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本来は山菜だった!?ねぎの仲間【あさつき】の特徴や旬を紹介

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年8月20日

ねぎにはさまざまな種類があるが、「あさつき」は細ねぎ・若ねぎの一種で薬味として使うものと思っている人が多いのではないだろうか。現在出回るあさつきには二つのタイプがあることはあまり知られていない。今回は、あさつきの特徴にスポットを当て詳しく解説する。

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1. あさつきの特徴

あさつきを漢字で書くと「浅葱」。ねぎよりも葉の緑色が浅いという特徴がこの名の由来といわれている。よく売られている細ねぎと形は似ているが、細ねぎとは別の種類だ。

■細ねぎとの違いは根の部分

あさつきの大きな特徴といえば、根の近くにある鱗茎。この鱗茎は地下茎の一つで、ベージュ色や赤みを帯びている。緑色の葉と鱗茎を食べる野菜で、ピリッとした辛みと香りが感じられ歯ごたえもシャキシャキしている。緑色の葉にはビタミンCや葉酸、カルシウム、カロテンなどの栄養素が豊富に含まれている。

■よく見るあさつきは、本来のものではない!?

よくスーパーであさつきとして売られている細ねぎのようなタイプのものは、本来のあさつきとは異なる。現在出回るあさつきには二つのタイプがあるのだ。細ねぎのように青い葉の部分を伸ばしてから収穫するあさつきは、主に薬味などの用途で食べられている。一方、昔ながらのあさつきは球根部分から伸びてきた新芽を収穫して食べる。とくに露地栽培のものは葉先も短い。細ねぎのようなあさつきと比較すると、本来のあさつきは根の部分も大切に食べるよう作られているのだ。

2. あさつきの旬と産地

あさつきの旬も、タイプによって異なる。葉を食べる細ねぎタイプのものは、葉が伸びる春と秋に旬を迎える。新芽を食べる根の太い本来のあさつきは、冬から春が旬だ。

■あさつきは山菜だった!?

現在は農家により生産・出荷されているあさつきだが、昔から日本に自生していた植物でもある。ねぎのような山菜といえば「のびる」などが有名だが、あさつきもじつはそんな山菜の一つとして親しまれていたのだ。ねぎ全体の中ではあさつきの生産量は非常に少なく、地方などでは現在も自生しているものを食べる習慣が残っているようだ。

■生産地は東北地方に集中

細ねぎタイプのあさつきは広島県など西日本でも作られているが、本来のあさつきは主に東北地方で生産される。冬から春にかけ、球根から伸びた新芽を収穫するあさつきは春の味覚として古くから親しまれてきた。代表的な品種は「鬼あさつき」「八房」、山形県の在来種「ジンジ」「バンバ」などがある。とくに山形県庄内地方では、冬にあさつきを掘り出し1週間加温することで新芽を出させてから出荷する。これぞ伝統野菜のあさつきといわんばかりに、こだわりが感じられる。

3. あさつきの美味しい食べ方

細ねぎタイプのあさつきは通年どこでも手に入るが、東北産の新芽タイプのものは旬にならないと入手は難しい。生産量自体も少ないため、見かけたらラッキーだ。鮮度のチェックも、細ねぎタイプは葉のみずみずしさを見ればすぐわかるが、新芽タイプは根元を見よう。鱗茎部分につやがあるもの、また根の切り口がキレイなものを選ぶとよい。

■野菜室で保存

あさつきをすぐに使わないときは、湿らせた新聞紙にくるんで袋に入れ、野菜室に立てて保存するとよい。曲がったり乾燥したりすると鮮度が落ちるので気を付けよう。

■新芽タイプの食べ方

細ねぎタイプのものは薬味などが定番だが、新芽タイプのあさつきの食べ方にはさまざまなバリエーションがある。根元に食べごたえがあるため、食感を楽しめる料理がおすすめだ。
  • サッと茹でて和え物に(酢味噌・甘味噌・ゴマなど)
  • 韓国風ナムル
  • 生食(味噌・ポン酢などをつけて)
  • 天ぷら、肉巻き、炒め物
  • ピクルス(鱗茎のみ)

結論

あさつきといえば、薬味として使う細ねぎというイメージを持っていた人が多いのではないだろうか。本来のあさつきは根の部分が太く、葉から根までまるごと食べられる山菜だったのだ。東北産のものを入手するのは簡単ではないが、運よく見かけたらぜひさまざまな食べ方を楽しんでほしい。
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