サラダ味やバーベキュー味って結局どんな味？気になるお菓子の味について！

せんべいやスナックなどの菓子でよく目にするサラダ味やバーベキュー味。これらが具体的にどんな味を指すのかについて見ていこう。

薄焼きせんべいやスナック菓子でもお馴染みのサラダ味。裏面の原材料を見てもサラダが入っているようでもないのだが、このサラダ味のサラダは何のことだろうか。
サラダ味のサラダはサラダ油のこと。サラダ油をからめて仕上げに塩をまぶしたせんべいを、洋風のサラダ味として販売したことが始まりだといわれている。すなわち、サラダ味とは塩味のことを意味するのだ。当時、サラダ油はまだ貴重であり、高級なイメージがあったようだ。
さらに、英語の「SALAD」の語源はラテン語の「SAL（塩）」からきており、塩のソルトから変じて「サラダ」になったという説もあるのだという。

ポテトチップスなどのスナック類をはじめ、シーズニングによく使われるバーベキュー味。
元は「カレー味」として開発していたものを、より親しみやすくするために「バーベキュー味」のネーミングを用いたともいわれている。そのため、同じバーベキュー味でも、商品によっても味の印象は異なり、肉と野菜のエキスを加えた、甘辛いタレやスパイシーなタレをイメージした味などさまざまだ。

牛乳やヨーグルトなどの乳製品やアイスクリーム、ゼリーに至るまで、「フルーツ味」と銘打たれた商品も少なくない。「フルーツ味」とは具体的にはどんな味なのだろうか。
飲料では、商品によっては果汁が10％以上入っているものもあるが、「これ」といった具体的なフルーツの味がつけられているわけではない。「フルーツ味」といえばいろいろなフルーツをブレンドしたミックスフルーツ味を指すことが一般的なようだ。
そのため、商品によってイメージされるフルーツの味や原材料は異なる。りんご果汁やバナナ、黄桃やトロピカルフルーツ系の果汁が使われていることが多いようだ。
中には、果汁はりんご果汁のみで、あとは香料でフルーツ風味を再現しているようなものや、果汁がまったく入っていないものもある。
商品の形態に合わせて、シーズニングとして果汁パウダーがまぶしてあったり、固形物の場合はカットフルーツやフルーツペーストが加えられているものもある。
「フルーツ味」の概念は人それぞれあり、商品にはどのようなフルーツの味がミックスされているか、パッケージにイメージイラストが描かれているものも多い。基本的には「フルーツのようなフレッシュな甘酸っぱい味」といったところだろうか。

最近増えている大人系菓子。「大人の○○味」はどんな味なのだろうか。
パッケージは、ダークな色合いであったり、ゴールド色を施したりと、こだわりが感じられるような仕上がりになっているものが多い。
元々は子どもをはじめとして年代問わず楽しめるようなPOPなデザインのパッケージと味の多い菓子類であるが、大人系菓子は、味や原材料にもこだわり、値段もアップし、「大人の」とつけることで定番商品との差別化を図っているようだ。
味の面では、具体的には、

といった特徴があるようだ。
さらに、百貨店でも取り扱われるような「高級版」の菓子もメーカー各社が販売している。お土産用や少しぜいたくをしたい時など、大人の好奇心をくすぐるような仕様となっている。

「サラダ味」は「サラダ油をまぶした塩味」、「バーベキュー味」は雰囲気を重視したネーミングであったようだ。菓子にまつわる「味」の不思議については、各商品のサイトなどで紹介されていることもあるので、のぞいてみるのもおすすめだ。