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使いかけのホットケーキミックスに潜む危険とは?使い切りが基本!

使いかけのホットケーキミックスに潜む危険とは?使い切りが基本!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2020年9月15日

ホットケーキミックスは、コロナ禍の巣ごもり需要で売りあげがぐっと伸びた食品のひとつといえるだろう。そんなホットケーキミックス、一度で使いきれず保存するといったシーンも往々にしてあるだろう。実はその使いかけでの保存に大きな危険が潜んでいるらしい。今回は必ずおさえておきたい保存方法とその危険について学んでいこう。

  

1. ホットケーキミックスとは

ホットケーキミックスとは、その名の通り、ホットケーキを作るためのミックス粉である。実際にはホットケーキ以外にも、ドーナツやマフィンなど、さまざまなレシピに応用できる万能粉でもある。原材料の基本は、薄力粉、ベーキングパウダーなどの膨張剤、砂糖、塩。市販品には焼きあがりが美しくなる、香りがよい、調理しやすくするなどの理由から、植物油脂、乳化剤や、香料、カゼインNa、着色料などが配合されている。
ホットケーキミックスは自宅で作ることもできる。作り方は簡単で、基本の材料を混ぜるだけ。我が家ではしごいたバニラビーンズを入れて焼きあげることが多いが、バニラエッセンスなどを加えてもよいだろう。溶かしバターをプラスしてリッチに、リコッタチーズと卵白を使用して、ふわふわで口で溶ける仕上がりに、などアレンジも自在である。

2. ホットケーキミックスの使いかけに潜む危険

ホットケーキミックスは、そもそも使いかけに危険が潜んでいるといわれてきた。通称パンケーキシンドロームなどと呼ばれるもので、ホットケーキミックスにダニが混入して増殖、それを食すことで引き起こされるアレルギー症状のことだ。

危険は根深い

ホットケーキミックスをはじめとする市販のミックス粉には、ダニが好むにおいやアミノ酸などが含まれていることが多い。ダニはそれを餌にミックス粉内で繁殖するといわれている。何より怖いのは目視で判断できない場合が多いこと。さらに加熱したところでアレルゲンである死骸やフンがなくなるわけでもない。しかもダニアレルギーの人でなくとも、症状が出る場合があるというのだ。ダニの繁殖速度は非常に早く、約40日で成虫になり、産卵をするともいわれている。一度大量繁殖してしまったら、最後。もう捨てるしか道はないのである。

賞味期限のワナ

賞味期限内だから、という点だけで安全と判断するのは危険。使いかけの状態で、正しく保存をしていなかった場合は、ダニが入り込む可能性を捨てきることはできない。ダニが最も繁殖しやすいとされている高温多湿の状況になりがちなこれからの季節は、とくに注意が必要なのである。

3. ホットケーキミックスの正しい保存法

使いきりが基本

ホットケーキミックスは、個包装になっているものも多いので、一度で使いきれるサイズをチョイスするのがおすすめ。これなら神経質にならずに、美味しくホットケーキを楽しむことができる。

使いかけは...

大容量パックやどうしても使いかけになってしまったという場合は、清潔なガラス容器やプラスチック製のタッパーに移し替えて保存するのが正解だ。輪ゴムで口を閉じただけでは、ダニの入り込む隙間を封じることはできない。ふた付きの容器、少なくともジッパー付きの袋に移し替えるのがマスト!さらに常温保存では、ダニが繁殖する条件が整いやすい。食品庫ではなく、冷蔵庫に入れての保存が正解だ。

粉類は注意

ホットケーキミックスをはじめ、お好み焼き粉、もんじゃ焼き粉、加糖タイプのココアなども同じ理由で使いかけの状態で置いておくのは、注意が必要だ。

結論

薄力粉や片栗粉なども同じように、ダニの温床になる可能性がある。ホットケーキミックスに限らず、粉物は密閉容器に入れて、冷蔵庫保存、早めに使いきるのが鉄則。美味しいホットケーキを食べるためにも、注意が必要だ。
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  • 公開日:

    2020年7月11日

  • 更新日:

    2020年9月15日

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