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中国で愛されている【竜眼】ってどんなフルーツ?ライチとの違いとは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

2019年9月 8日

日本でもよく知られた果実「ライチ」と同科である「竜眼」は、「リュウガン」や「ロンガン」と呼ばれる。ライチよりも小型の実ながら、中国で非常に愛されてきた果物である。縁起物として尊ばれてきた歴史も持つ。今回は竜眼について知識を深めよう。

1. 日本でも栽培の可能性あり?ライチの同族【竜眼】

ライチの同科別属である竜眼はライチほどの知名度はないものの、多汁で糖度が高く、中国では生食だけではなくドライフルーツとしても愛されている。
日本での栽培が難しいといわれるライチの仲間の中では珍しく、将来的に日本でも多く栽培される可能性がある品種だ。

ライチよりもひとまわり小ぶり

ライチと同じ「ムクロジ科」に属する竜眼は、インドから中国南部にかけての地域が原産地といわれている。ムクロジ科の果物としては、ライチ、ランブータンと並ぶ人気を誇る。
亜熱帯果樹である竜眼は、20~28℃が理想的な栽培環境といわれている。11℃以下になると生育が停止するが、冬に一時的に氷点下になっても越冬できる可能性が高い。ライチやランブータンよりも寒さに強く、豊産性であることでも知られている。栽培が容易で、着果性がよいという点ではムクロジ科の中でも抜きんでている。ムクロジ科の植物としては珍しく、将来的に日本国内での大量栽培が期待されている。

竜眼の形状

直径2cmほどの竜眼の実は、ライチと比較するとひとまわり小さい。果皮の色は黄みがかっている。果皮は硬めだが、ライチのようなうろこ状ではなくすべすべとしている。果肉の部分はライチと同様、半透明の白色で果汁が多い。ライチと比べると小ぶりであるにもかかわらず種が大きいために、食用となる部分がそれほど多くない。

2. 薬膳料理に欠かせない竜眼、婚礼の引き出物にも

現在、日本国内では八重山諸島、鹿児島県や和歌山県串本町など、霜が降りない場所でならば露地栽培も可能となっている竜眼。日本での大量栽培はこれからであるが、原産地の中国では生食としてだけではなく、さまざまな用途で使用されてきた。

乾燥させた竜眼も人気!

生で食べても、糖度が20度を超えるものが珍しくない竜眼は大変美味しいフルーツである。竜眼の甘みはジュースなどの加工品にも使用される。
中国では、乾燥させた竜眼を滋養強壮剤や「桂円」と呼ばれる薬膳料理の材料として重宝してきた伝統的な歴史がある。

婚礼の引き出物にも竜眼!

枝に黄色の実をたわわにならせる風情のせいか、中国では竜眼は縁起物として日常生活に深く根づいてきた。婚礼の引き出物にも、竜眼が使用されたといわれている。

実が熟した後も落下しにくい竜眼

竜眼にはめでたい特徴があり、樹上で熟してもライチのように落下することがまれである。果皮の色は、ライチと異なり黄みがかった茶色のまま変化はしないが、熟したあと収穫が多少遅れても問題なしという手がかからない果樹である。ただし、熟しすぎると実が発酵してにおいを発するようになる。果実の生育がライチよりも時間がかかるというデメリットもある。

3. 竜眼のさまざまな種類

竜眼は、各国でさまざまな品種が栽培されている。台湾では「粉穀」「土種」、タイでは「チョンプー」「ハエウ」「ビオウキオウ」「ピンポン」、そしてアメリカのフロリダにも「コハラ」という品種が存在する。竜眼の旬は、台湾では7~8月、タイでは9月頃。日本国内では3~5月にかけて開花した竜眼が9~10月に収穫できる。果皮の色からはじゅうぶんに熟しているか判別不可能のため、実を食べて甘ければ収穫する。ぶるんとした食感や食べやすいサイズ感は、真夏のフルーツとして台湾やタイでは大人気なのだとか。

結論

ライチと同族のムクロジ科のフルーツとしては栽培が安易という理由から、日本でも大量栽培され普及していても不思議ではないといわれる竜眼。ライチやランブータンなどの同科のフルーツと比べると、台湾やタイでは値段も安く気軽に美味しく食べることができるようだ。外観は、ライチやランブータンと比較すると平凡で特徴もないが、糖度の高さは高級フルーツ並みというお墨付き。今後の日本国内での栽培に期待できそうだ。
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