1. アスパラの基本をおさらい

アスパラガスとは、ユリ科アスパラガス属に属する食用の植物のこと。いくつか種類があるが、特に有名なのは緑色の見た目をした「グリーンアスパラ」というもの。また、軟白栽培で作った白色の見た目をしている「ホワイトアスパラ」という種類もある。主に、春から夏頃に採れる新芽を食用としており、炒め物・焼き物・揚げ物・おひたしなどさまざまな方法で食べることが可能だ。
2. アスパラの旬の時期はいつ頃?

アスパラは日本全国で栽培されており、ハウス栽培なども行われているため1年中流通している。しかし、東京都中央卸売市場によると(※1)、3月頃から取引量が増え始めて、8月頃まで多く取引されている。その後、取引量は少なくなる。このことからアスパラの旬の時期は春から夏頃であることが伺える。JAの公式サイトでもアスパラは「春・夏の旬野菜」として紹介されている(※2)。
3. 産地別のアスパラの収穫時期

アスパラは日本全国で栽培されており、特に栽培が盛んなのが北海道、佐賀県、熊本県、長崎県、長野県、栃木県などとなっている(※3)。ここではアスパラの産地をいくつかピックアップして、それぞれの主な収穫時期について紹介する。また、その地域の主な品種も確認しておこう(※4)。
その1.北海道(4月~7月)
収穫量:3,810t/出荷量:3,460t(2020年産)
日本一のアスパラ産地である北海道では、主にガインリム、スーパーウェルカム、ウェルカムなどの品種を栽培している。しかし、収穫時期は4月~7月頃であり、ほかの地域よりも短い。5月以降になると路地物も出回るので、ぜひ旬の時期の美味しい北海道産アスパラガスを食べてみよう。
日本一のアスパラ産地である北海道では、主にガインリム、スーパーウェルカム、ウェルカムなどの品種を栽培している。しかし、収穫時期は4月~7月頃であり、ほかの地域よりも短い。5月以降になると路地物も出回るので、ぜひ旬の時期の美味しい北海道産アスパラガスを食べてみよう。
その2.長野県(4月中旬~9月)
収穫量:1,830t/出荷量:1,450t(2020年産)
本州で最もアスパラ栽培が盛んなのが長野県である。長野県ではウェルカムやグリーンタワーなどの品種を中心に栽培している。また、ハウス栽培なども盛んであり、収穫時期は4月中旬~9月と長めになっている。そのほか、夏季の出荷では鮮度保持のための各種取り組みにも努めている。
本州で最もアスパラ栽培が盛んなのが長野県である。長野県ではウェルカムやグリーンタワーなどの品種を中心に栽培している。また、ハウス栽培なども盛んであり、収穫時期は4月中旬~9月と長めになっている。そのほか、夏季の出荷では鮮度保持のための各種取り組みにも努めている。
その3.佐賀県(1月~10月)
収穫量:2,430t/出荷量:2,260t(2020年産)
アスパラ栽培が盛んな九州地方の中でも、特に収穫量が多いのが佐賀県となっている。佐賀県では主にウェルカムという品種を栽培している。出荷時期はほかの地域よりも長くて1月~10月となっており、1月~6月中旬は春芽、6月中旬~10月下旬までは夏芽が出荷されている。
アスパラ栽培が盛んな九州地方の中でも、特に収穫量が多いのが佐賀県となっている。佐賀県では主にウェルカムという品種を栽培している。出荷時期はほかの地域よりも長くて1月~10月となっており、1月~6月中旬は春芽、6月中旬~10月下旬までは夏芽が出荷されている。
4. 旬のアスパラの美味しい食べ方

アスパラはソテー・サラダ・焼き物・揚げ物・和え物・おひたしなど、和食・洋食と幅広い料理に使うことが可能だ。そこで、旬のアスパラを美味しく食べる方法をいくつか紹介しておこう。
その1.アスパラのソテー
アスパラをシンプルに楽しみたいなら「ソテー」にするのがおすすめだ。バター、ガーリック、バター醤油などさまざまな味付けで楽しめるほか、ベーコンやキノコ類と一緒に炒めても美味しく仕上がる。手早くアスパラの食感や味わいを楽しめるので、ぜひ旬のアスパラを手に入れたら楽しもう。
その2.アスパラの天ぷら
アスパラを華やかに楽しみたいなら「天ぷら」にするのがおすすめだ。通常はアスパラをカットしてから作ることが多いが、もし大きな天ぷら鍋を持っているなら1本丸ごと揚げてみるのもよい。食感や味がいいだけでなく、見た目のインパクトもあるために食卓が華やかになるだろう。
結論
アスパラは通年流通しているが、春から夏頃が旬の時期とされている。そんな旬のアスパラは一度食べると、やみつきになるほどの美味しさである。アスパラは茹でたり炒めたりするだけでも十分美味しい。ぜひ5~6月頃には旬のアスパラを食べてみてみよう。
(参考文献)
- ※1:東京都中央卸売市場「市場統計情報(月報・年報)」
https://www.shijou.metro.tokyo.lg.jp/torihiki/geppo/ - ※2:JAグループ「グリーンアスパラガス」
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=21 - ※3:農林水産省「作況調査(野菜)」
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_yasai/index.html - ※4:農畜産業振興機構「アスパラガス」
https://www.alic.go.jp/content/001162833.pdf
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