チーズキーマカレーでおうちでカフェ気分！チーズの甘みが引き立つ！

最近のキーマカレーのトレンドはドーム型に盛ったごはんにキーマカレーをかけて、さらに真っ白なチーズソースをかけて全体を包んだチーズキーマカレー。おしゃれなカフェに行くと出会えるかもしれない。

チーズキーマカレーには、生の卵黄をのせる場合が多く、白と黄色のコントラストがまるで卵を表しているかのようにも見える。見ためのインパクトが大きいチーズキーマカレーだが、スパイシーさがチーズと卵のまろやかさで緩和されるので、辛いカレーが苦手な人には食べやすい味わいかもしれない。

通常のキーマカレーは、ごはんを平らに盛り付けたり、ルウを別皿にしたりして食べる形式が多かった。しかし、チーズキーマカレーはドーム型に盛り付けるというのが特徴である。ごはんをしゃもじでドーム型に整えるのは難しいので、ごはん茶碗などに盛ったものを逆さまにして皿の上に取り出そう。なお、上の丸い部分を軽く潰しておくと、ルウが盛りつけやすい。

カフェ風キーマカレーの特徴は、なんといってもごはんとカレーを覆うようなたっぷりのチーズソースである。ピザやグラタンにかかっているようなシュレッドチーズとはまた違い、とろりとしたソース状になっている。

チーズソースを使う料理はそう多くはないが、チーズソースは、特殊なソースを使っているわけでもなく自宅で作れる。ここでは、電子レンジを使って簡単にチーズソースを作る方法を見てみよう。

チーズソースに必要な材料は、たっぷりのピザ用チーズ、牛乳、そして小麦粉だ。すべて耐熱容器に入れて、電子レンジでチーズが溶けるまで加熱すれば完成。ときおり様子を見ながらかき混ぜると、小麦粉がダマにならずなめらかなチーズソースができあがる。

牛乳の量でとろみを調整できるので、よりなめらかさを求める人は牛乳を足して様子を見ながら調整してほしい。電子レンジは温度調整が難しいので、不安な人はもちろん鍋で作ってもよい。同じ材料を小鍋に入れて、ゆっくりと加熱しながらチーズを溶かしていこう。

チーズキーマカレーを作るとき、失敗しやすいのがチーズソースだ。一番の見どころとなるチーズソースではあるが、もっとも難しいのもチーズソース。美味しく成功させるコツを見てみよう。

まず、一度加熱をして溶けたチーズは、冷えて固まってしまうと再加熱をしても溶けない可能性がある。キーマカレーを作っている間にチーズソースを作って置いておくと、いざ食べるときに固まってトロッとしないことがあるので注意しよう。チーズソースを作るなら、ごはんにキーマカレーをのせてからのタイミングをおすすめしたい。

ピザ用チーズといってもいろいろなタイプがあるので、分量通り加えてもトロッと溶けず固めの仕上がりになるものもある。チーズの種類を変えることが難しいのであれば、牛乳を加え、水分量を多めにして調整しよう。

小麦粉はダマになりやすく、失敗の原因になることもある。一方、米粉はサラサラとしておりダマになりにくいので、失敗するリスクが少ない。チーズソースは小麦粉なしでも作れるが、とろりとした食感を出すためには必須の材料なので、もしアレルギーなどで小麦粉を控えたいというときは米粉で代用してみよう。ちなみに、片栗粉は食感が変わってしまうのでなるべく使わないほうがよい。

カフェで食べられるような見ためもおしゃれなチーズキーマカレーは、家で作って楽しめる。ポイントはトロッと溶けるチーズソースであるが、難易度が高く失敗しやすい。できるだけ食べる直前にチーズソースを作ることを意識して仕上げてみよう。家でもカフェ気分を味わえるチーズキーマカレーで、贅沢な食事の時間を過ごしてほしい。