目次
1. セロリの栄養成分と効能

セロリに含まれる主な栄養成分は、カリウムやビタミンB群、C、Eなどのビタミン類。独特の香りの主成分でもあるアイピンやセネリンといった香味成分は、ストレスを緩和し、精神を安定させてくれる効果があるとされている。古代、諸外国で香料や薬としても使われていたセロリは、ストレス社会の現代でも積極的に食べたい食材だといえよう。
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2. セロリの種類と選び方

セロリは色により3種類に分類され、一般的に食べられているものが「中間種」である。年間を通して流通し、5~11月は生産量第1位の長野県、11~5月は静岡県や愛知県で収穫されている。新鮮なセロリを選ぶ3つのポイントは「葉の緑色がつややかで勢いがある」「茎の筋の凹凸が浮き上がっている」「茎が内側に巻き込まれていて太い」ことである。
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3. セロリの保存方法

セロリの魅力でもある清々しい香りとシャキッとした歯ごたえを保つには、保存方法が大切である。みずみずしさを損なわず生で美味しく食べるには冷蔵保存を。葉と茎を分け、葉は袋に入れて、茎は濡らしたキッチンペーパーに包んで立てて冷蔵するのが鉄則だ。食べきれない場合は料理に合う大きさに刻んで冷凍しよう。解凍せず冷凍のまま加熱調理に加えることが美味しく食べられるポイントだ。
4. セロリの美味しい切り方

セロリの下処理から切り方までを簡単に説明する。セロリの茎にある筋は、硬くて食べにくいことから、まずは下処理が必須である。きれいに洗ったセロリを葉と茎に切り分け、茎の部分の筋を取る。基本の切り方は4種類。スティック状、短冊切り、輪切りや斜め薄切り、みじん切りなどがあり、料理によって切り方を使い分けるとよいだろう。
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5. セロリの美味しい調理方法

生で食べるイメージの強いセロリだが、実は「煮る」「炒める」「和える」といったさまざまな調理方法があるのだ。煮る料理では、コンソメをベースに鶏肉や牛肉を入れたスープが手軽で美味しい。炒める料理では、ホタテを使って中華風に。和える料理では、セロリが苦手な子どもでも食べられるコールスローサラダに入れるのがおすすめだ。
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6. セロリの炒め物レシピ3選

セロリを使って比較的簡単に作れる料理が「炒め物」である。セロリの風味が苦手な人には「セロリのカレー風炒め物」がおすすめ。独特の香りとシャキシャキ感を活かした「セロリのきんぴら」や、日本人の口にも合うよう食べやすく味付けした「豚ひき肉とセロリのエスニック風炒め物」なども簡単に作れる。味付けで変化するセロリの炒め物にぜひ挑戦してほしい。
7. セロリの葉の簡単活用法

捨ててしまいがちなセロリの葉は、実は茎よりも栄養成分が多い。セロリの葉だけで作った「ホットサラダ」や「天ぷら」などの料理なら、セロリに含まれる栄養を余すことなく摂取できる。ドライハーブやブーケガルニにして調味料として使ったり、入浴剤代わりにしたりするのもおすすめ。セロリの葉は、捨てるのには勿体ないほどの有効な活用法があるのだ。
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結論
セロリは、独特な香りで好みが分かれてしまう野菜だが、新鮮なものを選び、下処理や調理方法を工夫すれば美味しく食べられる可能性を秘めた食材である。周りにセロリ嫌いがいたら、ぜひいつもとは違った切り口でセロリを使った料理をふるまってみてはどうだろうか。