1. ヴィーガンスイーツ、ヴィーガンケーキとは

ケーキ、スイーツの主な材料といえば小麦粉・砂糖・卵・牛乳・バターや生クリームなどである。しかしヴィーガンの場合、卵や乳製品を一切口にしないため、ほかの食品を代用してケーキやスイーツを作ることになる。
■ヴィーガンは蜂蜜やゼラチンもNG
動物性の食品を避けるため、蜂が集めた蜂蜜やコラーゲンから作られるゼラチンも使えない。また、多くのヴィーガンスイーツには白砂糖ではなくキビ砂糖など精製されていない甘味料が使われている。さらにグルテンフリーのものもあり、小麦粉の代わりに米粉で作られていることも多い。
■植物性食品のみで作られる
ヴィーガンスイーツに使われるのは、すべて植物性の食品だ。牛乳の代わりに豆乳やアーモンドミルク、バターの代わりにオリーブオイルやごま油などの植物性油脂が使用されている。メインの食材は大豆や豆腐、ナッツ、果物で、甘酒や茶葉が使用されることも多い。
■ヴィーガンスイーツ、ケーキの専門店もある
ヴィーガンが注目されるようになってから、ヴィーガンスイーツやヴィーガンケーキを取り扱ったカフェなど、ヴィーガンの専門店も多くなってきた。イートインや通信販売で取り寄せられる店もある。動物性食品が使われていなくても、美味しく見ためも美しいスイーツ、ケーキが簡単に手に入る時代になってきたのだ。
2. ヴィーガンスイーツ、ケーキの種類

ヴィーガンスイーツ、ヴィーガンケーキにはどのような種類があるのか、またそれぞれ何でできているのか見ていこう。
■ヴィーガンスイーツの種類
プリンやアイスクリームなどの冷たいスイーツや、クッキー、和菓子などヴィーガンスイーツの種類はさまざまだ。ヴィーガンでなくても食べたことのある人もいるのではないだろうか。
- 豆乳プリン、パンナコッタ...牛乳プリンの豆乳版といった白いプリン。ゼラチンを使わず寒天で固める。フルーツゼリーと二層にすると見ためも美しい。
- バナナアイスクリーム...冷凍バナナをフードプロセッサーで粉砕しただけのもの。
- クッキー...卵やバターの代わりに豆乳と植物性油脂を使う。米粉で作ったものも多い。
■ヴィーガンケーキの種類
チーズケーキやカップケーキ、パウンドケーキなどが有名。また、デコレーションケーキもある。天然の着色料を使用したカラフルなヴィーガンケーキもよく見かけられる。
- チーズケーキ...クリームチーズの代わりに豆腐で作られることが多い。白みそやレモン汁を加えて風味とコクを出す。
- カップケーキ、パウンドケーキ...卵やバターではなく植物性油脂で作る。
- デコレーションケーキ...豆乳で作られたホイップクリームを使用。スポンジには植物性油脂。フルーツをたっぷり飾れば華やかに仕上がる。
3. 美味しいヴィーガンスイーツ、ケーキを作るコツ

ヴィーガンスイーツ、ケーキを自宅で美味しく作るコツをおさえておこう。
■焼き菓子にはナッツを加えてコクや風味を出す
ヴィーガンスイーツやヴィーガンケーキは動物性食品を使わないため、ただ代用するだけではコクや風味が少なくなってしまう。そこで、クッキーやパウンドケーキなどにはアーモンドプードルなどを加えるのがおすすめだ。
■ラムやバニラで香りよく
ラム酒やバニラエッセンスをほんの少し加えることで風味のよいスイーツになるが、ヴィーガンの場合はとくに加えたい。紅茶や抹茶などで香りづけするのもおすすめだ。また、砂糖の代わりにメープルシロップを加えると味に深みが出てしっとりと仕上がる。
■冷たいスイーツは果物で美味しく
アイスクリームやプリンなどには果物を混ぜ込んだりトッピングしたりすると食べやすく彩りもよくなる。
結論
ヴィーガン用の食べ物には、卵や牛乳アレルギーの人も食べられるものが多い。今後もヴィーガンだけでなく食物アレルギーをもつ人でも美味しく食べられるスイーツ、ケーキが増えていくのではないだろうか。さらにグルテンフリーなら小麦アレルギーの人でも安心だ。ヴィーガンでも味も見ためもハイクオリティーなスイーツに注目したい。
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