1. ライスバーガー誕生と普及の経緯

一見単純に見える製品も、その誕生には生みの苦しみが伴う。ライスバーガーも、米を使うことのメリットとデメリットが存在した。いったい、ライスバーガーはいつ頃どのように誕生したのであろうか。
モスバーガーによって生まれたライスバーガー
ライスバーガーが誕生したのは、1987年のことである。開発したのは、ファストフード大手のモスバーガーであった。モスバーガー自体が日本で生まれたバーガーショップであるだけに、日本というものへのこだわりがあったようである。通常のバーガーショップの枠を破り、米を使用した商品の開発を進めた。しかし、米を型崩れしない形でバーガーにするには大変な苦労があったという。そこで、焼くことでライスプレートを作ることに成功した。焼くことでごはんが崩れないだけではなく、香ばしさも演出できる一石二鳥となったのである。
バーガーショップやコンビニに普及
ライスバーガーは、米に合う食材ならばなんでも挟むことができるというメリットがあった。そのため、モスバーガーを皮切りにほかのバーガーショップやコンビニでも販売されるようになる。ライスバーガーは、ハンバーガーよりも夕食に食べた場合に満足度が高いメニューとして、人気を博すようになったのである。
2. ライスバーガーを家で作るには

ごはんでライスプレートさえ作ることができれば、ライスバーガーはさまざまなアレンジがきく楽しいメニューとなる。そのアイデアの一端をみてみよう。
ライスプレートにはセルクルを利用して
ライスバーガーを作るときの関門は、ライスプレートの出来、不出来にあるだろう。まず、バーガーにするためにセルクルを利用するのが好ましい。炊いたごはんを、セルクルを使ってフライパンで焼きめしにする。両面に焼き目がつくくらいが目安である。
ごはんを崩れにくくするには、あれを使う!
こうしてできたライスプレート、いずれにしてもパンとは異なる食感で崩れやすい。そのため、食べるときにはワックスペーパーなどでしっかりくるむ必要がある。さらにごはんを固めるためには、炊きあげた米に片栗粉を混ぜるのがコツである。
ライスバーガーには何を挟むか
本家のモスバーガーでは、焼き肉やかき揚げ、エビの天ぷらなどを挟んでいる。もちろん、これらは文句なく美味しい。いまは販売されていないが、かつてはきんぴらごぼうを挟んでいた時代もある。つまり、白いごはんに合う惣菜ならばナンでもライスバーガーの具になりうるというわけだ。
肉ならば、豚肉の生姜焼き、鶏肉のつくねなどが美味しいだろう。海の幸ならば、上記のように天ぷら類に加え、白身魚のフライでも美味である。カフェ風にするならば、エビとアボカドのサラダなどどうだろうか。
肉ならば、豚肉の生姜焼き、鶏肉のつくねなどが美味しいだろう。海の幸ならば、上記のように天ぷら類に加え、白身魚のフライでも美味である。カフェ風にするならば、エビとアボカドのサラダなどどうだろうか。
3. ライスバーガーのカロリーは?

ライスバーガーのカロリーは、ずばりどのくらいになるのであろうか。もちろん、ライスバーガーは具材によってカロリーは異なってくる。モスバーガーのメニューで見てみよう。若者にも人気の焼き肉バージョンは、362kcalである。エビの天ぷらバージョンになると、揚げ物だけに441kcalに上昇する。海鮮かき揚げのライスバーガーは、388kcal。いずれも、ごはんのカロリーがそれなりであるため決して低いとはいえない。家で作るライスバーガーも、だいたいこのくらいのカロリーになるだろうが、野菜の多寡でカロリーが高くなりがちな肉類や揚げ物を減らすことも可能である。
ちなみに、モスバーガーの人気メニューであるテリヤキバーガーは377kcalである。ごはんでもパンでも、美味しいバーガー系はカロリーが高めである。
ちなみに、モスバーガーの人気メニューであるテリヤキバーガーは377kcalである。ごはんでもパンでも、美味しいバーガー系はカロリーが高めである。
結論
モスバーガーが開発し、全国区となったライスバーガー。日本人の口になじむ米を使った画期的なバーガーは、挟む具材に悩む必要がないのがありがたいところである。難しいのはライスプレートの作成だが、これもいくつかのコツをふまえて上手に作ることができる。休日の昼、ワイワイと楽しみながら作ってみてほしい。
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