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歴史ある伊勢うどんの特徴はモチモチ食感と太い麺!茹で方のコツは?

歴史ある伊勢うどんの特徴はモチモチ食感と太い麺!茹で方のコツは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 出口美輪子(でぐちみわこ)

2020年3月16日

うどんは日本各地でその地方特有のうどん文化が生まれて、今日まで伝わっている。なかでも三重県の伊勢発祥のうどんは、ものすごく太い麺と黒いタレが強烈なインパクトで迫ってくる。伊勢うどんの歴史や食べ方を紹介する。

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1. 伊勢うどんの歴史

中世の頃より三重県の宮川から二見浦までの地域は伊勢神宮の神領と言われる土地であったため、住民には税が課せられなかった。そうしたことも影響して、この地域の農民たちは比較的豊かな食料に恵まれていたという。日常は米を食べていたそうだが、米作と同じく小麦の栽培が盛んに行われていたため、ハレの日には自分たちが作った小麦を挽いて、手間ひまかけてうどんを作って食べることを楽しんだのだという。もっちりと太いうどんに地味噌の上澄みであるたまり醤油をかけて農民たちが食べたのが現代の伊勢うどんのはじまりであった。

昔は「素うどん」だったのだが、やがてかつお節やいりこだしが使われるようになり、食べやすい風味になったという。そして、最古のうどん屋「橋本屋」を小倉小兵が浦田町に開業したと伝えられている。この小兵さんが亡くなったのが寛永2年(1627年)のことなので、江戸時代よりも前から伊勢うどんがあったと考えられている。

2. 江戸時代以降の伊勢うどん

やがて徳川の時代に街道が整備されて伊勢神宮参りに来る人が増え、その疲れを癒やす消化によい食べ物として伊勢うどんは伝えられていったという説がある。一方、ベトナムには「カオラウ」という小麦粉を原料にした太麺の料理がある。そのカオラウを17世紀前半、朱印船貿易が盛んだった時代に伊勢商人が持ち込んだという説もある。

ちなみに、「伊勢うどん」という名前で呼ばれるようになったのは、昭和40年代に入ってからのことである。それまで伊勢うどんは庶民にとって普通のうどんと何ら変わりなく、「素うどん」あるいは「並うどん」として食べられていた。しかし、1972年に伊勢市麺類飲食業組合が「伊勢うどん」に統一した。なんでも永六輔がラジオ番組で「これは伊勢うどん」と言ったのが、この名前で呼ばれるようになった由来であるという。

伊勢市麺類飲食業組合では、伊勢うどんを縦横計6mm以上で、製造過程で25分以上ゆでられたものであると定義している。そして、たれはたまり醤油ベースで作られていなければならない。

3. 作り方・食べ歩き

●作り方

もちもちした食感のずんぐりと太い麺の伊勢うどん。上手にゆでるにはいくつかコツがある。まずお湯を沸かして麺を入れる。生麺の場合1~2分、冷凍麺の場合は2~3分ゆでる。その時すぐに麺をほぐさないで、しばらく自然にほぐれるのを待つ。無理に触ると麺が切れてしまうことがあるからだ。麺がほぐれたら、菜箸で少しほぐして湯の中で麺が泳げるようにする。そこから生麺の場合は3分、冷凍麺の場合は4分ほどゆでて、うどんの表面に透明感が出てきたらゆであがりである。麺の湯を軽く切り、器に盛ってからたまり醤油ベースのたれをかけたら出来上がりだ。仕上げに一味唐辛子やねぎの小口切りなどの薬味をのせて食べる。その他、生卵やかつお節をかけるのもおすすめだ。

●食べ歩き

やはりご当地うどんは、本場で食べてみたいものである。かつては伊勢神宮を挟むように流れる宮川と五十鈴川を超えると食べられないと言われた伊勢うどんであるが、いまではこの一帯、各地で口にすることができる。伊勢うどん協議会では、伊勢うどんの伝統を守り、また魅力の向上を図ることを目的に作られた協議会で、こだわりの伊勢うどんを提供する店を「本場のこだわり伊勢うどんの店」として認定、登録証を発行している。ホームページにはおすすめの店と、それぞれこだわり伊勢うどんの写真が掲載されている。

結論

一度は伊勢に足を運んで食べてみたい本場の伊勢うどん。それぞれにタレの材料や量、トッピングなどにこだわりが見える。歴史に思いをはせながら食べる伊勢うどんは一味違うのではないだろうか。

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