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【三平汁】の由来と美味しく作るコツを紹介!本場の食習も解説!

【三平汁】の由来と美味しく作るコツを紹介!本場の食習も解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2020年7月13日

汁物も立派な郷土料理だ。汁物は使用する食材を選ばないため、その土地ならではの食材や調味料が多く使われていることが多く、意外にも郷土色が強く出る。ここでは北海道の味覚がたっぷり入った「三平汁」を紹介する。具材がたっぷり入った三平汁の由来や魅力を知ったら作らずにはいられないだろう。

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1. 三平汁とは?

北海道は農業や漁業が盛んな地域で、美味しいもので溢れている。広大な自然によって育まれた味覚を食べに訪れる人が多く、日本でも屈指のグルメどころといっても過言ではない。そんな北海道にはいろいろな郷土料理がある。三平汁はそのひとつで、野菜と魚の旨みを味わえる一品だ。日本で汁物というと第一に味噌汁を思い浮かべるかもしれないが、三平汁は野菜と魚の旨みが凝縮されているため、出汁とみりん、塩といったシンプルに味付けされている。

三平汁の由来は諸説あり、斎藤三平という人物が作ったからという説と有田焼のひとつである三平皿に盛り付けて食べられていたからという説が有力とされている。ちなみに三平汁は江戸時代後期にはすでに食べられていたという記録があり、北海道民にとってはなじみの深い一品となっている。

2. 三平汁の材料と栄養

三平汁を美味しく作るためにはたっぷりの野菜と魚が必要だ。北海道といえばじゃがいもと鮭が有名だが、そのほかに大根や人参などの野菜をたっぷり入れるのがポイントだ。三平汁に使われる魚には鮭が多いが、北海道の名産品であるニシンを使うとより北海道の郷土料理らしくなる。魚は塩漬けまたは糠漬けしてあるものを使うのが一般的だ。

三平汁は食材を多く使うため栄養面も非常に期待できる。たとえば鮭はビタミンB1などのビタミンB群やビタミンDなどビタミン類を多く含んでいる。また魚でもっとも注目される栄養素であるDHAとEPAも多く含んでいる。DHAとEPAは中性脂肪を減らす働きがあると期待されている栄養素だ。また、三平汁で必ずといってよいほど使われるじゃがいもも実はビタミンCが多く含まれており、その量は柑橘類に匹敵するともいわれている。ビタミンCは熱に弱い栄養素なのだが、じゃがいもに含まれるビタミンCはでんぷんに守られているため壊れにくい。このように三平汁では多くのビタミン類を摂ることができる。

3. 三平汁はいつ食べられるの?

三平汁に使われる食材の多くは秋または冬に旬を迎える。また寒さが厳しい北海道では冬に身体を温める三平汁が好まれて飲まれたことから、三平汁はもっぱら冬に食べられることが多い。いまでは輸送技術の進歩により旬以外でも鮭を食べることができるようになったが、寒い冬に食べてこそ三平汁の美味しさは堪能できるのでぜひ寒い時期になってから食べるのをおすすめする。
三平汁には具材がたっぷりと入っているため、おもてなし料理のようにも見えるが、家庭料理として定着している。食材はどこででも手に入るものなので、北海道民でなくても気軽に作って食べてほしい。

4. 三平汁の作り方

まずは魚の下処理を行う。切り身の鮭を使うだけでもよいがアラなどを使うと風味が増してより美味しい三平汁になる。塩鮭を使う場合はそのままぶつ切りにするだけでよいが、生鮭を使う場合は塩をふってからぶつ切りにする。次に野菜の下処理を行う。切り方はすべて乱切りにしてもいいし、食材によって切り方を変えてもよい。たとえばじゃがいもは乱切りだが大根は厚めのいちょう切り、人参は厚めの半月切りといったような感じだ。その時々によって切り方を変えるのも面白いだろう。食材の準備を終えたら昆布で出汁をとり、そこに野菜を加えて煮ていき、沸騰したら昆布を取り出して鮭を入れる。途中で鮭から出るアクを取り除きながら全体に火が通るまで煮る。最後に塩や酒で味を調えれば完成だ。

5. 三平汁の食べ方

三平汁は北海道を代表する家庭料理だ。家庭料理というのはお袋の味という言葉からも分かる通り、家庭によって使う食材や味付けがさまざまだ。三平も見ためや味付けは家庭によってさまざまである。それこそが三平汁の最大の魅力といっても過言ではない。レシピにない調味料や三平汁には普通入れない食材を入れるなど、オリジナルの三平汁を開発してもよいだろう。そうやって我が家の三平汁を作って家族と食卓を囲めばより楽しい食事となる。また、三平汁は大量に作るほど食材の旨みが汁に溶けるため、大人数で食事をするときはぜひとも作って食べたい一品だ。冬に帰省した時にふるまってみるのもおすすめだ。

結論

鮭やじゃがいもなど北海道を代表する味覚がたっぷりと入った三平汁は北海道民に愛される家庭料理だ。三平汁の由来は諸説あるが江戸時代後期にはすでに食べられており、寒さの厳しい冬には欠かせない料理となっている。食材をたっぷり使っているため栄養も旨みもたっぷりで北海道民でなくても食べたい一品だ。
(写真出展)
農林水産省 うちの郷土料理 三平汁
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/sambeijiru_hokkaido.html
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