1. 「庄原焼き」って何?最大の特徴は2つある!

庄原市とは
広島県北東部に位置する、庄原市。東は岡山県、北は島根県・鳥取県と隣接している。2005年に近隣の1市6町が新設合併して誕生した、新しい市で、面積は広島県の約14%を占めるという大きさ。古くから農業を基幹産業としており、稲作がさかんに行われてきた。
「庄原焼き」とは
「庄原焼き」は、庄原市の農産物を利用して生まれたお好み焼き。ご当地グルメとして地域を挙げて盛り上げており、「庄原焼きプロジェクト」なるものも立ち上がっている。「庄原焼き」をキーワードにしてPRを行うグループは「こめぽんズ」と言い、イベントで「庄原焼き」を提供するなど普及に努めている。もちろん、公式キャラクターもある。「庄原このみちゃん」というイメージキャラクター、いわゆるゆるキャラではなく、市内の高校に通う17歳の女子高生を描いたアニメキャラ。独自の戦略で、グイグイ話題をさらっているのである。
「庄原焼き」の特徴は2つ
「庄原焼き」のベースは広島風お好み焼きの「肉玉」。しかしここに特徴を2つ加え、独自の「庄原焼き」が生み出されている。
特徴1:「庄原産のお米」を使用
通常の広島風お好み焼きで入れられるソバではなく、お米を入れている。
特徴2:「ポン酢」で味付け
通常ソースで味付けされる広島風お好み焼きを、ポン酢で仕上げる。
店独自のアレンジはあるものの、この特徴2つを兼ね備えていなければ、「庄原焼き」とはならない。
「庄内焼き」とは、丸く焼いた生地にキャベツの千切り、もやし、天かす、豚バラを載せた上に、庄内産のお米、目玉焼きを重ね、
ポン酢ソース、マヨネーズ、ネギをトッピングしたものである。
特徴1:「庄原産のお米」を使用
通常の広島風お好み焼きで入れられるソバではなく、お米を入れている。
特徴2:「ポン酢」で味付け
通常ソースで味付けされる広島風お好み焼きを、ポン酢で仕上げる。
店独自のアレンジはあるものの、この特徴2つを兼ね備えていなければ、「庄原焼き」とはならない。
「庄内焼き」とは、丸く焼いた生地にキャベツの千切り、もやし、天かす、豚バラを載せた上に、庄内産のお米、目玉焼きを重ね、
ポン酢ソース、マヨネーズ、ネギをトッピングしたものである。
2. 庄原焼き」誕生秘話

「庄原焼き」は、2010年の7月に誕生した。きっかけは発祥の店の店主が、同級生だった友人の作ったお米を食べたこと。店主は庄原にUターンしてきた方。Uターンしたばかりのころ、店主を訪ねて友人がお米を持ってきてくれた。店主はそのあまりのおいしさに、感動。ちょうどUターンしたばかりで、店は開店前。お好み焼きの新しいメニューを思案中だった。
味付けについても、はじめはソースで試していたがなかなかイメージがわかず、あらゆる味付けを試したところ、素材の味を活かしてくれるポン酢に行き着く。こうして「庄原の米」「ポン酢ソース」という特徴を持った、「庄原焼き」が誕生した。
1度食べたらびっくり、2度食べたら納得、3度食べればやみつきになるという、「庄原焼き」。庄原に来て、地元で「庄原焼き」を味わってもらおうと地域をあげて盛り上げている。
庄原は周囲を中国山地に囲まれており、水が豊富で肥沃な盆地という米作りに適した環境。そこでコシヒカリやヒノヒカリを中心に、米の栽培がおこなわれている。またアキサカリという品種を「里山の夢」として販売。もちもち感とさっぱりした甘みを持つ米で、平成24年度には「大阪府民のいっちゃんうまい米コンテスト」で日本一にもなっている。農産物、名物ともに地元の熱意を感じるグルメである。
味付けについても、はじめはソースで試していたがなかなかイメージがわかず、あらゆる味付けを試したところ、素材の味を活かしてくれるポン酢に行き着く。こうして「庄原の米」「ポン酢ソース」という特徴を持った、「庄原焼き」が誕生した。
1度食べたらびっくり、2度食べたら納得、3度食べればやみつきになるという、「庄原焼き」。庄原に来て、地元で「庄原焼き」を味わってもらおうと地域をあげて盛り上げている。
庄原は周囲を中国山地に囲まれており、水が豊富で肥沃な盆地という米作りに適した環境。そこでコシヒカリやヒノヒカリを中心に、米の栽培がおこなわれている。またアキサカリという品種を「里山の夢」として販売。もちもち感とさっぱりした甘みを持つ米で、平成24年度には「大阪府民のいっちゃんうまい米コンテスト」で日本一にもなっている。農産物、名物ともに地元の熱意を感じるグルメである。
3. 「庄原焼き」の個性が光るアレンジとは?

「庄原の米」を使い、「ポン酢ソース」をかけていれば、「庄原焼き」の定義は満たしている。地元では「庄原焼き」ののぼりを掲げている店があり、各店工夫を凝らしたアレンジメニューを展開している。
・しょう油味の焼きおにぎり入り
「庄原の米」はしょう油味をつけた後、鉄板で丸く平らにして、コテで押し焼きしながら焼きおにぎりに。梅、紅ショウガ、
マヨネーズのトッピングがよく合う。
マヨネーズのトッピングがよく合う。
・焼飯でお米を入れる
米以外も庄原の食材をふんだんに使い、豚キムチ入りの焼飯にして「庄原焼き」を作る。
・バリエーションから選べる
ノーマル・バターライス・チャンジャライス・激辛ライスの4種類から選べるアレンジ。
・おにぎりにコク
特製味噌だれのおにぎりとチーズを入れ、かつおぶしと海苔をトッピング。こってりとした色の濃い仕上がりとなる。
・トッピングが充実
「庄原の米」「ポン酢」と相性の良い、肉みそかけをトッピング。さらに目玉焼きやチーズ、ネギとたっぷりトッピングをつけて
ボリューム満点に仕上げたメニューも。
ボリューム満点に仕上げたメニューも。
・納豆入り
お米に納豆を入れるアレンジ。ごはんと納豆は合わないわけがない、定番の組み合わせ。もちろん、納豆が苦手な場合は除くこともできる。
・いろいろ一緒に焼いてしまう
自家製漬物、卵をごはんに混ぜ、地元産のトマトやキャベツ、ネギも一緒に焼く。野菜ばかりかと思いきや、厚切り豚肉入りで、
ボリュームもすごい。
ボリュームもすごい。
・スキー場でも
スキーシーズン中に営業されている店では、地元産の自然薯を使って「庄原焼き」を作る。スキー場らしく、雪をイメージした
ダイコンおろしもトッピング。
ダイコンおろしもトッピング。
結論
「庄原焼き」はまだ誕生して間もないメニュー。しかし地元愛に満ちた熱意で着々と根付いている。お好み焼きにお米?と意外な気もするが、ソースもポン酢を使っており、奇をてらったのではなくおいしさが追及されていることもよくわかる。真似して自宅で作るのも良いが、庄原に行って食べれば雰囲気ごと楽しめそうだ。
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