1. フライドポテトの美味しさの秘密

フライドポテト発祥の地
フライドポテトは、アメリカ発祥と思っている人も多いかと思うが、答えは×。フライドポテトの発祥は、ベルギーだといわれている。本国では、フリッツの名で親しまれている。近頃、東京ではベルギー生まれのフライドポテト専門店も人気を集めているほどだ。
ベルギーとフリッツ
なんとベルギーには、フライドポテト博物館があるほど、親しまれている存在。国民食とも言えるかもしれない。使われるジャガイモは、ビンチェ種という品種に決まっており、低温調理からの2度揚げが基本。ベルギー国内には、フリッツ専門店がいたるところに存在する。
フライドポテトの美味しさ
外はカリカリ、中はホクホクがフライドポテトの醍醐味。ただ、芋はそのまま揚げただけではこうならない。というのもジャガイモには、多くのデンプンが含まれている。デンプンは、そのまま加熱すると焦げやすい。そこで、ジャガイモを水にさらすことで、デンプンを分解しやすくするのだ。ちなみにデンプンを分解すると特有の甘みも生まれる。さらに、油で揚げると表面がコーティングされるので、旨味を閉じ込めることができるのだ。
2. フライド根菜の極意

フライド根菜って?
ポテトだけでなく、他の野菜を揚げてみたらどうなるか?フライドポテト同様、外はサクサク、中はホクホク。さらに、素材の甘みがぐんと増すので、いつもよりぐっと食べやすくなる。根菜は、野菜の中でも地味な印象だが、揚げることで驚くほど、華やかに、そして子供達の食いつきも良くなる。おかずだけでなく、つまみになるのもいいところ。
フライド根菜選抜候補
フライド根菜に適した根菜は、里芋、ごぼう、レンコン。里芋は小ぶりのタイプを選んで丸ごと揚げるのがおすすめ。ごぼうやレンコンは、薄切りにして揚げるとまるでスナックのような仕上がりになる。大きめに切って揚げるとごろっと感が楽しめていい。いずれにしても油の中に素材を入れすぎないこと。入れすぎると温度が下がり、上手に揚がらないので注意しよう。
下ごしらえが肝心
前述のフライドポテト同様、根菜フライをする場合は、下ごしらえが肝心。ごぼうやレンコンなら、酢水にさらし、しっかりとアクを抜く、里芋は大きい場合は、小さく切る、または下ゆでをしておく。それぞれ、野菜に合わせた下ごしらえをしよう。
3. フライド根菜に挑戦

ゴロゴロ感を活かしたフライド里芋
里芋のぬめりが嫌い、そんな人にぜひ食べて欲しいのが、このフライド里芋。ぬめり感は一切なく、特有の匂いも油を通すことでぐっと軽減する。作り方は、皮をむき、さっと水で流し、キッチンペーパーで拭いた里芋を揚げるだけ。ごろっとしているので、低めの油からじっくり揚げると中までしっかり火が通る。カレー塩で食べるのがオススメ。
サクサク感が自慢のフライドごぼう
これは、我が家の定番料理。ゴボウをスライサーで薄切りにして、水に放ち、アクを抜く。ビニール袋に入れて、ゴボウ1本に対し、片栗粉大さじ1を入れて、まぶして、揚げていくだけ。薄く切っているので、揚げる時間も少なくて済む。そのままではもちろん、サラダのトッピングにしても美味しい。仕上げに塩やフレーバーソルトを振って食べよう。
独特のホクホク感が生まれるフライドレンコン
レンコンは、ゴボウ同様薄めに切っても食べられるが、オススメは5mmくらいの厚さ。こちらもゴボウ同様、酢水にさらしてアクを抜き、水気を拭いてから、揚げるだけ。中火でカラリと揚がればできあがり。レモンをたっぷり絞っていただこう。
結論
地味になりがちな根菜も揚げることでぐっと美味しく、さらに食べやすくなる。おつまみやおやつにも向いているので、ぜひ休日に試してみて欲しい。
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