1. 胡麻のカロリーと栄養
胡麻には、たんぱく質や脂質、食物繊維、無機質などが豊富に含まれている。健康にもよい食材なのだが、脂質やカロリーが高く、とくに脂質は重量の半分を占めている点は少し気にかかる。しかし、香ばしさを楽しめる美味しい食材の胡麻を使わないのはもったいない。ぜひ脂質やカロリーに注意し、食べ過ぎに気をつけながら上手に使ってほしい。
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2. 胡麻の種類【白・黒・金】
胡麻は、昔から世界中で親しまれてきた香辛料だ。日本でも、和え物や薬味、胡麻油など日常的に食べられている食材だ。胡麻の種類は色によって分かれている。白胡麻は、油脂成分が多く甘みが濃厚。黒胡麻は、鉄やカルシウムが多くしっかりした味わい。金胡麻は、香り高く独特の深い旨みが特徴だ。栄養価はほぼ変わらないそうだ。用途や好み、産地などで選ぶのもいいだろう。
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3. 胡麻を美味しく保存しよう
胡麻を長く美味しく食べるために、上手に保存するコツを知ろう。胡麻は酸化すると風味が落ちてしまうため、空気に触れないよう密閉容器に詰め、冷暗所で保存することが大切。冷蔵冷凍保存も可能だ。粒が小さいので冷凍した場合もとくに解凍の必要はなくそのまま使える。また、すり胡麻は劣化しやすいので使う分だけをすって使いきることをおすすめする。
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4. 胡麻油と太白胡麻油の違い
胡麻油は、琥珀色の一般的なものと、黄金色の太白胡麻油がある。この2つは、製造過程で胡麻を焙煎するかしないかによる。見ための色だけでなく味や香りも異なり、胡麻の香りとコクが豊かな胡麻油は、和え物や炒め物などに合っている。一方、あっさりとしてクセがない太白胡麻油は天ぷらやお菓子作りにもおすすめだ。特徴を活かして使い分けるといいだろう。
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5. 胡麻豆腐は保存に注意
胡麻豆腐は胡麻の絞り汁に葛粉を加え練り固めたもので、大豆が原料の豆腐とは別物。胡麻の香りと滑らかな食感が特徴で、醤油やタレをかけて食べる。胡麻豆腐には、繊細で高価な本葛のみを使用したものと、本葛にデンプンを加え、加工したものがある。前者は、長時間の冷蔵に向かないが、後者は冷蔵可能だ。胡麻豆腐は保存法を誤ると食感が変わってしまうので表示をよく確認することが大切である。
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6. 美味しい胡麻和えを作るコツ
胡麻の料理といえば、胡麻和えをイメージする人も多いだろう。簡単に作れる料理だが、美味しく作るにはコツがある。野菜を茹ですぎないこと、胡麻は風味が活きるよう半ずりにすること、そして、和え衣は食べる直前にさっくりと合わせることだ。簡単なコツなのでぜひマスターしよう。定番のほうれん草やインゲン以外でもレンコン、人参などの根菜やシソなど香味野菜を和えても美味しい。
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7. 家でも作れる胡麻団子
胡麻団子は香ばしい食感がたまらない美味しいデザートだ。中華料理屋さんで食べるものというイメージで、作る人は少ないかもしれないが、じつは簡単に作れる。材料は白玉粉、砂糖、こしあん、そして表面を包む白胡麻。白玉粉を耳たぶほどの固さに練り、あんを包み、白胡麻をたっぷりまぶして油で揚げる。あんに練り胡麻やすり胡麻を加えると香ばしい風味がより強くなるので、ぜひ試してみてほしい。
8. 胡麻の調味料「タヒニ」
「タヒニ」をご存知だろうか。タヒニとは、白胡麻をペースト状にした調味料で、中東料理や地中海料理に使われるものだ。日本の練り胡麻によく似ている。胡麻を煎って作る日本の練り胡麻は香ばしいが、タヒニは生の胡麻をペーストにしているため、香ばしさはないが、胡麻の風味をしっかり堪能できるそうだ。輸入食品やオーガニック食材を扱う店などで手に入るので、見かけた際はぜひ試してみてほしい。
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結論
胡麻は小粒ながらも、香ばしい風味と食感で料理を豊かにしてくれる魅力的な存在だ。胡麻は栄養価も高いが、脂質も多いので食べ過ぎには注意しつつも、調味料やおかず、デザートなどに幅広く、毎日の食事に取り入れてほしい。