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赤ピーマンとは?緑ピーマンとの違いや美味しい食べ方などを紹介!

赤ピーマンとは?緑ピーマンとの違いや美味しい食べ方などを紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

2020年12月22日

緑色のピーマンを完熟させることでできる「赤ピーマン」。緑ピーマンに比べると苦味や青臭さが少ないため、ピーマン嫌いの人でも食べやすいことが特徴だ。また、緑ピーマンよりもビタミン類を多く含んでいることも特徴といえる。今回はそんな赤ピーマンの基本・栄養価、正しい保存方法、美味しい食べ方、保存方法などについて紹介する。

  
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1. 赤ピーマンとは?

赤ピーマンとは完熟したピーマンのことである。スーパーや八百屋などでよく見かける緑色のピーマンは開花後15~20日前後で収穫された未完熟のもの。一方、赤ピーマンは開花後50~60日程度経ってから収穫される完熟したものである。通常の緑ピーマンに比べて苦みや青臭さが少なく、フルーティで甘みがあるのが特徴となっている。なお、赤色パプリカやカラーピーマンとは異なる品種である。

緑のピーマンが赤くなる理由

赤ピーマンはピーマンが完熟したものだが、赤色に変色する理由は「カプサンチン」と呼ばれる赤色の色素が増えるからだ(※1)。元々ピーマンが緑色をしているのは「クロロフィル」という緑色の色素が多いことが関係している。しかし、クロロフィルは植物が成熟するにつれて分解される。クロロフィルが分解されると、ピーマンが赤色に変わるようにその植物が持つ色素が増えていくのだ。

赤色パプリカとの違い

赤ピーマンと赤色パプリカは色味や形が似ていることから混同することも多い。しかし、これらは裁判品種が異なり、赤ピーマンは「薄肉中型種」と呼ばれる植物であるが、赤色パプリカは「厚肉大型種」と呼ばれる植物である。栽培品種が異なるとは「植物の性質が異なる」という意味で、例えばこれら二つは見た目だけでなく、収穫時期・栄養価・味・食感などに関する違いも多くなっている。

赤ピーマンの旬・流通量

赤ピーマンの旬は緑色のピーマンと同じく夏であるが、ハウス栽培もされているため通年見かけることがある。しかし、赤ピーマンは緑ピーマンに比べて収穫までに長い期間を要するため、生産効率がよくない。そのため、緑ピーマンに比べると流通量は少なくなっている。もし赤ピーマンが食べたいのに見つからないなら、家庭菜園で完熟するまでピーマンを育てるというのも一つの手段である。

2. 赤ピーマンの栄養価と特徴的な栄養素

一般的にピーマンは緑ピーマンよりも完熟させた赤ピーマンのほうが「栄養価は高い」といわれている。そこで赤ピーマンの栄養価を見てから、赤ピーマンの特徴的な栄養素について確認しよう。

赤ピーマン(生)の栄養価

文部科学省の「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」には、赤ピーマンの「生」と「炒めもの」の二つの栄養価が収録されている。このうち100gあたりの赤ピーマン(生)の栄養価は以下のようになっている(※2)。
  • エネルギー:30kcal
  • たんぱく質:1.0g
  • 脂質:0.2g
  • 炭水化物:7.2g
  • 脂肪酸
     ・飽和脂肪酸:0.02g
     ・一価不飽和脂肪酸:0g
     ・多価不飽和脂肪酸:0.05g
  • ビタミン
     ・βカロテン:940μg
     ・ビタミンD:0μg
     ・ビタミンE:4.3mg
     ・ビタミンK:7μg
     ・ビタミンB1:0.06mg
     ・ビタミンB2:0.14mg
     ・ナイアシン:1.2mg
     ・ビタミンB6:0.37mg
     ・ビタミンB12:0μg
     ・葉酸:68μg
     ・パントテン酸:0.28mg
     ・ビタミンC:170mg
  • ミネラル
     ・ナトリウム:0mg
     ・カリウム:210mg
     ・カルシウム:7mg
     ・マグネシウム:10mg
     ・リン:22mg
     ・鉄:0.4mg
     ・亜鉛:0.2mg
     ・銅:0.03mg
  • 食物繊維:1.6g
     (・水溶性食物繊維:0.5g)
     (・不溶性食物繊維:1.1g)

ビタミンA・E・Cが多くなる

赤ピーマンは緑ピーマンよりもビタミンA(βカロテン)・ビタミンE・ビタミンCなどのビタミン類が多い。それぞれ比べてみるとビタミンAは2.35倍、ビタミンEは5.38倍、ビタミンCは2.24倍も多く含んでいる(※2)。ほかにもビタミンB1・B2・葉酸なども増えている。このように赤ピーマンを食べると身体の調子を整える働きがあるビタミン類をバランスよく摂ることができるのだ。

赤色色素「カプサンチン」が豊富

赤ピーマンが赤い理由はクロロフィルが分解されて、赤色色素である「カプサンチン」が増えるからだ。カプサンチンには「抗酸化作用」と呼ばれる、体内の活性酸素を取り除くという働きがある(※3、4)。特に赤ピーマンや赤色パプリカに多く含まれていることが知られている。なお、唐辛子に含まれる辛味成分である「カプサイシン」と言葉は似ているが、両者はまったく異なる成分である。

食物繊維はやや減ってしまう

ピーマンは完熟すると多くの栄養価が高くなるが、中には食物繊維のように減ってしまう栄養素もある。未完熟の緑ピーマンのときは100gあたり2.3gの食物繊維を含んでいるが、完熟の赤ピーマンになると100gあたり1.6gになってしまうのだ。そのため、必ずしも緑ピーマンより赤ピーマンが優れているわけではないので注意しよう。

3. 美味しい赤ピーマンの選び方

赤ピーマンを選ぶ際は形・皮・ヘタの三つをチェックしよう。形と皮からは品質を知ることができ、ヘタからは鮮度を知ることができる。それぞれのチェックポイントは以下のとおりとなっている。
  • 形:赤ピーマンの肩が盛りあがっているもの
  • 皮:色ツヤがよくて、ハリがあるもの
  • ヘタ:切り口が緑色でみずみずしいもの
特にヘタの部分は見落としがちだが、ヘタが変色している(黒ずんでいる)場合は収穫されてから時間が経っている可能性が高い。すぐに調理する場合を除けば、できる限り購入を控えたほうがよい。

4. 赤ピーマンの美味しい食べ方

赤ピーマンは、炒め物・焼き物・揚げ物・漬物など緑ピーマンのように料理に使うことができる。また、緑ピーマンよりも柔らかく甘みもあるためサラダなどに使うのもおすすめだ。そこで数あるおすすめ料理の中から、特に赤ピーマンを美味しく食べる方法を三つ紹介する。

食べ方1.赤ピーマンのサラダ

新鮮な赤ピーマンを美味しく食べるなら、生のままサラダにするのがおすすめだ。グリーンサラダの上に彩りとして使うのもいいが、せっかくなら赤ピーマンをメインにするのがよい。たとえば、カットした赤ピーマンとスライスオニオンを合わせてからドレッシングをかけるだけでも美味しい。

食べ方2.赤ピーマンの肉詰め

赤ピーマンにひき肉で作ったタネを詰め込み焼く「赤ピーマンの肉詰め」も美味しい。作り方はヘタと種を取り除いた赤ピーマンに、ひき肉や玉ねぎで作ったタネを詰め込みフライパンで焼くだけだ。色味が赤色だけになってしまうため、緑ピーマンも使うと見た目も色鮮やかにすることができる。

食べ方3.赤ピーマンの塩麹漬け

乱切りした赤ピーマンに塩麹を混ぜ合わせるだけの「赤ピーマンの塩麹漬け」もおすすめ。あっさりとした味付けが非常に美味しく、お酒のおつまみにも合うのが嬉しい。色味が気になる場合は緑ピーマンも加えるとよく、苦味と香りが強くなるのでより美味しくなる。

5. 赤ピーマンを美味しく保存する方法

赤ピーマンは緑ピーマンよりも傷みやすいため、冷蔵庫の野菜室で保存するのが基本だ。また、赤ピーマンは湿気に弱いため、保存する前にはキッチンペーパーなどで水気をとるのがポイント。それからポリ袋に入れたり新聞紙に包んだりして、冷蔵庫の野菜室に入れておこう。なお、赤ピーマンの果肉部分が柔らかくなっているものから、早めに使っていくのが大切になる。

結論

赤ピーマンは緑ピーマンが熟して色が変わった野菜であり、赤色パプリカやカラーピーマンとは異なるものだ。熟すことで緑ピーマンの青臭さや苦みが少なくなるため食べやすくなる。濃い赤色はさまざまな料理で鮮やかに生えるため、彩りとして少し加える際にも役立つ食材である。
【参考文献】
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  • 公開日:

    2019年8月28日

  • 更新日:

    2020年12月22日

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