1. 子どもに健康おやつをあげるなら
子どもとおやつ
そもそもおやつはどんな役割があるのだろう。小さな子どもにとってのおやつは栄養補給の意味合いが大きいとされている。子どもは多くの栄養やエネルギーを摂取して、成長する必要があるが、実際はまだ消化器官の発達が不十分で一度に多くの量を食べることができない。そこでおやつを用いて足りない栄養やエネルギーを補うのだ。5歳くらいまでの子どもには、とくにその意味合いが大きい。その年齢以降になると徐々にリフレッシュなど、大人と同じような意味合いに変化していく。
また、おやつは食育という観点でも注目を集めている。手で食べる、さまざまな食材に触れる、一緒に作るなど、その側面は幅広いものがある。このようにおやつの役割を整理して考えてみるとおやつはお菓子ではないことがよくわかる。ある程度の栄養素を備えた健康おやつは、子どもには欠かせないものなのだ。
また、おやつは食育という観点でも注目を集めている。手で食べる、さまざまな食材に触れる、一緒に作るなど、その側面は幅広いものがある。このようにおやつの役割を整理して考えてみるとおやつはお菓子ではないことがよくわかる。ある程度の栄養素を備えた健康おやつは、子どもには欠かせないものなのだ。
おやつの与え方
例えば、1〜2歳の子どもの場合、おやつは1日2回。それ以上であれば1回でOK。2回の場合は午前と午後。1回の場合は15時に割り当てる人も多い。おやつを与えるときのポイントは大きく3つ。ひとつは食事を妨げない量。次に時間を決めて与えること。だらだら与えると虫歯のリスクも増えるうえ、メリハリがなくなるため、生活のリズムが崩れてしまう。最後は飲み物と一緒に与えること。水分補給の意味合いはもちろん、喉に詰まってしまうなどの危険を回避するうえでもぜひ飲み物を用意したい。基本は、茶や水、牛乳。甘いジュースを選ぶのなら、おやつは甘みのないものにするなど、工夫が必要だ。
おやつとお菓子の違い
甘みの強い市販品ばかりをあげていると健康おやつに手をつけなくなることもあるので、偏りがないようバランスを考え、与えることをおすすめする。また市販品を活用する場合には、甘みが強くないものをセレクトすること。先に述べたようにおやつ=お菓子ではないので注意が必要だ。
2. 子どもにおすすめ!健康おやつ
フルーツ
フルーツはビタミンが摂れるうえ、旬を感じられるところも優秀。一緒に皮むきをする、洗ってみるなど、下準備を子どもと一緒に行うと食育にも繋がる。りんご、みかん、これからの季節なら梨やさくらんぼ、厳密にはフルーツではないがスイカもよいだろう。
乾物
乾物と言ってもひじきや切り干し大根ではなく、この場合は海苔やレーズンなど、子どもが食べやすいもの。乾燥しているため、小さなタッパーなどに入れておけば、外出時にも向いている。匂いが気にならなければ、あたりめなどもおすすめ。
市販品なら
市販品でおすすめなのは、塩気のついていない野菜チップスやボーロ、おせんべい。小さなものをつまんで食べるというスタイルは、脳への刺激にもなるといわれている。
3. 簡単!おすすめ!子どもも喜ぶ健康おやつレシピ
寒天ゼリー
果汁100%のジュースで作れば、砂糖なしでも十分に甘みを感じることができる。お好みでフルーツを合わせてもよい。我が家ではオレンジジュースと季節の柑橘で作る寒天ゼリーが人気。甘さ控えめ、食物繊維が豊富な寒天を使っているところが健康おやつのポイントだ。
おにぎり
腹持ちがよく、簡単に作ることができるおにぎりは、おやつ界の隠れた名手。シラスやチーズなどのタンパク質源を入れるとより栄養バランスもよくなる。焼きおにぎりにするのもおすすめだ。雑穀米や玄米を使うとより健康おやつになる。
HMで作るおやつ
ホットケーキミックスは、子どもに与える手作りおやつの救世主。ホットケーキはもちろん、蒸しパンやクッキー、カップケーキなども作ることができる。ホットケーキミックスはできれば、国産小麦、そしてアルミニウムフリーのベーキングパウダーを使用したタイプを選ぶとより安心。かぼちゃや人参、さつまいもなどの野菜やパウダー状の野菜を入れるなど工夫をして、健康おやつに仕上げたい。
結論
子どものおやつは、ある一定の年齢までは補食の意味合いが大きい。しっかりと栄養が摂れる健康おやつを意識したい。大きくなるにつれて、市販のお菓子を食べる機会も増えるので、小さいうちは工夫をして、健康おやつを積極的に与えたい。まずは手軽なフルーツや市販品から始めて、手作りの健康おやつへと移行するとよいだろう。
この記事もCheck!