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へぼ飯は愛知県の郷土料理!驚きの食材と栄養価に迫る!

へぼ飯は愛知県の郷土料理!驚きの食材と栄養価に迫る!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2020年6月19日

へぼ飯とは愛知県の西三河地域・東三河地域・奥三河地域に伝わる郷土料理だ。へぼとはクロスズメバチのような地蜂の幼虫のことで、蜂の子をさす。昔は秋くらいになると巣からへぼを取り出し煮て保存していたらしい。今回は家庭料理として食べることのある、へぼ飯の特徴や作り方を紹介しよう。

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1. へぼ飯の特徴・歴史や由来

最初に、へぼ飯の特徴・歴史や由来について紹介しよう。へぼ飯とは愛知県の西三河地域・東三河地域・奥三河地域に伝わる郷土料理だ。へぼとはクロスズメバチをはじめとした地蜂の幼虫で、いわゆる蜂の子である。かつて信州から奥三河の山間部では、へぼは貴重なたんぱく源で、地蜂の幼虫と成虫を甘辛く煮付けてごはんに混ぜて食べるへぼ飯のほかに、へぼの甘露煮・へぼ五平餅にして食べてきた。現在ではへぼそのものも、へぼをとる人も少なくなり、ごちそうとして客にふるまう料理になっている。
クロスズメバチは地中に巣を作るため、巣を見つけるには餌を巣にまっすぐ持ち運ぶ習性を利用する。へぼとりは川魚・カエル・鶏などの肉を用意し、蜂が運びやすい大きさに丸め、目印の綿をつける。その目印を手がかりに蜂の後を追い、巣を見つければOK。クロスズメバチは以前は水田のあぜをはじめ、いたるところに巣作りを行っていたが、農業の影響があり山に巣を作るようになったという。
また、へぼの重さを競う品評会が行われるようになり、初夏に巣を見つけ飼育用の巣箱の中に入れ、秋に開催されるときに備え餌を与え大きく育てるようになった。中には飼育せず秋になり大きくなった巣をとることもあるようだ。

2. へぼ飯の主な使用食材・栄養

次にへぼ飯の主な使用食材・栄養について紹介しよう。へぼ飯の主な食材であるへぼは先述したようにクロスズメバチをはじめとした地蜂の幼虫で、いわゆる蜂の子だ。蜂の子は昔から貴重なたんぱく源として食べられており、近年は高級珍味として瓶詰めや缶詰で販売されている。
含まれる主な栄養素はアルギニン・リジン・チロシン・ロイシンといった9種類のアミノ酸をはじめ、鉄・カルシウム・カロテノイド・亜鉛・ビタミン類だ。栄養価はローヤルゼリーをしのぐほどだといわれており、蜂の子には栄養素が豊富に含まれていることがわかる。
へぼ飯に使用される食材の米には炭水化物をはじめ、たんぱく質・カルシウム・鉄・ビタミン・食物繊維など、さまざまな栄養素が含まれている。炭水化物は身体を温めたり動かしたりするのに必要な栄養素で、消化がよくエネルギーとしてすぐに活用できる。たんぱく質は身体の筋肉や細胞、血液を形成する栄養素で、とくに成長期には積極的に摂りたいものだ。ちなみに茶碗一杯のごはんには、牛乳120mlと同量のたんぱく質が含まれている。

3. へぼ飯の食習の機会や時季

次にへぼ飯の食習の機会や時季について紹介しよう。昔は秋頃になると巣からへぼを取り出し煮て保存していたようだ。家で作るへぼ料理は、へぼ飯のほかに佃煮・甘露煮・味噌とすり潰したへぼを練り込み特製だれをつけるへぼ五平餅が親しまれている。
現在でも家で作ったり道の駅や宿泊施設で食べたりできるへぼ飯。先述したように秋になるとへぼの巣の重さを競う品評会が開催されるが、その場で卸会も行われ大勢の人で賑わうという。また品評会にへぼ飯やへぼ五平餅を売りにくる人や、焼酎に地蜂を漬け込み販売する人もいるようだ。

4. へぼ飯の作り方

次に、へぼ飯の作り方を紹介しよう。へぼ飯作りに使用する材料は米・へぼ・砂糖・しょうゆ・酒・みりん・塩だ。まず米を洗い30分くらい水に浸しザルにあげておく。次にへぼをフライパンでから炒りし砂糖としょうゆを加え煮立たせる。
ザルにあげておいた米を炊飯器に入れ、煮立たせた酒・みりん・塩を加え目盛りに合わせて水を入れ炊く。炊きあがったごはんにへぼを加えて混ぜればへぼ飯の完成だ。レシピのポイントは、ふくれている幼虫を潰さないよう、へぼは油を使用せずから炒りすること。

5. へぼ飯のアレンジした食べ方

次にへぼ飯のアレンジした食べ方を紹介しよう。紹介するのはうなぎの蒲焼きを使用した、へぼ飯風チャーハンだ。うなぎの蒲焼きは冷たければレンジで人肌くらいに温め、1cm幅に切ってボウルに入れ、蒲焼きのタレを絡める。別のボウルに卵を入れて溶きほぐし、ごはんを加え全体を混ぜ合わせる。
フライパンに油を強火で熱し、ごはんを入れほぐすように炒め、全体がパラパラになったらみじん切りにしたねぎを加える。次に塩こしょうを加えて炒め、いったん火を止めうなぎの蒲焼きを入れて混ぜる。味をみて足りないなら蒲焼きのタレか塩を足し、再び強火にかけ炒めたらへぼ飯風チャーハンの完成だ。

結論

愛知県の郷土料理であるへぼ飯の特徴について紹介した。ちなみにへぼを食べる習慣は愛知県のみならず、岐阜県・群馬県・長野県などにも残っている。山里のごちそうでありコクのある甘さを堪能できる、へぼ飯を一度作ってみてはいかがだろうか。
(写真出展)
農林水産省 うちの郷土料理 へぼ飯
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/hebomeshi_aichi.html
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