1. きらすまめしの特徴
きらすまめしは、大分県の臼杵市で生まれた郷土料理である。江戸時代、財政難に陥っていた臼杵藩(臼杵市)では、食料品の節約をするために魚をおろしたあとの中落ちや切れ端を捨てずに、そのままおからとまぶして食べたといわれている。これがきらすまめしの発祥である。
「きらす」はおからを意味し、「まめし」はまぶすことを意味しているため、このような名前がつけられた。
さばいたあとの魚の身を無駄にせず、おから料理にアレンジして財政難を乗り越えた臼杵藩の人々。先代の知恵や努力が詰まった郷土料理といえるだろう。
「きらす」はおからを意味し、「まめし」はまぶすことを意味しているため、このような名前がつけられた。
さばいたあとの魚の身を無駄にせず、おから料理にアレンジして財政難を乗り越えた臼杵藩の人々。先代の知恵や努力が詰まった郷土料理といえるだろう。
2. きらすまめしの主な使用食材は?
きらすまめしに使用されている主な食材はおから、刺身、醤油、生姜、ネギ、カボスである。好みで砂糖やみりんなどで味付けをするのもよい。
江戸時代の臼杵藩では、おからと魚の切身を使ったシンプルなきらすまめしが一般的だったといわれているが、現代ではネギや生姜といった具材を混ぜる方法が一般的である。また、最後にカボスを絞ってさわやかな風味をプラスするのもきらすまめしの特徴だ。また、きらすまめしに使用する刺身はブリやマグロ、アジなどが多い。
江戸時代の臼杵藩では、おからと魚の切身を使ったシンプルなきらすまめしが一般的だったといわれているが、現代ではネギや生姜といった具材を混ぜる方法が一般的である。また、最後にカボスを絞ってさわやかな風味をプラスするのもきらすまめしの特徴だ。また、きらすまめしに使用する刺身はブリやマグロ、アジなどが多い。
きらすまめしのカロリーや栄養は?
きらすまめしに使用する主な食材の100gあたりのカロリーは以下の通りである。
- おから:約111kcal
- アジの刺身:約121kcal
- マグロの刺身:約125kcal
- ブリの刺身:約258kcal
アジやマグロは比較的低カロリーだが、ブリを使用する場合はやや高カロリーなので、体重制限をしている人はカロリーの過剰摂取に注意が必要だ。また、魚にはタンパク質やビタミンDが豊富に含まれているため、エネルギーをつけたい人や骨を丈夫にしたい人にもおすすめできる食材といえるだろう。
3. きらすまめしの食習の機会や時季
きらすまめしは、日常的に食べる節約料理として編み出されたものである。そのため、日ごろからきらすまめしを食べている人が多い。また、花見料理やピクニックのおかずとしてきらすまめしを作る人も多いようだ。
ただし、刺身を使用しているため、生ものが傷みやすい暑い時期の弁当としては不向きといえるだろう。
ただし、刺身を使用しているため、生ものが傷みやすい暑い時期の弁当としては不向きといえるだろう。
4. きらすまめしの作り方
それでは、ここからはきらすまめしの作り方について解説していこう。材料さえ揃っていれば、誰でも簡単に作ることができるので気になる人はぜひ作ってみてはいかがだろうか。
刺身とおからの下準備を行う
好みの魚の刺身を一口サイズに切り、軽く塩をまぶして数分放置したら、醤油漬けにしておく。刺身を漬けている間に、同時進行でおからの下準備も進める。おからを水に浸して灰汁を抜いたら、水気を絞ってすり鉢に入れ軽く擦る。すり鉢の中にネギやショウガなどの具材を入れよう。
刺身とおからを混ぜる
すり鉢の中に、醤油に漬けた刺身を投入し、魚の身におからがくっつくように指などを使ってしっかりとまぶす。最後に、すり鉢内の具材を軽く混ぜ合わせて、カボスを絞ればきらすまめしの完成である。
5. きらすまめしの食べ方を紹介
上記では刺身を醤油に漬ける作り方を紹介したが、じつは家庭によって刺身を漬けておく醤油の種類は異なる。みりんや砂糖などを加えた甘醤油や、ニンニク醤油、ショウガ醤油など、人によって使用する醤油は違うため、ぜひ好みの味の醤油を使用してみてはいかがだろうか。
結論
素朴だが栄養満点なきらすまめし。刺身が余ってしまった時や、さばいたあとの魚の身を捨てるのがもったいない時は、ぜひきらすまめしを作ってみてはいかがだろうか。弁当のおかずや急遽惣菜が必要になった際にもおすすめできる惣菜なので、興味がある人はぜひ作ってみてほしい。
(写真出展)農林水産省 うちの郷土料理 きらすまめし
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kirasumameshi_oita.html
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