目次
1. そもそもシャトーブリアンとは?

シャトーブリアンとは、牛ヒレ肉の中央部分にある最も柔らかい部位のこと。また、この部位を使ったステーキ料理のことを指す場合もある。シャトーブリアンは牛1頭から600g程度しか取れない希少部位であり、ブランド牛の場合は100gで数万円の値段になることもある。主にデパートや百貨店内にある精肉店や、ブランド牛肉を取り扱っているオンラインショップなどで購入することが可能だ。
2. シャトーブリアンの基本的な焼き方

まずは、シャトーブリアンの焼き方の流れを確認しておこう。シャトーブリアンの焼き方は一般的なステーキ肉の焼き方と同じで、塩コショウで下味をつけてから強火で焼くことになる。以下に大まかな流れをまとめておくので確認しておこう。
シャトーブリアンの焼き方・手順
1.シャトーブリアンを常温に戻しておく
2.焼く直前に塩コショウを振っておく
3.フライパンに牛脂とニンニクを入れて炒める
4.シャトーブリアンをフライパンに置いて強火で焼く
5.1分30秒程度焼いたらシャトーブリアンを裏返す
6.中火にしてから2分程度シャトーブリアンを焼けば完成
※肉が厚い場合はフタをして蒸らし、中まで火を通すとよい
2.焼く直前に塩コショウを振っておく
3.フライパンに牛脂とニンニクを入れて炒める
4.シャトーブリアンをフライパンに置いて強火で焼く
5.1分30秒程度焼いたらシャトーブリアンを裏返す
6.中火にしてから2分程度シャトーブリアンを焼けば完成
※肉が厚い場合はフタをして蒸らし、中まで火を通すとよい
3. シャトーブリアンの下ごしらえのポイント

ここからは、シャトーブリアンの下ごしらえのポイントを詳しく解説する。下ごしらえのポイントには、あらかじめ常温に戻しておくことと焼く直前に塩コショウをすることの2つがある。以下で、それぞれのポイントについて確認しておこう。
その1.常温に戻しておく
シャトーブリアンは、必ず焼く前に常温に戻しておこう。冷蔵庫から取り出したばかりの牛肉を焼くと、焼きにムラができたり、中まで火が通らなかったりする可能性もある。そのため、冬季は1時間程度、夏季は30分程度冷蔵庫から出しておき、常温に戻したシャトーブリアンを焼くようにしよう。
その2.焼く直前に塩コショウをする
シャトーブリアンの下味をつけるタイミングは、焼く直前にするのがよい。早い段階で塩コショウをしてしまうと、肉の水分(肉汁)が外に逃げてしまう可能性がある。そのため、シャトーブリアンを焼く直前に塩コショウするのがおすすめ。片面にまんべんなく塩コショウを振っておこう。
4. シャトーブリアンを焼くときのポイント

シャトーブリアンを焼くときには火加減もポイントになる。料理店では鉄板を使うことが多いが、一般的な家庭ではフライパンで焼くことも可能だ。以下のポイントを参考に美味しく焼き上げよう。
その1.表面は強火で加熱する
シャトーブリアンを焼く前には、牛脂やサラダ油を引いておくとよい。それから強火で加熱して、十分フライパンを温めておこう。温度の目安は180℃程度で、フライパンから煙が立つくらいであればOKだ。十分フライパンが温まったら、シャトーブリアンをそっと中に入れて焼くようにしよう。
その2.裏面や側面を加熱する
シャトーブリアンの表面が焼けたら、フライ返しなどを使って手早く裏返そう。それから火を弱めて中火で焼くのがポイントになる。また、シャトーブリアンに厚みがある場合はそっと持ち上げて側面も焼くようにしよう。必要に応じて、焼き上がり後にアルミホイルで包んで中まで火を通すとよい。
5. シャトーブリアンの焼き加減はどれくらい?

シャトーブリアンの焼き加減はお好みだが、基本的にはレアやミディアムレアがおすすめされることが多い。ウェルダンなど、しっかりと火を通すとシャトーブリアン本来の柔らかい食感を楽しめなくなってしまう。そのため、特にこだわりがない場合はレアやミディアムレアにするのがよいだろう。
レアとミディアムレアの焼き加減の目安(※1)
・レア:内部温度は55~65℃程度。中心部は鮮紅色で肉汁が多い状態
・ミディアムレア:内部温度は65℃程度。中心部はうっすらと赤く肉汁が多い状態
・ミディアムレア:内部温度は65℃程度。中心部はうっすらと赤く肉汁が多い状態
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結論
シャトーブリアンの焼き方は、一般的なステーキ肉とほとんど同じとなっている。また、焼き加減はレアやミディアムレアなどにするのがおすすめといわれている。美味しく食べるためにもここで紹介した下ごしらえや焼き方のポイント、焼き加減の目安を参考に上手に焼いてみよう。
(参考文献)
- ※1:日本食肉消費総合センター「肉を焼く/焼き加減と内部温度」
http://www.jmi.or.jp/recipe/cooking/yaku_main6.html
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