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こんにゃくは冷凍保存で「凍みこんにゃく」に!保存方法をまとめて解説!

こんにゃくは冷凍保存で「凍みこんにゃく」に!保存方法をまとめて解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年6月 7日

こんにゃくの保存方法は未開封か、開封済みかで異なる。未開封なら常温保存も可能だが、開封済みなら冷蔵保存が基本となる。今回は、そんなこんにゃくの保存方法・保存期間について詳しく解説する。また、通常とは異なる食感になってしまうが、こんにゃくの冷凍保存を行い「凍みこんにゃく」を作れば長期保存も可能になる。そこで「凍みこんにゃく」の作り方なども紹介する。

  

1. こんにゃくの保存の前知識!

まずは、こんにゃくを保存するために覚えておきたい基本的な情報を紹介しておこう。特にこんにゃくは未開封か、開封済みかで保存のポイントが大きく異なるので注意が必要だ。

知識1.未開封なら長期保存ができる

未開封のこんにゃくなら一般的に2~3か月は保存でき、適切な環境であれば半年~1年くらい保存できることもある。こんにゃくの長期保存が可能な理由には「事前に高温殺菌を行っていること」や「きちんと密封していること」などが関係しているそうだ。ただし、長期保存により食感は悪くなるため、パッケージなどに記載されている「賞味期限」を守って美味しく食べるようにしよう。

知識2.未開封なら常温保存ができる

市販のこんにゃくは豆腐などと一緒に冷蔵コーナーに並んでいるが、実は未開封のこんにゃくは常温保存が可能である。実際、こんにゃくのパッケージを見ても「直射日光、高温多湿を避けて保存」と書いてあることが多い。未開封のものなら必ずしも冷蔵保存する必要はないので覚えておこう。

知識3.長期保存すると離水が起こる

未開封のこんにゃくは長期保存が可能だが、保存期間が長くなると「離水」と呼ばれる水分が抜け出る現象が起きてしまう。水分が抜けたこんにゃくは硬くなり、食感も悪くなってしまうことが多い。適切に保管していても離水により劣化する可能性があることは覚えておいたほうがよいだろう。

2. こんにゃくを冷蔵保存する方法

未開封のこんにゃくは常温保存ができるが、一度開封したこんにゃくは常温保存ができなくなる。そのため、開封済みのこんにゃくは以下のようにして冷蔵保存を行おう。

こんにゃくの冷蔵保存のやり方・手順

  • 保存容器に水道水を張っておく
  • こんにゃくを保存容器に入れる
  • フタをして冷蔵庫で保存する

冷蔵保存したこんにゃくの保存期間

このようにしてこんにゃくを冷蔵保存すれば、2〜3日は美味しくたべることができる。また、少し手間がかかるが毎日水を換えれば、4〜5日はプルプルの状態をたもつことができる。なお、冷蔵保存する際には、こんにゃくが凍るのを防ぐために、吹き出し口から遠い位置に置くようにしよう。

3. こんにゃくを冷蔵保存する際のポイント

こんにゃくの冷蔵保存のやり方は前述のとおりだが、いくつかポイントを押さえることで通常よりも長く保存できるようになる。そこでこんにゃくを冷蔵保存する際のポイントも確認しておこう。

ポイント1.長期保存には「こんにゃくの水」が有効

開封済みのこんにゃくを長期保存したいなら、袋に入っていた水に浸して保存するとよい。袋に入っている水は、こんにゃくと同じ濃度で殺菌作用があるアルカリ水である。そのため、袋を開けたときにアルカリ水を容器に移しておき、余ったこんにゃくを入れて保存すれば1週間程度の保存が可能になる。なお、このアルカリ水を使った場合は、水を交換する必要はない。

ポイント2.茹でたこんにゃくは茹で汁と一緒に保存

茹でたり調理したりしたこんにゃくは、茹で汁などと一緒に冷蔵保存するのが基本である。茹で汁に浸けたままにすることで、品質の悪化を防ぐことができる。なお、一度火を通したこんにゃくは劣化しやすくなるため、できる限り早く食べるようにしよう。

4. 冷凍保存すると「凍みこんにゃく」が作れる

こんにゃくを冷凍保存すると、質感が硬くなってしまうことが多い。そのため、本来はこんにゃくの冷凍保存はおすすめできない。しかし、その食感の変化を「凍みこんにゃく(しみこんにゃく)」として楽しむことはできる。長期保存も兼ねて凍みこんにゃくを作る場合には以下のように行おう。

こんにゃくの冷凍保存のやり方・手順

  • こんにゃくを適当な幅にスライスする
  • 冷凍用保存袋に平らになるよう入れる
    ※冷凍保存の際には水は入れない
  • 冷凍庫にこんにゃくを入れて保存する

冷凍保存したこんにゃくの保存期間

このようにしてこんにゃくを冷凍保存すれば、1か月程度の長期保存ができるようになる。また、冷凍中に水分が抜けて硬くなるため「凍みこんにゃく」を作ることが可能だ。凍みこんにゃくはおでんや煮物などには不向きとなるが、空揚げや酢豚などお肉のようにして食べることができる。

凍みこんにゃくの解凍方法と使い方

冷凍して作った凍みこんにゃくは、お湯で解凍するのが基本である。まずは鍋にたっぷりと水を沸かしておき、その中で5~6分程度茹でておく(※茹で時間はこんにゃくの大きさにより異なる)。それから、しっかりと絞って水分を取り除こう。これにより美味しい凍みこんにゃくを食べられる。冷凍して作った凍みこんにゃくの使い方などは以下のページでも詳しく解説している。
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5. 腐敗したこんにゃくの見極め方

未開封・開封済みに関わらず、腐敗したこんにゃくを食べることはおすすめできない。特に鮮度が落ちて、以下のようなサインが見られたら食べずに捨てるようにしよう。
  • 開封時に強烈な異臭がする
  • 表面にヌメリ感・ネバネバ感がある
  • ブヨブヨしており、押すと形が崩れてしまう
  • 水に白い膜のようなものが張っている

結論

未開封のこんにゃくは冷蔵保存・常温保存が可能だが、開封済みのこんにゃくは冷蔵保存が基本となる。冷蔵保存のコツは「袋に入っていたアルカリ水」を使うこと。これにより水道水を使って保存するよりも、長く保存することができる。また、開封済みのこんにゃくを冷凍保存すれば「凍みこんにゃく」を作ることも可能だ。開封の有無や使い道などに合わせて上手にこんにゃくを保存しよう。

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  • 公開日:

    2020年2月22日

  • 更新日:

    2021年6月 7日

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