1. チキンライスとは?

チキンライスとは日本生まれの料理で、ご飯と鶏肉を炒めてからトマトケチャップで味付けしたものである。一般的には油を引いたフライパンで野菜類・鶏肉を炒めてから、白いご飯を加えて混ぜ合わせる。仕上げにケチャップを入れて炒めれば完成となる。なお、鶏肉以外の肉類を使う場合や肉類を全く入れない場合には、同じような作り方でも「ケチャップライス」と呼ばれることが多い。
2. 炊飯器を使ってチキンライスを作る3つのメリット

チキンライスはフライパンで炒めて作ることが一般的だが、実は炊飯器を使って作ることも可能だ。また、炊飯器を使ってチキンライスを作るメリットには以下のようなものがある。
メリット1.簡単に美味しく作れる
炊飯器であれば、白米・具材・調味料を入れてスイッチを押すだけでチキンライスを作ることができる。また、白米と具材・調味料を一緒に炊き込むことにより、鶏肉や野菜の旨みがごはんにしっかりと染み込む。フライパンで作ると味付けにムラが出てしまう場合もあるが、炊飯器で一緒に炊き込んでしまえばその心配も少ない。料理の腕に自信がない人でも簡単に美味しいチキンライスが作れる。
メリット2.手間が減り時短になる
フライパンを使ってチキンライスを作る場合、一度ご飯を炊いてから作り始める必要がある。また、火の管理が必要になるため完成まで付きっきりで対応しなければならない。一方、炊飯器であればスイッチを押したあとは、炊き上がるまでほかの作業に時間を当てることが可能だ。しかも炊き上がったらチキンライスが完成しているため、洗いものを含めその後の手間が少ないのがメリットである。
メリット3.フライパンで作るよりヘルシー
炊飯器でチキンライスを作ると、フライパンで作るよりもヘルシーにできる。フライパンで作る場合は、チキンライスを作るときに油を使用することが多い。そのため、同じ食材であっても、油の分だけカロリーが高くなってしまう。一方、炊飯器でチキンライスを作る場合は、油を使わずに済む。油を使わないため、よりヘルシーなチキンライスを作ることができるというわけだ。
3. 炊飯器を使ったチキンライスの作り方

炊飯器でチキンライスを作る際は、ご飯を炊くときに鶏肉などの具材を入れるだけでよい。以下に基本的なチキンライスの作り方を紹介しておくので、参考にしながら作るようにしよう。
- 米は一度研いでから、ザルにあげておく
- 鶏肉は一口大に切り、野菜類も小さく切っておく
- 炊飯器に研いだ米と目盛通りの水を入れる
- 炊飯器に鶏肉・野菜・コンソメ・ケチャップを加える
- よく混ぜてから、炊飯器のフタを閉めてスイッチを入れる
- 炊き上がり後、塩コショウなどで味を調えれば完成となる
チキンライスをさらに美味しく仕上げるポイント
炊飯器で作るチキンライスは油を使わないことがメリットではあるが、仕上げにバターを混ぜるとより濃厚で美味しいチキンライスが出来上がる。また、ケチャップ味以外の味付けにするのもおすすめだ。醤油とお酒を加えて「和風味」にしたり、スライスしたニンニク入れて「ガーリック味」にしたりするなど、お好みの作り方でアレンジするのもよい。
4. 炊飯器でも失敗せずにチキンライスを作るコツ

前述のやり方でチキンライスを作れば基本的に美味しく出来上がるが、炊飯器との相性によっては失敗する可能性もあるという。そこで炊飯器で作るチキンライスを失敗させないコツを確認しておこう。
コツ1.炊飯前の米の吸水時間をしっかりとる
炊飯器でチキンライスを作る際はケチャップなどの調味料と一緒に炊飯するため、通常よりも米が水を吸収しにくくなる。その結果、お米の芯が残ってしまうことがある。お米に芯が残るのを防ぐには通常よりも多めに吸水時間を設けるのがよい。できれば1時間程度は水分を吸わせるのがおすすめだ。
コツ2.炊飯器のキャパシティーを越えないようにする
炊飯器を使ってチキンライスを作る際は、最大炊飯容量の半分程度を目安にするのがよい。限界ギリギリでチキンライスを作ってしまうと、十分に炊き込みができずに失敗してしまう可能性がある。10合炊きの炊飯器なら5合、5合炊きの炊飯器なら2~2.5合程度を目安に作るようにしよう。
結論
炊飯器を使えば、一度にたくさんの美味しいチキンライスを作ることができる。また、火の管理が必要なくなったり、洗う食器の量が減ったりするため負担も少なくなる。ただし、失敗してしまう可能性もあるため、ここで紹介した失敗しないコツを守りながら上手に作るようにしよう。