1. シマチョウとは?
シマチョウ(テッチャン)とは、ホルモンの一種であり牛の大腸のこと。牛のホルモンの中では代表的な部位の一つであり、小腸(マルチョウ)よりも太くて噛み応えがある。また、脂がたっぷりと乗っている部位で、噛めば噛むほど深い味わいを感じることができる。焼肉・鍋料理・炒め物などさまざまな料理に使われており、美味しく作るためのポイントは丁寧に下処理することとなっている。
2. シマチョウの基本的な栄養価
文部科学省の「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」には(※1)、「大腸/生」という名称でシマチョウの栄養価が収録されている。以下に100gあたりの主な栄養価をまとめておく。
シマチョウの100gあたりの栄養価
・エネルギー:150kcal
・たんぱく質:9.3g
・脂質:13.0g
・炭水化物:0g
・脂肪酸
・飽和脂肪酸:3.94g
・一価不飽和脂肪酸:7.30g
・多価不飽和脂肪酸:0.47g
・ビタミン
・ビタミンA(レチノール):2μg
・ビタミンD:0μg
・ビタミンE:0.2mg
・ビタミンK:15μg
・ビタミンB1:0.04mg
・ビタミンB2:0.14mg
・ナイアシン:2.1mg
・ビタミンB6:0.01mg
・ビタミンB12:1.3μg
・葉酸:8μg
・パントテン酸:0.66mg
・ビオチン:-
・ビタミンC:6mg
・ミネラル
・ナトリウム:61mg
・カリウム:120mg
・カルシウム:9mg
・マグネシウム:8mg
・リン:77mg
・鉄:0.8mg
・亜鉛:1.3mg
・銅:0.05mg
・マンガン:0.05mg
・ヨウ素:-
・セレン:-
・クロム:-
・モリブデン:-
・食物繊維:0g
・たんぱく質:9.3g
・脂質:13.0g
・炭水化物:0g
・脂肪酸
・飽和脂肪酸:3.94g
・一価不飽和脂肪酸:7.30g
・多価不飽和脂肪酸:0.47g
・ビタミン
・ビタミンA(レチノール):2μg
・ビタミンD:0μg
・ビタミンE:0.2mg
・ビタミンK:15μg
・ビタミンB1:0.04mg
・ビタミンB2:0.14mg
・ナイアシン:2.1mg
・ビタミンB6:0.01mg
・ビタミンB12:1.3μg
・葉酸:8μg
・パントテン酸:0.66mg
・ビオチン:-
・ビタミンC:6mg
・ミネラル
・ナトリウム:61mg
・カリウム:120mg
・カルシウム:9mg
・マグネシウム:8mg
・リン:77mg
・鉄:0.8mg
・亜鉛:1.3mg
・銅:0.05mg
・マンガン:0.05mg
・ヨウ素:-
・セレン:-
・クロム:-
・モリブデン:-
・食物繊維:0g
3. シマチョウの基本的な下処理のやり方
シマチョウなどのホルモンを美味しく食べるには、丁寧に下処理を行うことが重要になる。下処理が不十分だとホルモン臭さが残ってしまい、料理も美味しくなくなってしまう。そのため、以下で紹介しているような手順でシマチョウの下処理を行うようにしよう。
シマチョウの下処理のやり方・手順
1.シマチョウの汚れをよく水洗いする
2.鍋に熱湯を沸かして10分ほどシマチョウを茹でる
3.ザルに取り出してからしっかり水気を切っておく
4.ボウルに茹でたシマチョウと小麦粉を入れて揉む
5.冷水に少し晒してからキッチンペーパーで拭けば完了
2.鍋に熱湯を沸かして10分ほどシマチョウを茹でる
3.ザルに取り出してからしっかり水気を切っておく
4.ボウルに茹でたシマチョウと小麦粉を入れて揉む
5.冷水に少し晒してからキッチンペーパーで拭けば完了
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4. シマチョウを使ったおすすめ料理
シマチョウは焼肉にして食べられることが多いが、鍋料理(モツ鍋)や炒め物などにしても美味しく食べることが可能だ。ここでは、そんなシマチョウを使った美味しい料理をいくつか紹介する。
その1.モツ鍋
シマチョウを使って鍋料理を作るのもおすすめだ。福岡県の名物料理であるモツ鍋には一般的に小腸が使われることが多いが、シマチョウを使っても美味しく作ることが可能だ。鍋に下処理しておいたもやし、シマチョウ、キャベツ、ニラを入れてから、だし汁と唐辛子を加えて煮込むだけで作ることができる。シンプルな野菜と味付けなので、シマチョウのうま味を存分に楽しむことができる。
その2.炒め物
シマチョウを使って炒め物を作るのもよい。味噌炒め、辛味噌炒め、塩炒めなどバリエーションが豊富であるため、さまざまな味付けでシマチョウを美味しく食べることが可能だ。また、ニラやもやしなどと一緒に炒めても美味しい。ご飯のおかずにも、お酒のおつまみにもピッタリの一品だ。
5. シマチョウに関するよくある質問
ここまで、シマチョウについて詳しく解説してきた。しかしまだ「シマチョウを冷凍することはできるのか」や「マルチョウとは何が違っているのか」などが気になる人もいるだろう。そこで最後にシマチョウに関するよくある質問・疑問に回答する。
Q1.シマチョウの冷凍保存のやり方は?
シマチョウを長期保存したいなら「冷凍保存」がおすすめとなっている。冷凍保存は加熱前でも下茹で後でも、食品用ラップに包んでから冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保管する。また、煮込んでいる場合は汁ごと冷凍保存するのがおすすめだ。なお、解凍後は早く調理して食べ切るようにしよう。
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Q2.マルチョウとの何が違うのか?
シマチョウと似た名前のホルモンに「マルチョウ」がある。このマルチョウとは牛の小腸のことであり、シマチョウとは異なり丸くてコロコロとした形が特徴である。プルプルとした柔らかい食感を楽しむことができ、脂身と筋肉のバランスがよい部位となっている。
結論
シマチョウとは、牛の大腸のことである。コリコリとした食感と強い甘み・うま味が魅力的なホルモンなので、焼肉屋や鍋料理屋などに行った際はぜひ食べてみよう。また、自宅で食べる場合は、美味しく食べるためにここで紹介した下処理方法を試すようにしよう。
(参考文献)
- ※:農林水産省「牛の部位図鑑」
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2009/pdf/aff2009_02_poster02.pdf - ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/
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