このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
【うずめ飯】とは?お茶漬けとはひと味違う島根県の郷土料理を紹介!

【うずめ飯】とは?お茶漬けとはひと味違う島根県の郷土料理を紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2020年7月 2日

一見お茶漬けのように見える「うずめ飯」は、初めて食べる人を驚かせる美味しい郷土料理だ。ごはんの下にたくさんの具が隠れていて、お茶漬けとは違った魅力がある。うずめ飯とはどのような料理なのか、さまざまな面から徹底解説していく。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. うずめ飯の特徴、歴史や由来

うずめ飯は島根県西部にある石見地方の郷土料理で、東京の「深川めし」などとともに日本五大名飯のひとつにも選定されている。「うずめ」には「うずめる」「埋める」という意味があり、その名の通りごはんの下に具が埋められているのが最大の特徴だ。

ごはんに具を埋めて、出汁をかけわさびを添える

うずめ飯には刻んで煮付けられたしいたけや野菜、かまぼこ、高野豆腐などが埋められている。また、牛肉や豚肉、鯛などが埋められた豪華なうずめ飯もある。ごはんに具を埋めたら出汁をかけてわさびを添えるため、お茶漬けのように見える。石見地方にある津和野町ではわさびが特産品とされており、わさびもうずめ飯の重要な食材といわれている。

うずめ飯の起源には諸説あり

ごはんに具を埋めるというユニークな食べ方はどのように始まったのだろうか。うずめ飯の起源には次のような説があるそうだ。
  • 質素倹約を強いられていた江戸時代に贅沢するのを隠すため
  • 粗末な具材を他人に見られたくなかったため
  • 仏教信仰にともない伝承された(そのため動物性食材が使われないことが多い)
このような説からも、かつてはうずめ飯がこそこそと食べる料理とされていたようだ。そのため、伏し目がちに提供したり食べたりする習わしも伝えられてきたというから興味深い。

2. うずめ飯の主な使用食材、カロリー、栄養

うずめ飯の使用食材は、米に加え主に人参やごぼう、里芋などの根菜や、セリ、しいたけ、豆腐、かまぼこなど。肉や鯛を使うこともある。また、わさびも欠かせない。

1人前308kcal

うずめ飯のカロリーは、大きめの茶碗1膳分(427.3g)あたり308kcalとなっている。ごはんと具の割合によってもカロリーや栄養は変わるが、ごはんもののため、基本的には炭水化物が最も多い。1人前あたりに含まれる栄養素は、たんぱく質8.55g、脂質1.67g、炭水化物62.04gとなっている。炭水化物のうち糖質量も60.25gと高い。脂質が少なくカロリーは高くないが、糖質が高いため食べ過ぎには気を付けたほうがよいだろう。

3. うずめ飯の食習の機会や時季

うずめ飯は日本五大名飯に選ばれたこともあり、島根県の名物とされている。ご当地グルメとして知られており、一年を通して津和野町を中心とした観光スポット、飲食店で食べることができる。また、調理も簡単なため家庭で作られることも多い。一般家庭では、とくに寒い時期によく食べられているようだ。

おもてなし料理として

地域の氏神を参拝する正月行事「春神楽」では、うずめ飯がふるまわれるという慣習があり、現在も続いている。また、春神楽のほかの祝宴でもうずめ飯がおもてなし料理とされてきた。

4. 基本のうずめ飯の作り方

うずめ飯の作り方はとても簡単である。基本的には、ごはんを炊いて具を刻んで煮ながら味付けする。そして具、ごはんの順で椀に盛って出汁をかけ、わさびとセリを添えれば完成だ。

具は甘辛く味付けてとろみをつける

具はすべて食べやすい大きさに切り、出汁で煮る。火が通ったらしょうゆとみりんを加えよう。そして、最後に水溶き片栗粉を加えてとろみをつけると口当たりがよくなる。とろみをつけないレシピもあるので、好みで選ぶとよい。

具はごはんで隠す

うずめ飯の由来をイメージしながら、具をごはんで覆い隠すように盛り付けよう。一見ただのお茶漬けのような見ために仕上げるのがポイントだ。

5. うずめ飯の基本の食べ方、アレンジした食べ方

具を煮ていた出汁を、ごはんの上からかけて食べる。お茶漬けのように最初はごはんと出汁だけで食べて、あとから具を合わせて食べると味の変化を楽しむことができる。わさびのつけ方を変えながら食べるのもおすすめだ。ごはんを多めに食べたり出汁を多めにスープ感覚で食べたりと、1杯でさまざまな食べ方が楽しめるのもうずめ飯の魅力である。

トッピングをアレンジ

基本的にはわさびとセリをトッピングするが、セリがなければ三つ葉で代用しても美味しい。また、海苔をのせるレシピも多い。味付けされた具があるため、味の濃いトッピングではなくごまやあられ、かつお節など香りや食感を楽しめるものがおすすめだ。

結論

歴史的には庶民の料理というイメージの強いうずめ飯だが、祝宴でふるまわれるなどおもてなし料理としても活躍している。郷土料理としてはインパクトが強い反面、味は万人受けしそうなところが魅力的だ。自宅でも簡単に作れるためぜひ試してみよう。
(写真出展)
農林水産省 うちの郷土料理 うずめ飯
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/uzumemeshi_shimane.html
この記事もcheck!

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ
    >