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京都の伝統野菜!丸くて大きい【聖護院大根】ってどんな大根?

投稿者:ライター 松崎茉莉奈(まつざきまりな)

監修者:管理栄養士 池田絵美(いけだえみ)

2019年7月27日

京の伝統野菜、ブランド京野菜にも指定されている「聖護院大根」。丸くて大きい形が特徴的で、関西を中心に古くから愛されている。全国的に青首大根が主流となったいまでも、冬の寒い時期になると、聖護院大根を買い求める人は少なくない。今回はそんな聖護院大根について紹介しよう。

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1. 聖護院大根の特徴

聖護院大根は、一般的な青首大根とは違い、丸くて大きいのが特徴で一見かぶのようにも見える。直径20㎝、大きなものだと重さ4㎏と圧倒的な存在感である。
苦みや辛みが少ないまろやかな甘さは同じ聖護院の名をもつ「聖護院かぶ」と共通するところがある。煮崩れしにくいことから、煮物によく使われる。

聖護院大根の歴史

聖護院大根の歴史は江戸時代、尾張の国から黒谷の金戒光明寺に奉納された長だいこんを、現在の左京区聖護院に住む農家がもらい受け、自分の畑で栽培したのがはじまりだといわれている。耕土の浅い京都の土壌で栽培を続けていくうちに短系のものが生まれ、品質もよかったため、聖護院一帯で広まった。
とくに淀地区で栽培されている聖護院大根は品質がよく、「淀大根」として高い評価を得ている。

京都の伝統行事・大根焚き

京都の千本釈迦堂では毎年12月7・8日に「大根焚き」という行事が行われている。
これは釈迦が悪魔の誘惑に負けず悟りを開いた日にちなむ恒例行事で、鎌倉時代に住職が大根の切り口に梵字を書いて魔よけにしたのが起源とされている
現在では大根の数が不足していることから一般的な長い大根を使うようになったが、従来は聖護院大根を使って行われていた。
ここでふるまわれる大根を食べると、無病息災で過ごせるといわれている。

2. 聖護院大根の旬や選び方

聖護院大根の旬は11~2月頃の寒い時期である。
京都の伝統野菜だが、そのブランド力は全国に広まっており、冬になると各地のスーパーなどに並ぶこともある。
購入する際は次の点に注意して選ぶとよい。

葉や茎にハリがあり、鮮やかな緑色のもの

葉がしおれていたり、黄色く変色しているものは古いものなので注意する。また、葉を切り落としたものが売られている場合もあるが、葉も食べることができるので、可能であれば葉つきのものを選ぶとよい。

根がつややかで、なめらかなもの

白い根の部分にツヤがあり、表面がでこぼこしていないものを選ぼう。聖護院大根は表面も美しいのが特徴。なめらかなもののほうがよい環境で育ったものだといえる。

持ったときに重みがあるもの

聖護院大根は水分を多く含んでいる。手に持ったときにより重たいもののほうがみずみずしい。

3. 聖護院大根の食べ方

聖護院大根は、肉質が緻密でやわらかいにもかかわらず、煮崩れしにくいのが特徴である。冬の寒い時期にぴったりの煮物にするのがよいだろう。

ふろふき大根に

  • 聖護院大根は4つのくし形に切り、厚めに皮をむき面取りをする。
  • 鍋に出汁と聖護院大根を入れ、やわらかくなるまで煮る。
  • 別の小鍋にみそ、酒、砂糖、みりんを焦げないように煮詰める。なめらかになったら火を止めてすりごまを加え混ぜる。
  • 聖護院大根がやわらかくなったらしょうゆ、みりんを加え、しばらく煮て味をしみ込ませる。
  • 聖護院大根を器に盛り、みそだれをかける。
みずみずしい聖護院大根は漬物にも合う。煮物だけで食べきれない場合は簡単な漬物にしてみてもよいだろう。

聖護院大根の漬物

  • 聖護院大根は皮をむき、薄くスライスする。
  • タッパーなどの容器に入れ、砂糖、酢、塩を加え軽く混ぜ合わせる。好みで鷹の爪や柚子の皮などを入れてもよい。
  • ふたをして冷蔵庫で1~2日程度寝かせる。

結論

冬の京野菜・聖護院大根について紹介した。丸くて大きい聖護院大根は人目を引くだけでなく味もよい。関西ではその名を知らぬ者はいないほど有名で、全国各地にもファンが存在する。普段食べている大根とは一味違う冬の味覚をぜひ一度試してみてはいかがだろうか。
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