1. 柑橘類とミカン属の関係性

柑橘類とは、ミカン科に分類されるミカン属、キンカン属、カラタチ属、クリメニア属などの総称のこと。ミカン科は約150属あるとされているが、特にこの4属をまとめて柑橘類と呼ぶことが多いようだ。一方、ミカン属はミカン科や柑橘類を代表する植物のことであり、温州みかん、オレンジ、グレープフルーツ、すだち、柚子、ライム、レモンなどの植物・果物が属している。
2. ミカン属の代表的な品種

ミカン属はさらにミカン類、オレンジ類、グレープフルーツ類、ブンタン類、タンゴール類、タンゼロ類、雑柑類、香酸柑橘類に分類することができる。それぞれの主な品種を確認しておこう。
ミカン類
温州みかん、紀州ミカン、柑子、橘、ポンカン、タンジェリン、マンダリンオレンジなど
オレンジ類
ネーブルオレンジ、バレンシアオレンジ、ブラッドオレンジなど
グレープフルーツ類
グレープフルーツ、オランジェロなど
ブンタン類
文旦、晩白柚、安政柑など
タンゴール類
デコポン、不知火、せとか、清見など
タンゼロ類
セミノール、スウィーティーなど
雑柑類
伊予柑、甘夏、日向夏、黄金柑、はるかなど
香酸柑橘類
レモン、スダチ、カボス、柚子、ライム、シークワーサーなど
3. ミカン属の果物の違いとは何か?

ミカン属に分類される果物はたくさんあるが、主な違いには見た目(大きさ、形、色味)、味わい(甘味、酸味)、水分量、食べやすさなどがある。このうち食べやすさについては、「皮が薄くて手で剥けるか」「薄皮(じょうのう)ごと食べられるか」などが挙げられる。皮が厚くて手で剥くのが大変な場合は、「スマイルカット」と呼ばれるくし形状にカットすると良いだろう。
結論
ミカン属には代表的なミカン類をはじめ、オレンジ類、グレープフルーツ類、香酸柑橘類などの種類がある。いずれの果物も一般的なスーパーや八百屋などで見かけることが多い。ビタミンCなどの栄養素を多く含んでいるため、食後のデザートやおやつとして食べるのもよいだろう。
この記事もCheck!