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【小豆雑煮】ってどんな料理?ぜんざいとの違いや作り方を紹介!

【小豆雑煮】ってどんな料理?ぜんざいとの違いや作り方を紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2020年7月 9日

お雑煮は日本全国で食べられているが、地域によって餅の形や味付けが異なる立派な郷土料理だ。ここでは一見ぜんざいのようにも見える「小豆雑煮」について紹介する。どの地域で食べられているのか、どうして小豆が使われるようになったのか気になる部分を徹底解剖する。

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1. 小豆雑煮とは?

正月に食べられる雑煮は、餅の形の違いや味付けの違いなど地域色が強く出る。そのなかでも珍しいのが島根県と鳥取県で食べられている小豆雑煮だ。小豆がたっぷり入った汁物のなかに丸餅が浮いていて見ためはぜんざいのようにも見える。味付けも甘めでぜんざいとほとんど変わらない。もともとの小豆雑煮は甘さを控えめにして塩や醤油で味付けされていたのだが、現在は砂糖を使って甘く味付けされるのが一般的になっている。そのため実は小豆雑煮とぜんざいの作り方はまったく一緒である。つまり普段はぜんざいとして食べているものが正月だけ小豆雑煮と呼ばれるようになるのだ。普段食べられるぜんざいと中身は変わらないのに正月に食べることでめでたさが増す気がする。

2. 小豆雑煮の材料と栄養

小豆雑煮で欠かせない材料は小豆と丸餅だ。関西地域は雑煮に丸餅を使うのが一般的だ。ここで気になるのが小豆雑煮のカロリーと栄養だ。甘い雑煮であるため、ほかの雑煮よりもカロリーが高いのではないかと心配になってしまう。小豆と砂糖の使用量はレシピによってさまざまだが1人分の小豆雑煮を作る際に乾燥小豆を40g、砂糖を30g使うと仮定した場合、カロリーは257kcalとなる。そこに餅を足すと300kcalは優に超えることになる。ごはん100gのカロリーが168kcalなのだが比較すると主食よりもカロリーが高いことになる。やはり砂糖が多く使われているためカロリーは高いと思って間違いないだろう。

含まれている栄養素についてだが、小豆にはビタミンB1などのビタミンB群やポリフェノール、サポニンなどの栄養素が多く含まれている。とくに抗酸化物質として注目を浴びているポリフェノールは赤ワインよりも多く含まれているといわれている。

3. 小豆雑煮を食べる機会

雑煮はおせちとともに正月には欠かせない料理だ。鳥取県と島根県の一部地域では正月の朝から小豆雑煮がふるまわれ、おせちと一緒に食べられている。元旦はすまし雑煮を食べ、2日から小豆雑煮を食べる地域もあるようだ。なぜ小豆雑煮が食べられるようになったかは定かでないが、赤飯で使われていることからも分かるように小豆は縁起のよい食材として知られている。また、おせち料理にはその食材の特徴を汲み取って健康長寿や子孫繁栄などの願いが込められているのだが、小豆にも同じような願いを込めることができる。このようにめでたい印象のある小豆を雑煮に使うようになったのは必然だったのかもしれない。

4. 小豆雑煮の作り方

小豆雑煮の作り方はそれほど難しくないのだが、乾燥小豆を使用する場合は柔らかく煮るまでの過程が少し大変だ。まず鍋に水をたっぷりと入れて小豆を煮る。ポイントは水から煮ることだ。沸騰させたお湯に小豆を入れて煮るとしっかりと火が通らない。鍋を火にかけて沸騰したらお湯をすべて捨て、また水を入れて小豆を煮る。なぜお湯を一度捨てるのかというとアク抜きをするためだ。小豆を煮るとアクが大量に出てくるのだが、お玉ですくっていては間に合わない。そこでお湯をすべて捨てて簡単にアク抜きをしてしまおうというわけだ。2回繰り返したら再びたっぷりの水を入れて小豆が柔らかくなるまで煮る。煮ている過程でお湯の量が少なくなってきたら水を足す。また、すでにアク抜きをしているが、またアクが出てきたらお玉などですくっておこう。小豆が柔らかくなったら砂糖と塩(塩を入れることで甘みが引き立つ)を入れて味付けする。餅は別の鍋で茹でておこう。お椀に小豆汁と餅を入れれば小豆雑煮の完成だ。

5. 小豆雑煮の食べ方

小豆雑煮は甘さが特徴的な雑煮だが、なかには甘い食べ物が苦手で小豆雑煮が苦手という人もいるだろう。一方で小豆雑煮の甘さがもの足りないと感じる人もいるかもしれない。全員が好む味に仕上げるのは難しいので、小豆雑煮はあっさりめに仕上げておき、食べる時に各自で味の調整をしてもらおう。甘いものが苦手な人は塩や醤油、出汁を足してさらにあっさりめに、逆に甘さが足りない人は砂糖を加えて甘さを足すことができる。このように甘さを調節することでみんなが食べられるようになるのも小豆雑煮の魅力だ。

結論

小豆雑煮が食べられている地域は非常に少なく鳥取県と島根県の一部地域に限られている。ほかの地域の人にはなじみがないように感じるかもしれないが、実はぜんざいとほとんど同じ料理で初めて食べる人でも食べ慣れた味がするだろう。めでたい印象のある小豆を使って作る小豆雑煮は正月にぴったりで、いつもとは違う雑煮が食べたい人にはおすすめの一品だ。
(写真出展)
農林水産省 うちの郷土料理 小豆雑煮
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/azukizouni_shimane.html
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