このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
和牛と国産牛の違いとは?外国で育つ国産牛がいるって本当?

和牛と国産牛の違いとは?外国で育つ国産牛がいるって本当?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 出口美輪子(でぐちみわこ)

2020年3月26日

「国産牛」と表示されている牛でも、一定期間、外国で育った可能性があることはご存知だろうか。そして、和牛と国産牛の違いは何なのだろうか。和牛、国産牛、輸入牛の定義に触れながら、和牛と国産牛の違いについて解説する。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. 和牛、国産牛、輸入牛の定義

日本で販売されている牛肉は以下の3つに分類される。

和牛

肉専用種であり、品種は以下の4つ。

・黒毛和種
・褐毛(あかげ)和種
・日本短角種
・無角和種

さらに4品種間の交雑種、そしてその交雑種と4品種間の交雑種までが、和牛と表示できる。実際には、外国産和牛も生産されてはいるが、食肉流通業界の自主規制と農林水産省の指導によって、 国内で飼養されたもののみを和牛と呼ぶ。農林水産省の畜産物の原産地表示によると、国産牛、輸入牛の定義は次のとおりになっている。

国産牛

日本国内で生まれて飼養された牛。また、外国で飼養経験がある場合でも、国内での飼養期間が外国での飼養期間(2国以上の外国において飼養された場合には、それぞれの国における飼養期間)よりも長いか、または同一期間であり、屠畜を国内で行なった牛は国産牛とよぶことができる。

輸入牛

国産牛以外の食用牛であり、具体的には日本以外の国における飼養期間が、日本を含めた他国におけるそれぞれの飼養期間よりも長い牛から生産されたものである。つまり、日本国内で飼養した場合においても、日本での飼養期間がほかの国と比べて最長でない場合は輸入品扱いとなり、原産国には飼養期間が最も長い国の名前を表示することとなる。

2. 和牛と国産牛の違い

つまり、和牛と国産牛の違いはどういうことなのか。和牛と呼ぶことができるのは前述の4品種とその交雑種のうち、日本国内で出生し飼育されたものに限られている。対して国産牛は、日本で生まれ飼養された和牛以外の牛で、日本国内での飼育期間が、日本以外の国よりも長く、国内で食肉用に加工されたものの場合、表示可能である。

たとえば、ホルスタイン種の雄はそのほとんどが食肉牛として飼育されているが、日本で生まれ育っていたとしても、上記の4品種とその交雑種ではないため、和牛と表示することは禁止されているのである。

また、以前は「3か月ルール」と呼ばれる例外規定で、外国で生育された牛でも日本国内で3か月飼養すれば、国産牛と表示することが可能であった。しかし、この例外規定は2004年(平成16年)9月の法改正で廃止され、最も長く飼養された国を原産地として表示することとなった。国産牛には、乳用牛や、乳用種と和牛の交雑種、乳用牛としての役目を終えた牛が加工用牛肉になったものや、子牛肉用の牛を20か月間飼育するようになったものなども多く、やはり肉質や味としては、和牛の方が優れているといえる。

3. ブランド牛とは

和牛は、世界でも「WAGYU」と呼ばれ高い評価を受けているが、
中でもブランド牛は、銘柄牛とも呼ばれ、高級和牛と認識されている。

ブランド牛は日本全国に数多くあり、主なものには但馬牛、飛騨牛、神戸ビーフ、松阪牛、米沢牛、近江牛などがある。「日本三大和牛」は厳密には決まっておらず、松阪牛、神戸ビーフ、近江牛または米沢牛が呼ばれることが多い。産地、血統、品種だけでなく、飼養法や枝肉の格付けなどに関しては、それぞれ各地のブランド牛の生産組合などで自主的に一定の基準を設定し、それらを満たしたものにブランド牛の称号が与えられているのが一般的だ。

さらに、社団法人 日本食肉格付協会によって与えられているのが、牛肉のランク(格付け)で、C1からA5までの15段階に分けられている。枝肉の中で食べられる部分がどれだけ多いかによってA→Cの 3段階で格付けされ、肉自体のサシの入り方や肉の色味や質などは数字の1~5で等級づけされている。たとえばA5ランクの肉は、細かい脂身で美しいサシが均等に入った、しっとりとした肉色のいい肉である上、可食部分も多い枝肉であることを示している。

和牛は子牛を出荷する繁殖農家と、子牛を買い付けて育て売る肥育農家によって生産されている。牛肉のブランドにはこの肥育農家が関係していて、牛のもともとの出生地が日本のどこであるかということや、血統が必ずしも関係しているわけではない。

結論

和牛と国産牛の違いについて、おわかりいただけただろうか。国産牛といっても、日本国内で生まれ育ったものでなくても、日本で1番長く飼育されていれば国産牛ということになる。牛の種類にも定義のある和牛は、国産牛よりも肉質や味もよく、高値で流通しているのもうなずけるだろう。

この記事もCheck!

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ
    >