1. シナモンロールに必要な材料とは
シナモンロールを作るには、さまざまな材料が必要だ。基本となる生地は通常のパンを作る材料と同じだ。強力粉や卵、牛乳、バター、砂糖、塩、ドライイーストだ。また、シナモンロールの特徴であるシナモンの味わいと香りを楽しむために、フィリングと呼ばれる生地に巻き込む、シナモンパウダーと砂糖、バターを用意する。ほかにも仕上げに使うアイシングの粉砂糖を用意しておこう。
2. シナモンロール作りの下準備のコツ
シナモンからシナモンパウダーを作る
シナモンロールにはシナモンパウダーが欠かせない。シナモンパウダーが自宅にない場合は、シナモンスティックからシナモンパウダーを作ることができる。もともとシナモンパウダーとは、シナモンの樹皮をパウダー状にしたものなので、シナモンスティックをすり鉢やミキサー、ブレンダーを使ってパウダー状にするだけだ。自宅にシナモンスティックが残っている場合は、自分でシナモンパウダーを手作りするのもいいだろう。
おすすめのシナモンロールの隠し味
シナモンロールを作る際に、生地にカルダモンパウダーを少し加えてみるのもおすすめだ。より香りが増した本格的な味わいになるからだ。ほかにもナッツやドライフルーツを加えることで、食感も楽しいシナモンロールになるので、好みのナッツなどを加えたシナモンロールを作ってみるのもいいだろう。
3. 基本のシナモンロールの作り方
下準備
シナモンロールを作る前の下準備として、まずシナモンフィリングを作ろう。シナモンフィリングは生地の中に巻き込むシナモン味の部分のことで、常温のバターに砂糖とシナモンを練り合わせるだけだ。さらに仕上げに塗る砂糖と水を混ぜたアイシングも用意しておこう。アイシングはとろみのある状態にしておくことが大切だ。水の量が多いと固まりにくくなるので、注意して作ろう。
作り方
シナモンロールを作る際には、まず基本となるパン生地を作っていく。ボウルに強力粉、砂糖、塩を入れてよくかき混ぜる。常温にした牛乳と卵を別のボウルで混ぜ合わせておく。最初に混ぜた粉類のボウルにドライイースト、卵と牛乳を合わせたものを加えて、ひとまとめにする。さらに作業台に出して生地が均一になるまでよくこねたら、バターを少しずつ加えてこねていく。弾力のある生地になったら、丸めてボウルに入れ、ラップをかけて発酵させる。生地が2倍くらいの大きさに発酵したら、ガス抜きをして10分ほど生地を休ませる。生地を麺棒で長方形に伸ばし、下準備しておいたシナモンフィリングを全体に塗っていく。生地を奥から巻いていき、棒状にしたら均等に切り分け、オーブンシートを敷いた天板に間隔をあけてのせ、2次発酵させる。生地が膨らんだら、表面に溶き卵を塗り180℃に熱したオーブンで15分ほど焼く。冷めたら用意しておいたアイシングを塗って完成だ。
4. 時短!シナモンロールの作り方
フライパンで作るシナモンロール
手早くシナモンロールを作りたい場合は、ホットケーキミックスと豆腐を使って手軽にフライパンで作るのがおすすめだ。ボウルにホットケーキミックスと絹ごし豆腐、卵、溶かしバターを入れて混ぜ、打ち粉をした台の上で生地を伸ばしてシナモンクリームを塗り、レーズンをまぶす。手前から巻きあげて、均等にカットしたらアルミホイルを敷いたフライパンに並べ、ふたをして焼きあげたら完成だ。さらに本格的にアイシングをしてみるのもおすすめだ。ホットケーキミックスを使うことで、生地を発酵させる手間も省けるうえに、フライパンなので手軽に焼きあげることができるだろう。
コストコのパンで作るシナモンロール
コストコでおなじみのディナーロールをアレンジして、シナモンロールにしてみるのもいいだろう。ディナーロールを4枚に薄切りにし、麺棒で平たくする。表面にバター、シナモンシュガーをふっておく。1枚はくるくる巻いて、そのほかの3枚はその外周に巻いて形を整える。アルミカップなどに入れてトースターで焼くだけだ。仕上げにアイシングやナッツをトッピングするのもいいだろう。ディナーロールがなくても市販のシンプルなパンを使ってオリジナルシナモンロールにしてみるのもおすすめだ。
結論
シナモンロールは基本のパン作りを知っていれば、生地にシナモンフィリングを塗って巻き込むだけで、香り豊かな絶品のシナモンロールになるのだ。さらにアイシングをかければ見ためも完璧だ。また、手軽にフライパンやトースターでもシナモンロールを作れるので、忙しい人もぜひ作ってみてほしい。