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ペースト食とミキサー食は別物!?知っておきたい違いを紹介!

ペースト食とミキサー食は別物!?知っておきたい違いを紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2020年6月17日

ペースト食とミキサー食は、介護食や離乳食として知られる存在。同意義として使われることもあるが、実際には微細だが違いがある。今回はその違いをおさらいしていくと同時に、美味しく食べることのできるアイデアをご紹介していこう。

  

1. ペースト食とミキサー食

ペースト食とは

ペーストとは、ノリのように練ったものという意味を持つ言葉。粘度があるのが特徴だ。市販のレバーペーストなどを思い浮かべてもらうとわかりやすい。食品の水分を飛ばした状態で、ハンドミキサーやフードプロセッサーなどを活用して作るのが基本。食材の原型はない。

ミキサー食とは

ミキサーとはご存知の通り、調理器具の名前。ミキサーを使って作る食事のことである。柔らかめに調理した食事を水や出汁などとミキサーにかけたものだ。なめらかになるようにとろみをつけたものが多く、ポタージュくらいのとろみが基本。水分が多いため、量の割にカロリーが低くなることが多い。全体の摂取カロリーが低くなってしまうことがあるので注意が必要だ。こちらもペースト食同様、食材の原型はない。

共通事項

ペースト食、ミキサー食ともに食欲があるものの、飲み込む、いわゆる嚥下機能や咀嚼機能が低下した人に食べやすいように工夫がなされた食事のこと。どちらも調理済みのものをミキサーやハンドブレンダー、フードプロセッサーなどで細かくする。離乳食としても使われるが、この場合は味付けをしないまたは非常に薄味にする場合が多い。またペースト食やミキサー食には向いている食材と不向きな食材がある。基本的には繊維質なもの、弾力があるものは不向きと考えるとよい。

2. ペースト食とミキサー食の違い

水分

ペースト食とミキサー食、最大の違いは水分の量である。ペースト食は水分を極力省いた状態でミキシングする。そのため、ねっとりとした食感になることが多い。対して、ミキサー食は水分を添加しながらミキシングするので、水分は多めでとろりとしている。

注意点

ペースト食とミキサー食が分別されない場合も実際には多い。というのもこのような食事は、食べる人の機能に差があるため、オーダーメイド感覚で作る、選ぶ、アレンジすることが多い。また、どうしてもすべて似たような見た目になってしまうので、食欲が低下することも。色や盛り付けに工夫が必要だ。

3. 美味しいペースト食とミキサー食

レバーペースト

ペーストのグルメの代表格と言えるのはレバーペーストだろう。レバーは下処理と調理時間がポイント。余計な血が残っていたり加熱しすぎると、特有の臭みが出たり食感が悪くなってしまうのだ。
まず、レバーを一口大に切り分ける。この時点で血や筋がついてる場合は、丁寧に取り除く。牛乳と水、塩を混ぜたものにつけておき、30分ほど経ったら、水気を拭き取り、フライパンで一気に表面を焼き上げる。仕上げにブランデーを振ると風味がよい。あとはバターや生クリームとフードプロセッサーにかけるだけ。塩胡椒は後から振るので十分。はちみつやレーズンなど、甘みのあるトッピングをプラスするとよりリッチな味わいが引き立つ。

ガスパチョ

これからの季節に嬉しいガスパチョは、スペイン生まれの冷たいトマトスープ。ある意味ではミキサー食と言える。ポイントになるのは、トマトとニンニク、フランスパンの端っこ。トマトジュースを加えながらミキシングすると滑らかになりやすい。キュウリ、パプリカ、玉ねぎ、塩胡椒、レモン汁を一緒に回すだけ。オリーブオイルは最後に加えて、さっと回せば完成。しっかりと冷やして食べるのがおすすめだ。

結論

ペースト食とミキサー食、最大の違いは水分の量にあった。結果的に粘度に違いが出る。食べる人に合わせて微調整をしながら作るのが基本だ。介護食のイメージが強いが、美味しいレシピも存在するので、ぜひチャレンジしてみてほしい。
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  • 更新日:

    2020年6月17日

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