1. だし巻き卵のアレンジは、だしを味わえることを第一に考えよう!

だし巻き卵の一番のポイントは、だしの風味だ。だしのしっかりとした旨みを味わうからこそのだし巻き卵だといってもよい。したがって、アレンジを考える際は、まずはだしの風味と相性がよいものを候補に入れたい。基本的には薄味で、和食の食材から選ぶのがよいだろう。もちろんほかの選択肢もあるが、まずは定番から始めるのがおすすめだ。いろいろ試したい人も、まずは無難なところから始めてみよう。
2. だし巻き卵には、やっぱり和の食材がよく合う!

だし巻き卵のアレンジにも、定番がある。ここでは、追加する具材の例を見ていこう。
だし巻き卵に合う和の食材
ねぎなどの香味野菜
和食に使われる香味野菜であれば、たいていだし巻き卵に入れても美味しい。最も一般的なのはねぎだろう。小口ねぎなどを刻んで入れれば、だし巻き卵がさっぱりとした味わいになる。ほかにも刻みしょうがや、少し変わったところでいえばみょうがも美味しい。だしの香りをメインに楽しむ料理、たとえばお吸い物などと合う香味野菜と考えれば、イメージしやすいかもしれない。そのほか、青じそを刻んで加える、あるいはそのまま巻き込んで作るのも美味しい。香味野菜ならたいていだし巻き卵と合うので、気軽に試していただきたい。
しらす
野菜だけでなく、魚もだし巻き卵と合う。中でも、食べやすくさっぱりとしたしらすは、相性バツグンだ。だし巻き卵に歯ごたえが加わるため、ボリューム感も増すだろう。ただし、しらす自体に塩味が付いていることも多いため、入れ過ぎには注意だ。食感のバランスも崩してしまう。ほんのり隠し味程度にしらすを入れるくらいで、ちょうどよいはずだ。少しではあるが、しらすのカルシウムなどの栄養も摂れるのが嬉しい。普段しらすを食べない人も、試しに入れてみてはどうだろうか。
海苔
海苔の香りも、だし巻き卵と相性バツグンだ。適当な大きさに切って、だし巻き卵で巻き込むとよい。海苔にはしっかりした風味があるものの、だしの香りを消さず、逆に引き立ててくれる。味付け海苔よりも焼き海苔を使って、海苔そのものの風味を楽しむのがおすすめだ。
明太子
居酒屋で、よく明太だし巻きとして提供される。明太子は味が濃いためだし巻き卵とは相性が悪いようにも思えるが、実際は不思議とバランスの取れた味わいだ。辛さとだしの組み合わせを楽しむのもよいだろう。ただ、塩分が高くなりがちなのには注意しよう。酒がすすむのはよいが、塩分過多には注意したい。
3. 和の食材や味でなくても、だし巻き卵と合うものはある!

ほかにも、一見だし巻き卵とは合わないように思える具材も、意外と美味しく食べられる場合がある。
だし巻き卵に意外と合う食材
チーズ
スライスチーズをちぎってだし巻き卵に加える。意外にも、チーズのこってりした味わいとだしの旨みとの相性がよい。しょうゆや大根おろしともよく合う。ボリュームが大幅に増すため、たっぷりと食べたい人にはちょうどよいだろう。当然カロリーも高くなる点には、注意しておきたい。
ひき肉
味を付けて炒めたひき肉を混ぜ込むと、ボリュームが増すほか、たんぱく質を多少増やすこともできる。ひき肉の味付けは和風でももちろん合うが、豆板醤やウスターソースなどで味付けしても美味しい。だしの風味は意外に強いため、和風以外の味付けとも合う。さすがに濃くし過ぎるとだしの味が消えてしまうため、意識して薄めに味付けするのがおすすめだ。
結論
だし巻き卵について、追加の具材によりさまざまなアレンジが可能だ。定番の和の食材でも、選択の幅は広いうえ、たいていだし巻き卵とよく合う。さらに、チーズなどの洋風の具材や、和食以外の味付けをしたひき肉を加えても、意外とバランスのよい味に仕上がるのが面白い。余裕があれば、だし巻き卵にいろいろ具材を加えて、美味しい組み合わせを探してみるとよいだろう。
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