. コンポートの作り方と利用法

コンポートは、基本的にジャムなどで馴染みのある果物ならどんなものでも使えることができるといえよう。小さくカットするより丸のまま利用する方がきれいなコンポートに仕上がる。
<コンポートの基本の作り方>
  • 果物・・・200g
  • 砂糖・・・80g
  • 水・・・400㏄
  • レモン汁・・・大さじ1
① 果物はよく洗ってから、芯や種、皮を取り除き、好みの大きさにカットする。
② 鍋に①の果物と、砂糖、水、レモン汁のシロップを入れ、弱火にかけ、10~15分ほど煮る。(小さいものは5、6分程度加熱する)
③ 粗熱をとって容器に入れて冷蔵庫へ。
できあがったコンポートはそのまま食べたり、ヨーグルト、アイスクリーム、ケーキなどに添えたり、パイやタルト、パウンドケーキの具材としても活躍できる。
冷凍させたコンポートはスイーツの材料にするほか、そのままブレンダーにかけてミックスジュースに入れたりシャーベットにして食したりすることができる。
なお、白ワインやブランデー、キュラソーやキルシュ、ラムといったリキュールを少量加えると深みが増して大人の味になる上、保存性もやや高める効果も期待できる。しかしコンポートは加熱時間が短いため、アルコールが残りやすいので、子どもやアルコールに弱い人が食べる場合は入れないでおこう。

3. コンポートの保存性

前述のようにコンポートは長期保存を目的としているものではなく、ジャムに比べると糖度が低く煮詰めないため水分量も多い。数日で食べきる「常備菜」のような存在であり、フルーツそのものの味を活かした料理であるといえよう。
保存するときはシロップに漬けたまま衛生的な容器に入れて密封し、冷蔵庫に入れる。
保存期間は加えたシロップの糖度にもよるが、通常の糖度で煮たコンポートならば冷蔵庫で4〜5日というのが一般的な見解だ。熱湯消毒した密閉容器に入れれば、季節にもよるが冷蔵庫で1週間ほどの保存が可能となる。
周知のように、糖度を上げると保存性は高まるため、保存期間を長くするには砂糖の量を多くして煮込み、保存容器を煮沸消毒して密閉することがポイントとなる。
さらに、シロップごと密封して冷凍すると3週間程度はおいしく保存することができる。りんごや梨など水分の多い果物は生のまま冷凍すると風味も食感も劣化してしまうが、一度コンポートにしてから冷凍するとおいしく食すことができる。一食分ずつ小分けにしておき、使うときは冷蔵庫で自然解凍させるとよい。一度解凍したものを再度冷凍すると味や色、食感も劣化するので避けるようにしよう。

結論

コンポートは長期保存には向かないものの、生の状態の果物の賞味期間を延ばすことができる。ジャムなどに比べて砂糖の量も少なくヘルシーで、調理時間が短く手軽だ。すぐ食べる予定がある場合はぜひコンポートにチャレンジしてほしい。
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