1. 讃岐牛の美味しさの秘密とは?

讃岐牛は見てすぐにわかる霜降りが特徴だ。もちろん口に入れても、まろやかさは見ため通り。全国的に評価が高い和牛ブランドとして知られている。讃岐牛が美味しい秘訣は、生産された場所にある。温暖気候の瀬戸内で長く肥育された讃岐牛は、上質な肉の旨みをもつのだ。
讃岐牛は通常1頭の母牛に対して、1年に1頭のみの生産。生産者は30ヶ月もかけて霜降りになるよう、手塩にかけて育てる。肥育された讃岐牛の体重は、600~700kgにまで及ぶという。
讃岐牛は通常1頭の母牛に対して、1年に1頭のみの生産。生産者は30ヶ月もかけて霜降りになるよう、手塩にかけて育てる。肥育された讃岐牛の体重は、600~700kgにまで及ぶという。
讃岐牛は、どこでも販売できるわけではない。指定販売所制度を設けており、県内外57店舗で販売されるため安心感がある。霜降り具合を思う存分堪能しよう。
2. 讃岐牛としての条件と歴史

讃岐牛はどうやって認定され、販売に至るのだろうか。歴史も含めてまとめていく。
讃岐牛は黒毛和牛肥育のスターター
讃岐牛の歴史は1882年頃にさかのぼる。ほかの県に先駆けて肥育を始めたのだ。段々と認知されはじめ、大正時代の初期に讃岐牛の名前が付けられる。讃岐牛の生産に重要なのが伝統的な肥育技術、そして温暖な気候である。昭和1988年には、讃岐牛を全国に広めようとする口火が切られた。
讃岐牛の定義
讃岐牛には金・銀ラベルがある。それぞれのラベルとして認められるには、一定基準が必要だ。まずは香川県で肥育されたこと、そして血統が明確な黒毛の和種であることだ。そのうえで15ある肉質の内、上位4ランク以内に入っているA5、A4、B5、B4の讃岐牛を金。A3、B3の讃岐牛を銀としている。
3. 讃岐牛の美味しい食べ方

ここでは讃岐牛の美味しい食べ方を紹介しよう。是非、讃岐牛の洗練された旨みを堪能してほしい。
鍋
讃岐牛は鍋で食べると美味しい。あまり茹ですぎず、箸でささっと茹でてそのまま食べよう。柔らかい讃岐牛の味わいが口に広がる。好みのタレで食べるのがよいが、あっさり系が好みならポン酢がおすすめだ。
ステーキ
讃岐牛のステーキもおすすめだ。調理前にはすじを切り、脂身も余分な部分は最初にカットしておこう。レモン汁などで食べると、シンプルで肉の味をしっかり堪能できるだろう。焼き加減は、ミディアムとレアの間くらいが理想だ。焼き過ぎると固くなるので、推奨できない。
4. 讃岐牛をもっとアレンジして食べたい!

讃岐牛を美味しく食べたいが、ステーキは少し重たい。ここでは、そんなときに試したいアレンジを紹介しよう。
冷しゃぶサラダ
夏場でも讃岐牛を味わえる冷しゃぶを、サラダにしてみる。千切りに切ったキャベツ、キュウリなどをのせ、さらに好みでドレッシングをかける。健康管理などをしたいときにも、野菜と食べることで栄養バランスもとれる。なにより茹でたことで、脂分が落ちるのもよい。
讃岐牛の肉豆腐
甘みのあるすきやき風のタレで、薄く切った讃岐牛や豆腐を煮込む料理。やや大きめに切った串切りの玉ねぎなどと一緒に煮込むと美味しい。
讃岐牛のトマト煮込み
讃岐牛のステーキ肉と、にんじんなどの野菜を入れてトマト缶で煮込もう。オイスターソースやローリエを入れてぐつぐつ煮込むと、ホロホロのトマト煮込みができあがる。
讃岐牛うどん
うどんの本場である讃岐では、讃岐牛の細切れなどをあわせても美味しい。あらかじめ茹でて水でしめたうどんにのせ、軽く茹でた牛肉や野菜をトッピング。最後にタレをかければ完璧だ。
結論
こちらでは讃岐牛の特徴や歴史、美味しい食べ方などを紹介してきた。讃岐牛は柔らかく、口に入れたときのマイルドな歯ごたえが魅力だ。しゃぶしゃぶでさっぱりと頂くもよし、ステーキで豪快に食べるもよし。是非、お好みの調理方法で極上の旨味を堪能してほしい。
※ 画像はイメージです。
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