目次
1. おつまみがえのきだけでは寂しい?

秋が旬のイメージのキノコだが、栽培方法が確立されたことにより1年を通して出回っている。えのきも1年を通して出回っているため手に入りやすく、クセもないため料理には活用しやすい食材だ。しかしおつまみで使うとなると困ってしまう部分がある。その要因のひとつがボリュームの少なさだ。しめじやエリンギと比べると1本1本が細いため食べごたえを感じにくい。また加熱することでえのきの水分が抜けてしまうため調理前よりもボリュームは少なくなってしまう。
そのため、えのきだけでおつまみを作るとなると寂しいイメージになりやすい。しかし逆にいえば、ちょっと嗜む程度のおつまみを作りたいときには最適の食材といえる。
そのため、えのきだけでおつまみを作るとなると寂しいイメージになりやすい。しかし逆にいえば、ちょっと嗜む程度のおつまみを作りたいときには最適の食材といえる。
おつまみを作るうえでネックとなるのが作る量だ。お酒をメインで楽しみたい人にとっておつまみは少量で構わないのだが、食材によって作り過ぎてしまうことがある。しかし、えのきであれば1パックまるごと使ってもそれほど大した量にはならない。また、量を増やしたいときはほかの食材を加えればよいため、意外にもえのきはおつまみで活躍する食材なのだ。
2. おつまみにぴったりのえのきの調理法

えのきをおつまみで使うメリットが分かっても、問題はどうやって調理するかだ。えのきの一般的な調理法といえば和える、炒めるなどだ。和える場合は加熱したえのきを一旦冷ます必要があり、実は炒め物よりも手がかかる。手軽に調理したいなら炒め物のほうがおすすめだ。
えのきは淡白な味わいであるため、おつまみとしては濃いめの味付けが適している。バター醤油味や明太バター味がおすすめだ。どちらもおつまみ作りによく使われる味付けで、ビールとの相性もバツグンだ。
おつまみならではの楽しみ方としては、えのきを揚げるという調理法もおすすめだ。から揚げを作る要領で下味をつけたえのきをカラッと揚げる。えのきの石づきは切り落として構わないのだが、バラバラにしてしまうと揚げるのが大変になってしまうため軸はほぐさずに揚げるようにしよう。
3. えのきとほかの食材を組み合わせて作るおつまみ

えのき単体では量が少ないと感じるならばほかの食材を足してみよう。えのきはどんな食材とも組み合わせることができるが、同じキノコであるしめじやエリンギと組み合わせるのもおすすめだ。同じキノコ類でも食感や味わいがまったく異なるため、組み合わせることで美味しさが増す。味付けはバター醤油や明太バターがおすすめだ。トッピングとして万能ねぎを散らせば見ためも華やかになり豪華なおつまみになる。
キノコだけではもの足りないと感じるならば豚肉やベーコンと一緒に炒めてみよう。えのきの存在感は薄れてしまうが、肉が加わることでがっつり食べられるおつまみになる。肉やベーコンの旨みをえのきが吸収するため、より肉の旨みというものを強く感じられる。味付けはシンプルに塩とこしょうだけでもよいが、がっつり系で楽しみたいならスライスしたニンニクまたはおろしニンニクを加えてガーリック味にしてみてはどうだろうか。酒が進む味わいが楽しめる。
4. 捨てるのはもったいない!えのきの軸を使って作るおつまみ

えのきを使って作るおつまみをいろいろ紹介してきたが、ここでは少し視点を変えて軸の部分に注目しよう。軸の部分はほぐれにくく捨ててしまうことも多いかもしれないが、その軸を活かして作るおつまみを紹介する。
えのきの軸を使うと聞くと残り物のようなおつまみをイメージしてしまうかもしれないが、軸の形をそのまま活かして調理することで、えのきのステーキができる。ポイントは軸の部分をほぐさないことだ。バターをフライパンで溶かしたら軸を焼いていく。両面にしっかり焼き目を付けることで見ためはよりステーキらしくなる。味付けはシンプルに醤油のみにすることでえのきの味わいをしっかりと楽しめる。好みで卵黄をのせてもよいだろう。卵黄の色が食欲をそそるとともに、黄身を崩しながら食べれば卵のコクが加わり美味しさが増す。
結論
えのきは調理によってボリュームが減ってしまうが、おつまみを少量だけ楽しみたい場合には最適の食材だ。バター醤油や明太バターで炒めれば酒が進むおつまみになる。ボリュームが欲しい場合は豚肉やベーコンを加えてみよう。また、捨ててしまうことが多い軸の部分をステーキとして楽しむのはおつまみならではだ。ぜひ挑戦してみてほしい。
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