1. オリーブ牛とは
オリーブ牛とは香川県のブランド牛だ。もともと香川県の小豆島は瀬戸内の温暖な気候を活かして、オリーブの栽培が盛んだ。そんなオリーブと和牛を組み合わせたのがオリーブ牛なのだ。オリーブ牛は、オリーブオイルを絞ったあとの果実を牛の飼料として与えたのが始まりだ。そんなオリーブの果実を食べたオリーブ牛は、コクがあってさっぱりとしているのが特徴である。さらにオリーブ牛はほかの和牛と比べてヘルシーだといわれており、人気があるのだ。
■オリーブに含まれる成分
オリーブ牛に飼育として与えられているオリーブには、オレイン酸が含まれている。オレイン酸は脂の口どけをよくしてくれる作用があるので、肉の旨みを感じやすくなるのだ。またオリーブ牛は、脂が少ないので後味はあっさりしている。さらに赤身は和牛本来の味がしっかり楽しめ、柔らかいのが特徴なのだ。
2. オリーブ牛の歴史
香川県とオリーブの繋がりは、1908年に遡る。全国の3つの県に輸入したオリーブの苗を植えたのだが、唯一根付いたのが香川県の小豆島だといわれている。それ以来、小豆島は日本オリーブ栽培発祥の地として有名になったのだ。現在、小豆島ではオリーブを活かしたさまざまな食材や土産品などが豊富で、多くの観光客を楽しませている。
■オリーブと和牛の融合
オリーブ牛の誕生は、全国屈指の品質をもつブランド牛として有名な讃岐牛から始まった。讃岐牛に香川県ならではの味わいをということで、香川県のオリーブを合わせたのが始まりなのだ。香川県で古くから愛されている2つの歴史とブランドが融合することにより、香川県ならではのオリーブ牛が誕生したのだ。
3. オリーブ牛の美味しい食べ方
■サイコロステーキ
オリーブ牛は夏野菜などの旬野菜と合わせてサイコロステーキで味わうのもおすすめだ。作り方は、オリーブオイルをひいたフライパンで常温に戻したオリーブ牛を焼く。オリーブ牛の両面に焼き色が付いたら、フライパンから取り出してアルミホイルで包み、4~5分寝かす。オリーブ牛をサイコロ状にカットし、好みの野菜のソテーと一緒に並べて好みのソースをかけたら完成だ。あっさりとしてヘルシーなオリーブ牛は、野菜と合わせることで、彩りもよく食欲をそそる。サイコロ状にしておくことで、子どもから女性までとても食べやすいステーキになる。
■ローストビーフ
オリーブ牛のもも肉ブロックにオリーブオイルとローズマリー、おろしにんにくを絡めてラップに包んで寝かせておく。熱したフライパンで、寝かせておいたオリーブ牛の表面を焼いたらアルミホイルで包んで160℃のオーブンで20分ほど焼き、取り出してそのまま常温で冷ましておく。あとは好みの厚さにカットして好きなソースをかけたら完成だ。舌ざわりが軽くあっさりとした味わいのオリーブ牛は、ローストビーフにするとより美味しさを感じられるだろう。
4. オリーブ牛をアレンジして味わう
■讃岐オリーブ牛のぶっかけうどん
香川県でオリーブ牛と同じく有名なのが、讃岐うどんだ。そんな2つの最強の組み合わせがオリーブ牛を使ったぶっかけうどんだ。讃岐うどんを茹でて流水でよく洗い、水気をきっておく。鍋にうどん出汁を温め煮立ったら、オリーブ牛を加えて火を通す。器に茹でた讃岐うどんを盛り、オリーブ牛とトマトやクレソン長ネギなど飾り付けて、出汁をかけたら完成だ。讃岐うどんのコシとオリーブ牛の旨みが合わさってさっぱりと食べやすい最高のうどんレシピになるだろう。
結論
オリーブ牛は、香川県の名産であるオリーブを飼料として使って育てたこだわりのブランド牛だ。あっさりとした味わいとヘルシーなことから女性にもとても喜ばれている牛肉だ。香川県ならではの特産を組み合わせた、最高の味わいのオリーブ牛を味わってみてほしい。
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