1. キャベツの下ごしらえの基本

キャベツは、基本的に葉っぱ部分と芯部分を分けて使うことが多い。そこで、丸ごと使う場合、半玉だけ使う場合、数枚使う場合の3つに分けて、キャベツの下ごしらえのやり方を紹介する。なお、取り除いたキャベツの芯は、美味しく食べられるため捨てずに残しておこう。
その1.キャベツ1玉を使う場合
- キャベツの芯を上向きにしてまな板に置く
- キャベツの芯の斜め方向から包丁を入れる
- キャベツの向きを変えて5か所ほど包丁を入れる
- キャベツの芯をグルッと回すようにして取り外す
その2.キャベツ半玉を使う場合
- まな板にキャベツを置き半分にカットする
- キャベツの切り口を上向きにしてまな板に置く
- キャベツの芯に沿って斜めに包丁を入れる
- 反対側も同じように斜めに包丁を入れる
- V字に切り込みを入れたら、芯を取り外す
その3.キャベツの葉を数枚使う場合
- キャベツの芯を上向きにしてまな板に置く
- キャベツの芯の根元に包丁で切り込みを入れる
- 切り込みを入れた葉っぱを丁寧に剥がして取る
2. キャベツの主な切り方4選

ロールキャベツは剥がしたキャベツの葉をそのまま使えばよいが、炒め物・付け合わせ・コールスローサラダ・ポトフなどにする場合にはそれぞれ適した大きさにカットする必要がある。ここでは、キャベツのざく切り・千切り・みじん切り・くし形切りの4つのやり方について解説する。
切り方1.ざく切り(炒め物など)
- キャベツの葉についた芯を取り除く
- 芯を取り除いたキャベツを3~4枚重ねる
- キャベツを3~5cm角に均等にカットする
切り方2.千切り(付け合わせなど)
- キャベツの葉についた芯を取り除く
- 芯を取り除いたキャベツを2~3枚重ねる
- キャベツの繊維に沿ってクルクルと巻く
- 巻いたキャベツを押さえながら端から切る
切り方3.みじん切り(餃子やお好み焼きなど)
- キャベツの葉についた芯を取り除く
- 芯を取り除いたキャベツを2~3枚重ねる
- キャベツの繊維に沿ってクルクルと巻く
- 巻いたキャベツを押さえながら2mm幅に切る
- キャベツを横向きにしてから2mm幅に切る
切り方4.くし形切り(煮込み料理など)
- 芯が残っているキャベツを使う
- キャベツ1玉を半分にカットする
- キャベツの切り口を下にして置く
- 中心に向かって4~6等分に切り分ける
3. アイテムを使ったキャベツの千切り

キャベツを揚げ物の付け合わせやコールスローサラダなどに使うときは千切りにすることが多い。しかし、包丁の扱いに慣れていないと時間がかかったり、幅に統一感がなかったりすることもあるだろう。そのような場合はピーラーやスライサーなどの調理器具を使うのがおすすめだ。
千切り方法1.ピーラーを使う
- キャベツを1/2、1/4サイズに切る
※キャベツの芯は取り除いておく - 断面にピーラーを当てて削り落とす
千切り方法2.スライサーを使う
- キャベツを1/2、1/4サイズに切る
※キャベツの芯は取り除いておく - スライサーにキャベツを乗せて削り落とす
4. 取り除いたキャベツの芯の利用法

キャベツの芯は、葉っぱ部分よりも甘みが強く、食物繊維なども豊富となっている。そのため、捨てずに食べるようにしよう。キャベツの芯の使い道には、例えば、スライスしてサラダにする、芯を丸ごと浅漬けにするなどの方法がある。なお、芯部分の硬さや青臭さなどが気になるなら、下茹でするなど加熱調理するのがおすすめだ。
結論
キャベツの切り方には、ざく切り・千切り・みじん切り・くし形切りなどさまざま方法がある。くし形切りを除けば、基本的には芯を取り除いてから適当な方法で切ればよい。また、キャベツの千切りは包丁だけでなく、ピーラーやスライサーなどを使ってもできる。料理によって適した切り方があるので、ぜひキャベツの切り方をマスターしよう。
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