このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
【柿なます】のポイントは干し柿で作ること!島根の郷土料理を紹介!

【柿なます】のポイントは干し柿で作ること!島根の郷土料理を紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2020年7月 8日

果物を料理に入れることに抵抗感がある人も多いのではないだろうか。しかし柿を入れて作る柿なますは古くから郷土料理として親しまれ、いまでも食べられている。各地で食べられている柿なますだが、ここでは島根県の柿なますをピックアップして紹介する。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. 柿なますとは?

なますは酢の物の一種で、大根と人参で作られる紅白なますが有名だ。しかし柿の産地では大根、人参とともに柿を入れて作られる柿なますが盛んに作られていた。じつは島根県が柿の一大産地であることは知っていただろうか。島根県民にとって柿はなじみ深い食材で、柿を使った料理が多く作られていた。柿なますもそのひとつで、島根県の柿なますは干し柿を使うのが一般的だ。柿の甘みと酢の酸味のバランスがちょうどよく、さっぱりと食べられる一品だ。ちなみに島根県で栽培されている「西条柿」は中国地方特有の柿で、縦長の実に4本の溝があるのが特徴だ。見ためが出雲大社の祭神、大国主が持つ打出の小づちに似ているため、「こづち」という名でブランド化されて出荷されている。

2. 柿なますの材料と栄養

柿なますに生柿を使うこともあるが、島根県の郷土料理としての柿なますを作るならば必ず干し柿を用意しよう。組み合わせる食材は大根と人参が定番だが、大根の代わりにカブを使っても美味しい。

気になる栄養価だが、大根と人参のなますに干し柿を加えるとビタミンCやカリウム、カロテンが加わり、より多くの栄養素を摂取できるようになる。ドライフルーツは生フルーツに比べて栄養価が高いといわれるが、干し柿も同様で栄養価が高くなる。ただし残念ながらビタミンCの量は減ってしまう。またもうひとつの注意点として柿を加えることで糖質量も多くなる。そのため栄養価が高いからといって干し柿を入れすぎるのはよくない。必ずしもメリットばかりではないことに注意しよう。

3. 柿なますはいつ食べる?

紅白なますと同様に柿なますもその色合いからめでたい料理とされ、正月などのハレの日に食べられることが多い。一般的に生柿が収穫されるのは10~11月であり、干し柿にするには収穫してからさらに1ヶ月ほど必要となる。干し柿は乾燥によって水分が抜けているため日もちしやすく、保存食に向いている。そのため作物が採れない冬には貴重な甘みのある食材として重宝された。大根と人参だけで作る紅白なますも彩りは十分だが、干し柿のオレンジ色と甘みが加わることでよりめでたさが増すとともに干し柿の甘みが引き立ちご馳走となったのだ。残念ながら現在では柿なますを食べる家庭が減っており、地元のグループがさまざまな活動を通して柿なますを広めようとしている。

4. 柿なますの作り方

柿なますは下処理さえ済ませてしまえば作り方は非常にシンプルだ。ここでは大根と人参、干し柿を使って作る方法を紹介する。まずは大根と人参は皮をむき、細切りまたは短冊切りにする。同じ大きさ、太さに切ったほうが盛り付けたときに見栄えがよい。大根と人参はそのままでは硬いため、塩水につけてしんなりとさせる。干し柿はヘタと種を取り除いたら同じく細切りまたは短冊切りにする。大根と人参が柔らかくなったら水気をしっかりと搾り、干し柿と混ぜ合わせる。酢と塩、砂糖で合わせ酢を作ったら、あとは和えるだけだ。和えてすぐに食べてもよいが、味をしっかりなじませたいならば少し漬けておくとよい。ちなみに合わせ酢は醤油などを加えて自分好みに調整して構わない。

5. 柿なますの食べ方

柿なますはおかずとして食べるというより、おせちのようにいろいろな料理を食べている最中に口直しとして食べるのがおすすめだ。さっぱりとした酸味のなかに干し柿の甘みが引き立つため、人によってはデザートのように感じるかもしれない。また、一般的に柿なますはハレの日に食べられる料理だが、彩りがきれいであるため食卓が味気ないときに作って出してもよいだろう。また弁当に入れれば、人参の赤や干し柿のオレンジが弁当全体を華やかにしてくれる。もし酢のにおいが苦手ならば柚子の皮や果汁を入れよう。柚子と酢は相性がよいうえに柚子のさわやかな香りが食欲を増進させてくれる。正月だけでなく普段の食卓にもぜひ柿なますを取り入れてみよう。

結論

白、赤、オレンジと彩りがきれいな柿なます。島根県では干し柿を使って作るのが一般的だ。干し柿は生柿よりも栄養価が高いため、栄養素をより多く摂ることができる。正月などハレの日に食べられることが多い柿なますだが、彩りがきれいなためぜひ普段の食卓でも出してみよう。
(写真出展)
農林水産省 うちの郷土料理 柿なます
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kakinamasu_shimane.html
この記事もCheck!
  

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ