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二十世紀梨を詳しく知る!誕生秘話から美味しい食べ方まで徹底解説

二十世紀梨を詳しく知る!誕生秘話から美味しい食べ方まで徹底解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2020年4月 2日

秋冬に旬を迎える梨。果汁が多く瑞々しくて、乾燥の進む季節にはぴったりの果物だ。梨には国産品から西洋のものまでさまざまな品種がある。では、国産品のなかでポピュラーな品種のひとつ「二十世紀」がどのように生まれたかをご存知だろうか。今回はびっくりトリビアとも言えるその誕生秘話を中心にご紹介しよう。

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1. 梨の種類

梨は大別すると、和梨、中国梨、洋梨という3種類に分けられる。国内で流通しているのは和梨が主で、中国梨はあまり見かけない。洋梨とはラフランスやルレクチェなどの品種のことで、少し前から国内での生産量も増えつつある。ちなみに中国梨は、洋梨のように追熟してから食べるタイプで、味は和梨に似ている。

和梨は、皮の色によってさらに2つのタイプに分けられる。幸水や豊水などのように皮が黄褐色の"赤梨"系と、二十世紀梨のように皮が淡黄緑色の"青梨"系だ。青梨系が人気を集めた時期もあったが、現在主流になっているのは赤梨系である。

梨の生産は、沖縄県を除けば全国で栽培されている。千葉県・茨城県・福島県・栃木県などでの生産量が多い。また最も生産量の多い品種は幸水で、平成22年度の調査によれば全体の40%を占める。続いて、豊水や新高梨など赤梨系の生産量が多い。

和梨は、追熟をする必要がなく収穫したらすぐに食べることができる。スーパーなどには夏の終わり頃から梨が並び始め、9月~10月にピークを迎える。新興梨や新雪、愛宕梨など品種によっては11月頃から旬を迎えるものもある。

2. 二十世紀梨の誕生秘話

青梨系の梨の代表とも言える二十世紀梨には、驚くべき誕生秘話がある。1888年(明治21年)、松戸覚之助(まつどかくのすけ)という当時13歳の少年が千葉県松戸市にある親戚のゴミ捨て場で二十世紀梨の若木を拾ったことが始まりとされている。

この少年が拾った梨を10年がかりで育て果実を食べてみると、果汁が多くて甘くその美味しさが評判になった。そして、1898年(明治31年)に「次の世紀の王者になるべき果実」という意味を込めて「二十世紀梨」という名前を付けて、栽培されるようになった。

1904年(明治37年)には、10本の苗木を親木にして本数を増やして、鳥取県での栽培が始まった。現在は二十世紀梨の生産量は鳥取県がトップであるが、誕生したのは千葉県であり、そこから伝わったという訳だ。

ちなみに最初に鳥取県で植えられた100年以上経過した親木は、現在も3本残っている。毎年敬老の日などに贈答用として収穫されているそうだ。現在では幸水や豊水などの赤梨系が多く出回っているが、二十世紀梨の持つ独特の味への根強いファンも多く、平成21年度のデータによれば品種別では4番目に多く梨全体の1割程度を占めている。

3. 二十世紀梨の美味しい食べ方

二十世紀梨は、熟す過程で食感や味が変化するのが特徴だ。まだ若く青い時にはシャキシャキとした食感があり、酸味が楽しめる。そして黄色になり始めると、甘味が増し始めてコクのある美味しさに変わる。最も甘くて濃厚になるのは「虎熟れ」と呼ばれる頃だ。黄褐色の中に黄色の部分がまだら模様に入った状態で、虎の模様に似ていることからこのように呼ばれている。

また食べ方は、まずは水で洗って皮をむきそのまま食べることをおすすめする。二十世紀梨は他の品種に比べて皮が薄いので、皮をむかずにそのまま食べることもできる。食べる前に少しだけ冷蔵庫で冷やすとさらに美味しく食べることができる。

結論

さまざまな品種のある梨の中でも、その個性的な味や食感から根強い人気のある「二十世紀梨」。誕生のきっかけがゴミ箱に捨てられていた若木の発見というのは、驚くべきことだ。そんなトリビアに思いを馳せながら、二十世紀梨を食べてみてはいかがだろうか。

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